市原市議会議員 小沢美佳です

市政や議会の報告、日々の活動や想いを綴ります。
一番身近な地方政治の面白さが、皆さんに伝わりますように・・・

明日からのために 岡村由美子さんのこと

2012-07-29 | 日々のあれこれ
岡村由美子さんは、私にとって頼りになる先輩議員であるという前に、
この世で最も心がつながっていた親友であり、最も尊敬する同世代の女性でもありました。

彼女は今日29日、ご遺族に見守られ荼毘に付されました。




7月24日、仕事を終えた私は、夕方6時過ぎに彼女の自宅を訪ねました。
ダイニングルームの端に置かれたベッドの上に、岡村さんはいつものように横たわっていました。

でも、その日の彼女は、もうろうとした意識の中で途切れ途切れに深い息をするばかりでした。
ついこの間まで、私が顔を見せると、
「ああ小沢さん、忙しいのにわざわざありがとね」と笑いかけてくれていたのに。

それでも、ご主人が、「小沢さんだよ、小沢さんが来てくれたよ」と話しかけると、
岡村さんは、一生懸命目を開いて私を見ようとしてくれました。
そして、振り絞るように、「ありがとう」と言ってくれました。
私は、岡村さんの手を取って「よく頑張ったね」としか答えられませんでした。

それが、最後の会話でした。
それから約12時間後の翌25日の朝、岡村さんは眠るように静かに息を引き取りました。




私と岡村さんは、幼稚園のママ仲間として出会いました。もう13年前になるでしょうか。
その頃の私は、自閉症で動きの激しい長男が毎日のように行方不明になるうえ、さらに弟二人の育児も重なり、体力的にも精神的にも一番参っていた時期でした。

子育てに自身がなくなりそうになったとき、周りの理解を得られず悔しい思いをしたとき、
いつも岡村さんは、
「小沢さんは間違ってないよ。大丈夫よ」と言って私を励ましてくれました。
二人で長男のチラシを作って、ご迷惑をかけた近所中に配り歩いたこともありました。

岡村さんがいてくれなかったら、あの時期を乗り越えることはできなかった。本当に慈悲深い女性でした。




二人とも子育てが落ち着いて働くようになってからも、忙しい合間を縫っては会って食事をしたり、買い物をしたり。
いいことも、悪いことも、他の人には(身内にも)話せないことも、互いに何でも話をしてきました。
私が岡村さんの後を追って議員になってからも、その関係は全く色あせることはありませんでした。

乳癌が見つかった時も、岡村さんはすぐに私に打ち明けてくれました。
その頃の彼女は、病院で医者の意見を聞いたり、癌の経験者に尋ねたり、本やインターネットで調べるなど、自身が納得できる治療法を必死で模索していました。

そして、最終的に下した結論が、
「外科手術も化学療法も放射線療法も一切受けず、人間が本来備わっている治癒力を高めながら、癌と戦うのではなく、癌と共存しながら生き抜いていく」
というものでした。

彼女の壮絶な決意に異を唱える理由は、私にはありませんでした。


岡村さんは、その信念を最後まで曲げず、一日も入院することなく、ぎりぎりまで議員の仕事を全うしました。
彼女ほど自分の人生に対し真摯に向き合った人を、私は知りません。




岡村さん

目を閉じると、岡村さんが優しく微笑んでいる姿が目に浮かびます。
私はまだあなたがこの世にいないことを受け止めることができません。

天国に行っても、昔のように
「小沢さんは間違ってないよ。大丈夫よ」と言って励ましてくれますか?

私は明日から、前を向いて歩いていかなければなりません。

エコセメントと再生可能エネルギー

2012-07-24 | エネルギー
今日は、経済環境常任員会の視察で八幡の臨海工業地帯へ行ってきました。


まずは、市原エコセメント株式会社。


同社は、都市ゴミの焼却灰を県内の自治体から引き取ってセメントにリサイクルする事業を行っていましたが、昨年11月、排水から当時の基準を超える放射能が検出され操業停止となり、現在もその状態が続いています。
この汚染水は、エコセメントを作る際に出る煤塵から、さらに重金属を取り除く行程によって排出されたものです。

