市原市議会議員 小沢美佳です

市政や議会の報告、日々の活動や想いを綴ります。
一番身近な地方政治の面白さが、皆さんに伝わりますように・・・

市原に

2013-03-31 | 日々のあれこれ
戻ってきました!

受験から解放された三男坊と久々にじっくり向き合えたし、
田舎の親も想像していたよりも元気そうで、ちょっと安心しました。

明日から新年度が始まります。
また新たな気持ちで、さっそく早朝の姉ヶ崎駅でのチラシまきです(^^)/






「GAKUTO」松本市

2013-03-30 | 観光
結局、三男坊の強いリクエストで、国宝・松本城と重要文化財・旧開智学校へ行きました。
地元の人には身近すぎてあらためて行く場所でもないのですが、市原っ子の三男坊にはとても興味をそそるようで・・・。

松本城

やはり美しい・・・。

「中に入りたい!」と三男坊。
天守閣に入るのは何年ぶりだろう。。



最上階、天守6階からの景色




旧開智学校は、お城から歩いて10分ほど。



明治9年に建てられた、日本最古の小学校です。こちらも、美しいですね。

建物内部も、とても見ごたえがあります。





ノートと鉛筆ではなく、ミニ黒板でお勉強。


このエンゼルは有名です。


凝った彫刻も随所に見られます。



江戸時代末期、松本は全国で最も寺子屋が普及していた地域で、開智学校が開校した当時、児童の多さは全国でも稀なほどだったそうです。
また、建築費の7割は松本町民の寄付だったことからも、当時の松本の人々の教育への期待と熱意が感じられます。

私はこれまで知らなかったのですが、
松本市には、「三つのガクト」というキャッチフレーズがあるそうです。

一つ目は、北アルプスへのゲートシティーという意味での、「岳都」。
二つ目は、旧開智学校の例のように、市民の学問への意識が高いという意味での「学都」。
三つ目は、「サイトウ・キネン・フェスティバル」や「スズキメソード」など、市民レベルの音楽活動が盛んで、音楽のメッカであるという意味での「楽都」です。
う~ん、ナルホド。

市原市だって、松本市に負けず劣らず、貴重な歴史文化や素晴らしい風土を持っています。要はアピール次第なのでしょうね。
来年開かれる国際芸術祭がいいチャンスです。これが起爆剤となって、市原市がもともと持っている魅力が引き出されたら大成功。

そういう目で見ると、松本市の観光戦略には学ぶところがまだまだたくさんありそうです。

久しぶりに

2013-03-29 | 日々のあれこれ
松本市の実家に来ています。
三男坊も一緒です。

できれば、桜の咲いた松本城に行きたいと思っていたのですが、
こちらはまだ全然つぼみが固いのだそうで・・・ちょっとガッカリです。

一足先に来ていた妹と、明日はどこへ行こうかと思案中です。

市内に眠る五十六プロペラ

2013-03-29 | 平和


事務所のアートギャラリー、今月の展示は木製のプロペラです。
写真ではちょっとわかりにくいのですが、あの山本五十六の書が刻まれています。

これは、市原市神代の神社の天井にくくりつけられていたのを発見されたのですが、
もともと、市原市新生の住人が当時の軍に寄付をし、そのお礼に贈られたもので、
その方はさらにこのプロペラを海上小学校に寄付したのだそうです。

それがどういう経緯で神社の天井にくくりつけられることになったのか、
確たる証拠がないだけに、想像は膨らみます。

興味のある方はぜひ市民ネット事務所までいらして下さい・・・と言いたいところですが、
残念ながら29日までで展示は終了です。

プロペラの左側に刻まれた書「盡忠報國(じんちゅうほうこく)」の意味は、
「忠義を尽くして国の恩に報いる」。

市原市の戦争の歴史を今に伝えるこのプロペラ、
再び神社の屋根に眠らせるのではなく、もっと多くの市民、特に戦争を知らない子どもたちにの目に触れさせてあげたいものです。

ポスドク問題

2013-03-27 | 労働

写真は、本日事務所内で行われた、市民ネットのエネルギー政策説明会にて(^^)



「ポスドク問題」って、皆さんご存知ですか?

