市原市議会議員 小沢美佳です

市政や議会の報告、日々の活動や想いを綴ります。
一番身近な地方政治の面白さが、皆さんに伝わりますように・・・

内房総アートフェスで見つけた!

2024-05-07 | 観光
前回のブログではお薦めスポットをご紹介しましたが、
こちらもなかなか素敵な空間でした。

上総牛久駅・駅舎の天井


駅の右手にある「里山トイレ」

・・・の奥。ご紹介したいのは、こちら。

ご存じ小湊鐵道の車両ですが、
親子連れがスタスタと入っていくので、私たちも恐る恐る入ってみると・・・

ビックリ!読書コーナー!?


ここで自由にくつろいでいいんですか??
私が近くに住んでいたら通い詰めちゃうかも。

「一度こうして座席に寝そべりたかったのよね~」(森山)

あとで地元の方に確認すると、
小湊鐵道さんから使われなくなった車両をお借りして活用するプロジェクトがあるようで、
この日はちょうど試験的に開放していたのだそうです。

現代アートを巡った一日でしたが、けっきょく感動ポイントは別の所にあったわけで。
地域住民の日常の営みだったり、地元の歴史を感じさせるものだったり、
大自然と暮らしの調和だったり。

アートフェスがなければこうした出会いもなかったと言われれば、そうかもしれません。

感性は各々違いますから、興味がある方はぜひご自分で確かめて頂けたらと思います。
市の予算が約4億円投じられていることも念頭に置きながら・・・。
会期は5月26日までですよ~

旧里見小学校




旧月出小学校


内房総アートフェス 最も感動したアートは・・・

2024-05-06 | 観光
GW最終日。
森山さんや仲間達と「内房総アートフェス」で南市原を巡りました。
里山に点在する廃校や商店街の空き店舗に、現代アートが全部で60作品展示されています。

全て鑑賞することはできませんでしたが、訪れた中で最もお薦めのスポットをご紹介しましょう。
本当はあまり教えたくないのですが・・・

旧平三小学校


校舎内の各教室にあるアート作品たち。





でも、私たちが最も心動かされたのは、これら現代アート作品ではありません。

校舎を出て車に乗ろうとしたところで、地元の方に案内されたのが、こちら。

入り口の募金箱に入場料100円を入れ、階段(住民の方々の手作りだそうです)を降りると、
息を呑むほど美しい風景が広がっていました。


深い緑で覆われた空間と、静かな清流。養老川の源流だそうです。

夏には大勢の親子連れが訪れ、水遊びやバーベキューなどして過ごすとのこと。



右手には、これまた美しい素掘りのトンネルがありました。


明治22年。
学校が建てられる際に川に遮られて登校できない子ども達のために、
当時の住民がトンネルを掘って川の流れを変えたのだそうです。

この苔むした岩壁も、なんとも言えませんね・・・

地元の人々が子ども達のためにずっと大切に守ってきた場所。
そんなエピソードも含め、
仮に人の心を揺さぶるもの全てをアートと定義するのであれば、
こちらの場所が私の中でのナンバーワンでした。


内房総アートフェス 開幕!

2024-03-23 | 観光
一昨日、市議会定例会が閉会しました。
市民ネットは議案を一つ反対して、令和6年度当初予算案は賛成。
今回も何だかんだで消耗しました。。
また別の機会に分かりやすくご報告できればと思います。

さて、
今日3月23日、ついに『内房総アートフェス』が始まりました。


市原市では、
これまで3年おきに3回、里山を舞台に大規模な芸術祭(アート×ミックス)を開催してきましたが、
4回目となる今回、千葉県誕生150周年に合わせ、小林武史氏を総合プロデューサーに迎え、
木更津・君津市・袖ケ浦市・富津市と合わせた広域で開催します。

今日はオープニングセレモニーということで、まずは会場の木更津市・クルックフィールズへ。
その後、丸一日かけてバスで5市を周り、現代アートを鑑賞しました。
とにかく盛りだくさんなので、紹介は写真でザッと。(^^ゞ

木更津市・クルックフィールズ





セレモニーには報道陣が大勢詰めかけていました。
中央に熊谷知事、知事の向かって右隣に小林武史氏、左隣が小出市原市長。

袖ケ浦市・アクアラインなるほど館

袖ケ浦市・旧新藤家住宅
(旧家にランジェリー??)