この問題に関しては、以前何度かブログでも取り上げました。
市原市では、それまで同社に依頼していた分の焼却灰を、現在は平蔵一般廃棄物最終処分場に埋立てることで何とかしのいでいます。
しかし、県内で何とかなっているのは市原市と千葉市ぐらいなもので、他自治体ではフレコンバックなどに詰めて仮置きしたままの状態なのだそうです。
埋め立てる場所はなく、リサイクル処理も現在不可能。
全国的にも、「千葉県は放射能のホットスポット地域」という認識が根強くあって、県外の処理業者もなかなか引き受けたがらない。
引き受けてもらったとしても、高額な費用を要求される。

そんなわけで実は、全国でも千葉県が最も「焼却灰の処理に困っている県」なのだそうです。

従って、一刻も早く操業を再開させようと、同社ではまず排水のゼオライト処理を検討しました。ゼオライトは、放射性物質を吸着する性質を持っています。
しかし、ゼオライトが高額なことと、使用後の汚染ゼオライトの処分はどうするんだ?ということになり、断念。
現在、別の方法(重金属は回収せず煤塵のままで一時保管し、国に処分してもらう)を県と審議中です。
一刻も早い事業再開が待たれます。


次に訪れたのは、三井造船(株)千葉事業所です。

入口のロビーには、見事な船の模型が・・・。


こちらでは、敷地内で行われているバイオマス発電と風力発電の事業について説明を受けました。

こちらが、市原グリーン電力(株)のバイオマス発電プラント。


燃料は、木チップとRPF(廃プラスチックや紙くずのチップ)。毎日60台のトラックによって運ばれています。

この状態のトラックが・・・



あれよあれよという間に傾いていきます。こんなに大胆な方法で燃料を流し込んでいたとは!(+o+)

そしてこちらは発電風車です。

羽根の直径は70メートルです。そばで見るとやっぱり大きい!


バイオマス発電は49900キロワット。風力は1500キロワットです。
どちらも自家発電ではなく、100%東電に売電しているそうです。




今月1日から再生可能エネルギー固定価格買い取り制度が始まりました。
この仕組みが、どの程度再生可能エネルギーへのエネルギーシフトの後押しになるのでしょうか。説明してくださった職員の皆さんも、少なくとも現時点では再生可能エネルギー拡大の流れが加速しているという実感を、あまり持っていないように私は感じました。

もっとも、福島の事故から16か月以上も経つのに、まだ将来の原発依存度は0%か15か25か、なんて言っている段階です。
どうして覚悟を決めないのでしょう?まだしがみ付いていたいのでしょうか?

市原エコセメント(株)社長が、
「人体に有害な物質でも、ダイオキシンは分解させることができるし、重金属は回収してリサイクルする技術がある。でも、放射性物質だけはどうしようもないんです」
と繰り返しおっしゃっていたのが、とても印象的でした。

視察で北海道へ。

2012-07-21 | 防災
久しぶりのブログです。
特別委員会(災害に強い市原のまちづくりに関する調査特別委員会)の視察で、北海道に行ってきました。
3日間の報告を、駈け足で。


一日目は函館市。

市役所にて、総務課の職員の方から地域防災計画の見直しについて説明を受けました。
計画の改定に当たっては、国や道の計画の改定を待たずに市独自でできる部分から早急に見直しに着手しました。
東日本大震災の際は、函館市でも函館駅からベイエリア周辺では津波による浸水被害を受けたそうです。そのことを踏まえ、避難が困難とされる地域の避難ビルとしてホテル5か所と港湾庁舎を確保しました。また、緊急の場合、市街地以外の旧町村地区の各支所長に避難勧告や指示等、市長の権限を代理行使できるようにしたことも、特筆すべきことです。

二日目は、苫小牧市。

苫小牧市では平成15年の十勝沖地震の際、二度にわたりタンク火災事故が起きています。
その時の詳しい状況やその後の対策について、消防本部保安課の職員の方からお話を伺いました。
そのあとは、苫小牧港管理組合の方の案内で港を見学しました。

下の写真は、苫小牧西港区です。
昭和26年に砂浜を掘り込む港づくりが始まり、昭和38年に第1船を迎えました。北日本最大の港湾です。


港に面した公園。
公園の設置にあたっては業界内で反対の声があったそうですが、市民の憩いの場としてとても親しまれているのだそうです。


記念写真を撮ってもらったのですが、潮風で髪があおられて顔が見えません・・・(T_T)