「ポスドク」とは、大学院で博士号(ドクター)の資格を取った後、非正規で研究職についている研究者のことです。
私もこれまで話には聞いていたのですが、
昨日ブログに書いた生活困窮者に関するフォーラムでもこの「ポスドク問題」の話題が出て、特に心に引っ掛かりました。

最高学歴を持つ人間の多くが雇用不安定で生活困窮者に・・・。
ちょっと信じられないと思われるかもしれませんが、実は日本では今、この高学歴ワーキングプアの増加も、大きな問題となっているのです。

1990年ごろ、政府が国際競争に打ち勝つために大学院重点化政策を打ち出し、大学院の定員が2倍、3倍に増えました。それにより大量のドクターが生まれ、当然のことながらその後の正規の就職先が非常に狭き門となってしまいました。
政府はあわてて非正規の研究者ポストを用意したのですが(「ポスドク1万人計画」)、どれも1年から3年、せいぜい5年の任期つき。
現在、若手研究者の多くがこのような不安定な労働環境の中で任期をつないでいくことに汲々としています。

大学の運営費交付金が毎年削られていく中、人件費に資金を回せず、大学の教員ポストは減り続けている。
企業も、グローバル化の中、守備範囲が狭いドクターは採用しづらい。

したがって、昨年の大学院博士課程修了者の進路統計では、非正規どころか何の職にも就けなかったドクターも約30%という数値が出ていますし、もっと悲惨なのは、「死亡・行方不明」の7%。
これは、高卒・大卒など他の教育機関修了者に比べて、ダントツに高い値なのだそうです。

この深刻な「ポスドク問題」、どうすれば解決につながるんでしょうか・・・。
いずれにしても「大学院はフリーター生産工場」などという言葉が生まれるような歪んだ日本の高等教育の放置は、国にとって大きな損失です。

金の切れ目が縁の切れ目

2013-03-26 | お知らせ
議会でアウトプットした後は、たっぷりインプットしなければ・・・ということで、
4月・5月は、できるだけ様々な勉強の機会を持ちたいと思っています。

昨日参加したフォーラム、
『生活困窮者に対する支援の本質を考える』も、非常に参考になりました。



パネリスト陣は、困窮者支援の現場で苦労しながらも独自の取り組みで着実に成果を上げている方々ばかり。
印象に残る言葉が、たくさん飛び交いました。

いくつか拾い出すと・・・

*生活困窮者への支援は、単なる自立支援では終わらない。人生支援と捉えよ。

*生活困窮は、経済的困窮と社会的孤立が複合化したもの。俗にいう「金の切れ目が縁の切れ目」は真実をついている。

*生活保護問題は、決して個人の特殊な問題ではなく、社会の問題。重い病や離婚、高齢化などをきっかけに、簡単に貧困スパイラルに陥るのが社会の現実。

*諸外国に比べ、日本の生活困窮者は困窮状態が固定化されがち。社会保障制度の入り口・出口、双方をもっと広げて、制度を流動化させることが必要。(利用しやすく、抜け出しやすいように)

*生活保護制度は、「治安」という側面を持ち、消費に与える影響も大きい。マクロな視点でとらえることが必要。


このほか、具体的な取り組みでは、滋賀県野洲市の取り組みが参考になりました。

障がい者、高齢者、母子家庭など、通常縦割りが常の相談窓口を一本化し、ワンストップで対応。
さらに、各課と連携して税金・水道料など役所に払うお金の滞納はもちろん、不動産会社とも連携して家賃滞納から相談・支援へとサービスにつなげています。
職員が自分の領域以外の仕事に関心を持ち、踏み込んで「おせっかい」する精神が大事、とのことでした。



私はちょうど先の議会で、子どもの貧困問題について取り上げました。

生活保護基準の引き下げが、子どもの就学のための援助費(修学旅行費、給食費、学用品費など)にも影響を与えることが懸念されます。これらの支給基準は、生活保護基準と連動した仕組みになっているのです。