市原市・旧里見小学校

君津市・八重原公民館

富津市・富津埋立記念館

駆け足での鑑賞でしたので、ほんの一部です。
何しろ5市にまたがっていますから・・・移動だけでも大変でした。

私個人の感想ですが、
例えば袖ケ浦市の旧家や君津市の公民館など、その建物自体に見応えがあったり、
富津市の海苔養殖の歴史に感銘を受けたり。
アートフェスを通して、その地域の風土に触れることができたことが最大の収穫でしたね。

アートフェスは5月26日まで開催。土日祝は様々なイベントも行われます。
パスポートは各種プレイガイドや公民館・コミュニティセンターでも発売されています。
ぜひお出かけ下さいね!
(何しろ市原市だけで約4億円の事業費ですので・・・)

(一社)観光協会に関する問題について 常任委員会で質問しました

2024-02-28 | 観光
今日は私が所属する市民経済常任委員会で、
(一社)観光協会の不適切な会計処理などの不祥事に関する質問を行いました。

観光協会の債務残高は1月時点で7000万円。対する預金残高は42万円。
基本財産はとっくに底をつき、それでも毎年1000万円の支出超過を継続。
さらには内部の職員による不正支出の疑いも浮上、R4年度分の使途不明金700万円。
現金出納帳はなく、実態と乖離した決算書を作成、などなど・・・

もちろん観光協会側のガバナンス・コンプライアンス欠如は明らかなのですが、
収入のほとんどが市からの補助金や委託料でしたから、
市の指導監督のあり方は厳しく問われなければなりません。
市はかなり以前からこのような状況をある程度知り得ていたわけで、
実際に観光協会は市に対し何度かSOSを発信していたにもかかわらず、市は何も手を打たなかった。
この結果責任は重いでしょう。

市の観光行政は、近年はほとんど観光協会任せが実態だったと思います。
今後はどうなっていくのか。
ここで観光協会を救って、これからも観光行政の中核を担ってもらうのか。
それとも解散(倒産)を認めて、市が自ら観光施策を構築し直すのか。
この点も確認したのですが、どうもスッキリしませんでした。

その他あれやこれやで、かなり発言時間を要しました。
数日後には録画が市HPにアップされますので、宜しければ。

会派室に戻ったとたん、さすがにドッと疲れが・・・。

チバニアン・月崎駅前トイレ視察2 月崎駅からてくてくと。

2024-01-12 | 観光
月崎駅に隣接して、「森ラジオステーション」があります。


もともと小湊鉄道の鉄道保線員の詰所だった小屋 を、
2014年に開催した芸術祭(アートミックス)の際に、アート作品の一環として甦らせました。
外観は山野草や苔で覆われていて、独特の世界観があります。
建物の中も、素朴で懐かしい雰囲気がいいですね。



森ラジオステーションを維持管理しておられる地元の団体「森遊会」の方に、
活動の経緯などお話を伺うことができました。


壁をふと見ると、なんと竹内涼真のサインが!
ドラマ等の撮影にも使われているのだそうです。

電車がやってきました。
なぜか毎回カメラを構えてしまう。。不思議な魅力がありますね。



折角なので、チバニアンまで歩いて行くことにしました。
道が全く分からなくても、こんな風に要所要所に緑の標柱があるので、
全く迷わずにスムーズに行くことができます。


途中で線路を渡って、てくてくと30分。
何でもない里山の風景ですが・・・めちゃめちゃ癒やされました。




月崎駅からの徒歩ルート、おすすめです。


チバニアンの現地はこれまで何度かご紹介してきたので、今回はあえて省略して・・・

令和9年の完成を目指す「(仮称)チバニアンガイダンス施設」や周辺の園路などの
整備予定地にも行ってみました。
県道からすぐ入れる位置にあるので、車で楽にたどり着くことができます。



ガイダンス施設の設計は、かの有名な(株)隈研吾建築都市設計事務所です。
予算は今のところ、施設・園路などの設計工事合わせてざっくり20億円くらい。
現在はまだこんな感じでイメージが沸きませんが、
いつまでも市民に愛され、訪れた人々に喜んで頂けるような施設になる事を願っています。

チバニアン・月崎駅前トイレ視察

2024-01-11 | 観光
暮れも押し迫った12月28日、市から
「小湊鐵道月崎駅前に新しいトイレができました」との連絡があったので、
先日、森山さんと現地を確認してきました。

月崎駅は、あのチバニアンの最寄り駅。

駅の手前にトイレが2カ所並んで設置されていました。


左側が以前からあった一人用トイレ。これまでこの1カ所のみでした。


こちらはスロープや手すり、オストメイト用設備が取り付けられ、
バリアフリートイレにリニューアルされていました。


そしてこちらがその隣に新しく設置されたトイレ。
女性用3基、男性用2基(大1基、小1基)でした。

特にチバニアンが地質年代境界の国際基準地(GSSP)として認められて以来、
ここを訪れる観光客も増えました。
今までトイレが1基のみでは相当困った状態だったと思いますが、これで一安心。
(奇をてらったデザイナーズトイレでない点も良し!)