三日目は、千歳市です。

千歳市では、道内でも珍しい防災学習交流施設を訪ねました。
市民やボランティア、防災関係機関などが防災学習や訓練を行うことができる総合施設で、災害時には災害対策の拠点となります。
説明を受けている間、すぐ脇の道路をひっきりなしに自衛隊の装甲車が爆音を立てて通り過ぎていきました。
市内には3つの自衛隊基地があり、隊員や家族などで人口の約3割を占めるのだそうです。

こちらが千歳市の防災学習交流施設、「そなえーる」。


折りたたみ式のヘルメットをかぶっているのは、田尻議員。とってもよくお似合いです(^_^;)


私もかぶってみたりして。


こちらは、地震体験コーナー。
震度ごとの揺れや、阪神淡路大震災や新潟中越地震など、過去の大震災の揺れを体験することができます。


火災による煙からの避難も体験しました。




三日間とも天候に恵まれ、有意義な視察でした。
桑原危機管理監、勝地消防局長にもご同行いただいたので、今後連携して市原市の防災力向上に取り組みたいと思います。

「事業仕分け」初体験。

2012-07-15 | イベント
「東京財団週末学校」は、市区町村の職員に対し、非常にレベルの高い研修プログラムを提供している団体です。
今日は、一般公開プログラム「模擬事業仕分け」が行われると聞き、参加してきました。

事業仕分けは、民主党政権になって国政レベルで実施された様子がマスコミでも大きく取り上げられたので、なんとなくイメージはわかりますよね。

今回は、週末学校の研修生の皆さんが、それぞれ市区町村で行われている事業の説明者仕分け人になって質疑応答する様子を私たち市民判定人が傍聴し、
●不要または凍結
●国・県など広域が実施すべき
●要改善(見直し、一部廃止など)
●現行通りまたは拡充
の4パターンのうちいずれか判定を下す、という趣向でした。
参加者はそれぞれ4グループに分かれ、実際に行われている事業が計8つ、仕分けられました。

その時の様子です。


前方のテーブルに説明者と仕分け人たちが座っていています。後ろでそのやり取りを聞いているのが、私たち「市民判定人」です。

模擬事業仕分けのあとは、全体会での講評・質疑応答が行われました。
3連休の初日にも関わらず、全国津々浦々から参加者が集まりました。



今回の体験は、事業仕分けの具体的な手法を学ぶことができたと同時に、
行政マンがどんな考えで事業を計画し実行しているのか、また、議員として事業を評価するポイントはどこかなどの点が明確になるなど、非常に収穫の多いものでした。
それと、とにかく純粋に面白かった♪

昨年までにすでに全国91自治体で実施されているこの事業仕分け、なんと日本で考え出された仕組みなのだそうです。
事業仕分けは、単に予算の無駄を削減するための手段ではありません
公開の場で評価を行うことによって、行政の意識が高まるのはもちろんのこと、住民側の当事者意識・納税者意識も高まります。

この素晴らしい仕組みを、何とか市原市で議会主導で取り入れることはできないものか・・・
と、帰りの電車の中でずっと考え込んでしまった私なのでした(^^)

節電について

2012-07-09 | エネルギー
今日は早朝6時半から姉ヶ崎駅に立ち、議会速報のチラシ撒き。
暑くも寒くもなくて、一番いい時季ですね♪
「おはよう」と挨拶を返して下さった方、チラシを受け取ってくださった方、本当に有難うございました(^^)

今後の予定は、11日に五井駅、17日に八幡宿駅です。



さて、午前中は事務所にて「暮らしの中の放射能を考える会」による座談会が行われました。
今回は、脱原発への布石として、7月1日よりスタートした再生可能エネルギー固定価格買い取り制度や、メンバーのFさん宅(年老いた母と妻との3人暮らし)の電力料金月2千円台の日常生活などが話題となりました。

日本は戦後から現在に至るまでひたすら利便性や効率性を追い続け、結果として世界でもトップクラスの電力消費型社会となってしまいました。
節電というと、とかく話題は今日のように個人レベルの我慢や工夫の問題になってしまいがちですが、
それ以前に、日本全体がこんな社会構造や価値観のままでは、いくら個人の努力を促しても根本的な解決にはほど遠いのでは・・・という意見が出され、なるほどと思いました。

駅の改札口はほとんどが自動化され、まちを歩けば至る所にある自動販売機、24時間営業のコンビニ・・・
政府も、私たち国民も、当たり前のように享受してきたこの便利な生活スタイルを見直す覚悟を、果たして持つことができるのでしょうか?