貧困の世代間連鎖を食い止めるためにも、特に子どもへの対策はしっかり行わなければなりません。

世界にもし100通りの『平和』があったら

2013-03-24 | 平和

講師は、東ティモール、アフガニスタンなどで紛争処理を指揮し、現在は東京外語大で紛争予防・平和構築講座を担当する伊勢崎賢治教授。
もうお一方は、ベストセラー「世界がもし100人の村だったら」の再話を手掛けた池田香代子さん。



そして、東京外語大の学生たちによる、ゼミの成果発表もありました。

安部政権になって、国防軍創設や集団的自衛権の行使容認が現実味を帯びてきました。
憲法9条が掲げる「戦わない平和」は、「戦う平和」に比べて、果たして有効なのか。

そんなことを国際的な視点で見つめなおすために、
ゼミの学生たちが取り上げたのは、日本を含めた12カ国の学校の歴史や社会、道徳の教科書でした。
それぞれの国が戦争や植民地化などの歴史を経て確立してきた平和観の違いが、教科書に見事に表れていました。

まずは、私たち一人一人が、平和の多様性の認識をしっかりと持つことが第1歩のようです。


ディスカッションでは、学生さんたちと話す機会もありました。

「自分は個人として平和にどう関わっていったらいいのか?」と疑問を投げかける彼らに対し、
私は、こう言いました。
「自分なりの平和観を表現する手段の一つが、選挙です。
みんなはこれまで、立候補者がどんな平和観を持っているのかなんて、考えて投票したことはないでしょう?
次回は、そんなことをちょっと調べた上で投票するといいですよ」



私個人としては、もちろん「平和のための戦い」なんて有り得ないと思っています。戦いは戦いの連鎖を生むのみです。
伊勢崎教授が、紛争国に赴いて停戦交渉する際
「『日本は武力を持たない国』と相手から認識されていた事が、自分にとって非常にアドバンテージになった」
とのお話には、とても勇気づけられました。

ハコモノがあなたのまちを脅かす

2013-03-21 | お知らせ
講演会のお知らせです(^^)

4月20日(土)13時半より、県議山本友子主催で講演会『ハコモノが市の財政を脅かす』を企画しました。ちょっとコワいタイトルですが(笑)

昨年末に起きた築35年の中央道笹子トンネルの崩落事故は、衝撃的でした。
私も信州への里帰りの折に頻繁に利用していたので、報道に接した時は背筋が凍る思いでした。

高度経済成長期に集中整備された全国の公共施設の多くが老朽化し始めています。
莫大な維持管理費に加え、近い将来、これらを一斉に更新する時期がやってきます。
道路や上下水道などのライフラインは簡単に減らすことはできませんが、
私たちは人口減少社会とそれに伴う財政難の中、作りすぎたハコモノを持て余している状態なのです。
夕張市が財政破たんした理由はハコモノの重みに耐えきれなかったためですが、日本全国どの自治体も、他人ごとではありません。

しかし、多くの自治体では危機感を抱きながらも問題を先送りし、手をこまねいている状態です。
そんな中、神奈川県秦野市は、全国に先駆けてハコモノ削減をスタートさせました。
今回、秦野市の担当職員、志村高史氏をお招きし、その具体的な取り組みのお話を伺います。

実は、
私は1月に新宿の婦選会館で行われた研修会でこの秦野市の志村氏の講演を聞き、
それがきっかけでこの3月議会の一般質問でこの問題を取り上げました。
秦野市は現在、この公共施設再配置問題で全国自治体から熱い視線を浴びており、行政視察が殺到して「秦野詣で」状態なのだそうです。
今月発売された「週刊ダイヤモンド」にも、秦野市と志村氏の記事が特集で掲載されました。

良い機会ですので、ぜひ県内各地大勢のご参加をお待ちしています。
次世代に負担を押し付けないためにも、
議員、行政職員、市民、皆で一緒にこの問題を考えたいと思います。