養老渓谷視察 番外編・衝撃のトイレ

2023-10-15 | 観光
台風13号で被災した養老渓谷は、市原市と大多喜町にまたがる景勝地です。
11月下旬から12月上旬には、関東で最も遅いと言われる美しい紅葉を楽しむために、
多くの観光客が訪れます。

旅館「喜代元」さんはちょうど市境に建っているのですが、
その直ぐ側の広場(駐車場)に、市が管理する公衆トイレがありました。



近くにいた方に話を伺うと、どうもトイレの清掃がほとんど行われていないようで、
観光客も使いたがらず、
隣の大多喜町の公衆トイレや「喜代元」さんのトイレをお借りすることも多いのだそうです。

恐る恐る中を覗くと・・・
全部写すとアレなので、一部だけ。


これは相当ひどいですね。しかも和式しかない。
特に女性は、使用をためらうのも無理はない。。

トイレと言えば市原市は、
飯給駅の「世界一大きいトイレ」や上総牛久駅の「里山トイレ」など、
著名な建築家が設計した立派なトイレをいくつか設置しましたが、
何か本当に大事なことを後回しにしているようで、恥ずかしくなりました。

デザイナーズトイレじゃなくても良いんです。普通のトイレで。
せめてきちんと手入れをして、おもてなしの心を表して欲しいものです。

上総いちはら国府祭り

2023-10-02 | 観光
二日間にわたって行われた上総いちはら国府祭り。
市民の皆さん、行かれましたか?

10日ぐらい前だったか、近所を歩いていたら、高校生の集団がすれ違いざまに
「国府祭り行くか?」みたいな会話を楽しげにしているのが聞こえて、
何だか嬉しくなってしまいました。

4年ぶり第10回目の開催、そして市制施行60周年という、いろんな節目が重なっての開催。
特別イベントの一つとして、初日夜の『エン ライブパフォーマンス』がありました。
小林武史プロデューサー率いるクリエイター集団によるパフォーマンス。
公園広場に大がかりな舞台装置が造られて、観客は芝生に座って鑑賞。



一番の見所は、やっぱりこのドローンショーでしたね。


花火の「ナイアガラ」や流星群みたいな感じで、わ~っと舞い降りてきた光の粒が圧巻でした。




(コントロールの技術、すごいんだろうなぁ・・・)

一方で、こんな立場ですから、ただ「凄い!」と感動しているだけではなくて
色々と考えてしまいます。
いちはら国府祭り、通常は一回約2,500万円くらい予算がかかるのですが、
今回は倍以上の5,800万円。

これまで職員が大勢駆り出されていた業務を委託に出して負担軽減を図ったとのことなので、
そういった取り組みはとても良いと思います。
その他、お金の流れについてはしっかり検証しなければならないと思っています。

(公費が投じられていると思うと単純に楽む事ができない悲しい性・・・)

「百年後芸術祭」企画発表

2023-08-28 | 観光
今日は、ここ青葉の森公園芸術文化ホールで開催された
千葉県誕生150周年記念事業『百年後芸術祭』の企画発表会に行ってきました。



総合プロデューサーは小林武史氏(ミスチルのプロデュース等で著名な音楽プロデューサー)。
木更津のクルックフィールズの代表も務めてらっしゃいますね。
そして、総合ディレクターは北川フラム氏。
市原市の芸術祭「アート×ミックス」を手がけてこられました。

県内でアートによる地域作りに関わってこられたお二人がタッグを組み、
今年後半から来年前半にかけて、県内各地にフィールドを広げてイベントが繰り広げられます。

百年後も残したいもの、残したくないもの。
共に考え表現することで、百年後の未来を創る場としたい・・・というコンセプトのようです。

今日の発表会では、小林氏、北川氏、熊谷知事や関係する各自治体の首長等が登壇して、
各々の芸術祭への想いや地元のPRなどが語られました。

最後のフォトセッションにて。前列中央が熊谷知事と小林武史氏。
市原市からは、就任したばかりの稲垣副市長が登壇されました。写真前列向かって一番左です。


市原市は、9月30日と10月1日に行われる上総いちはら国府祭りで、
小林武史さんプロデュースによるパフォーマンス等が繰り広げられるようです。
(あと1ヶ月に迫っているけど・・・準備や宣伝は大丈夫なのかな?)

それから、来年春には「アート×ミックス2024」として、
南部の里山を舞台にまたアート作品が展示されるようです。

今日の企画発表を聞いても、
全体的にどんなイベントになるのか、どんな点が特別で新しいのか、
まだ今ひとつイメージが沸かなかったというのが正直な感想ですが・・・
私としては、お金の流れや周辺自治体との連携のあり方なども気になるところです。

青葉の森公園


菜の花を行くトロッコで

2023-01-27 | 観光
昨日の「プレバト!!」見ましたか?
私も大好きな番組なんですが、
今回はなんと、小湊鐵道の写真に添えるための俳句(写真俳句)を競うという趣向だったんですね~


(小湊鐵道のHPより)

で、優勝は立川志らくさんのこの句でした。
「忘れ物を 探しに 菜の花を行く」

ノスタルジックですね~~
俳人の夏井いつきさんのこの解説にも、じ~んときました。

人間、大なり小なり「何かを喪失した」想いがある
トロッコの旅は人生の忘れ物を探す旅

この番組を見て、小湊鐵道に乗って旅をしたい!と思う人がきっと大勢現れるはず。
かくいう私も、だいぶ忘れ物をしていますから・・・


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