志村氏の話術はとてもすばらしく、私もとても引き込まれました。
講演内容に関心がない方でも十分興味をひかれること請け合いです(^^)/

日時:4月20日(土)13時半~15時半
場所:サンプラザ市原 1階iスペース (五井駅西口直結 徒歩1分)
講師:志村 高史氏
    【秦野市政策部公共施設再配置課 課長補佐(兼教育部教育総務課複合施設計画担当主幹)】
    【地方自治体公民連携研究財団 客員研究員】

身近にある幸せを忘れないで

2013-03-12 | 子ども
今日は、午前中は事務所で部会会議。
今年行う活動決めで、面白そうな企画がいくつか決まりました。

午後は、南市原方面へ視察。
花粉症歴30年以上(!)の私にとって、この時期に屋外に長時間出るのは辛いのですが・・・。
でも実際にこの目で見て得るものには代え難いですね。

花粉と言えば、今年にわかにPM2.5という微小粒子状物質が問題になっています。
市原市では、平成23年から測定を開始していて、現在3か所で測定を行っています(4月からは更にもう1か所増)。
データは毎日HPで公表されていますので、気になる方は覗いてみてください。日によっては、環境基準値スレスレか超えている日もあります。
また、濃度が高くなる恐れのある場合には、午前9時ごろに市が防災行政無線や市の情報配信メールなどでお知らせするそうです。



さて、議会での出番が終わって一息ついて、
ふと気付いてみたら、下の息子二人の受験がいつの間にか終わっていました・・・。

昨日は、三男坊の卒業式。



ここまで本当に、あっという間でした。



在校生、卒業生それぞれのお別れの歌の合唱の素晴らしさ、
そして退場する時の卒業生一人一人の晴れ晴れとした笑顔が、とても印象に残りました。

昨日で東日本大震災からちょうど2年。
一瞬にして犠牲になった同じ年頃の子どもたちや、PM2.5よりも恐ろしい放射性物質によって今も不自由な生活を強いられている子どもたちを思うと、
こうして何事もなく仲間と卒業の日を迎えられたのは、実はとても幸せなことなんだという事に気付かされます。

卒業生たちには、どうか生かされた命を大切にして、身近にある幸せを忘れず今後の人生を歩んでいって欲しいと思います。

元気が出る!市民活動報告会

2013-03-11 | イベント
強い風に見舞われた昨日、
アイほっとにて「市民活動支援補助事業 活動報告会」が行われました。

市では、市民活動で地域に貢献している団体を毎年審査し、その活動に対して補助をしています。
報告会では、今年選ばれた8団体より、昨年7月から今年2月までの成果が発表されました。

例えば、
里山の環境保全活動、花壇の整備や清掃活動、健康な歯を守るための啓発活動など、
どの団体からも、活動に懸ける熱い思いや活動そのものを楽しんでいる様子、活動を通しての地域とのつながりなどがストレートに伝わってくる発表内容で、市原市も捨てたもんじゃないなと嬉しくなりました。

今回注目したのは、8団体中3団体が子育て関連で、特にそのうち2団体は子育て中のママたち自身が活動の中心を担っているということでした。
私が以前ブログで紹介した「市原子育て応援団」も、そのうちの一つです。
今回の発表のために、お子さんが寝ている早朝3時起きで準備したというエピソードには、脱帽してしまいました。

どの報告もたいへん素晴らしかっただけに、聴衆がとても少なかったのが、唯一残念な点でした。(私を含め、三人・・・(*_*))
強風で皆さん外出を控えたのでしょうか?

これから何か市民活動を始めてみたい!と考えている方はもちろん、そうでなくても、聞くだけでも元気が出てくる、そんな報告会です。
次回はぜひ多くの方に来ていただけたらと思います。


ところで、余談ですが。。
報告会の会場に選考委員として出席していらした市のK部長にご挨拶したら、

「オザワさん、議会質疑の時と今とでは、ぜんぜん顔つきが違う!」

と言われてしまいました(^_^;)
私、議会の緊張とプレッシャーで、相当顔が強張ってたみたいです・・・

皆さんの応援が励みになっています


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