消防操法大会

2012-07-08 | 防災
今日は早朝から本格的な雨が降り冷たい風も吹く中、第45回市原市消防操法大会が行われました。



ところで皆さん、「消防ソーホー」って、何のことか知ってますか?
恥ずかしながら私、ついこの間まで全く知らなかったんです・・・。

「消防操法」とは消防団の訓練形式のことで、ポンプからホースを引き出して給水し、火災に見立てた的に当てるという、一連の基本的な動きを指します。
大会では、市内7地区の消防団から選ばれたチーム(1チーム4人編成)が審査員の前で1チーずつ演技し、動作の正確さや速さを競います。
決まった型を無駄なく美しくこなすという点では、動と静の違いはありますが、ちょっと茶道に通じるものがあるような気がしました。



より正確に、より美しく、そして1秒でも早く。ものすごい緊張感が伝わってきます。
出場選手はじめ消防団の皆さんは、この日のためにどれだけ練習を積んだことでしょう。
昨年は震災のため大会は行われなかったとのことですが、
それだけに、地域防災を担う消防団の重要性が再認識され、今年は団員の皆さんの使命感も一層高まっていることと思います。


審査結果が出るまで、ちはら台のよさこい踊りチーム「舞ちはら」の皆さんによる演舞が披露されました。
このとき雨はいっそう激しさを増していたのですが、なんのその。
元気いっぱい、笑顔いっぱいの素晴らしい舞でした。




飛び入り参加のちいちゃい子供たちがカワイイ~(*^_^*)

結果発表。今年の優勝は姉崎支団第8分団でした。


とても7月とは思えないほどの、震えるような寒さの中で行われた消防操法大会でしたが、
そこは消防・救急フェチ(?)の私、団員の皆さんのキビキビとした動きに目を奪われ、心はすっかり熱くなっておりました(^_^;)

市原市の防災の足元を支える消防団の存在を、改めて頼もしく感じた日でもありました。

くすりのはなし ジェネリック医薬品

2012-07-07 | くすり
先日閉会した6月議会で、国民健康保険について取り上げました。
国保は、定年退職などによる無職者や低所得者が加入者の多くを占めています。
低い収納率に加え、国庫負担割合の低下も相まって、国保会計は全国どこも赤字に苦しんでいます。
このことを背景に、私は今議会で、
・市の収納対策について ・被保険者資格証明書について ・都道府県単位化について
の3点に関し、質問しました。

ところで、今回は触れませんでしたが、国保会計が赤字となるもう一つの原因に、医療費の増大があります。
その対策として国が積極的に推進しているのが、ジェネリック医薬品の利用です。

ジェネリック医薬品(後発医薬品)は、先発医薬品(新薬)の特許が切れた後に他メーカーから販売される薬で、価格は先発に比べて2割から6割低く抑えられています。
現在普及率は約20%ほどですが、これがもっと普及すれば医療費が抑えられ、個人のお財布にも優しいし、国保財政も安定化に向かうというわけです。
従って、保険者の中には、被保険者に対し、服用中の薬をジェネリック医薬品に変えた場合の削減額を計算した結果を通知して、変更を促しているところもあります。

でも、ジェネリックは確かに先発品と有効成分は同じなのですが、例えばコーティング剤や賦形剤などの有効成分以外の成分は同じではありませんし、製法も各メーカーによって違います。
それから、薬に関するデータの保有、医師や薬剤師への情報提供サービス、医療機関への供給体制などは、先発メーカーの方が明らかに充実しています。
先発メーカーはそれだけ研究開発にお金を投じているのですから、当たり前なのですが。
そして、実際に医療現場では、ジェネリックに変えたら効かなくなったり逆によく効くようになったりして、「やっぱり先発とジェネリックは必ずしも同じではない」という実感を、多くの医師や薬剤師が持っているようです。

風邪薬など、それほど影響がない種類の薬は神経質になる必要はないでしょうが、
例えば抗てんかん、抗不整脈、抗精神などのデリケートな薬は、変更する際は慎重に行った方がいいと思います。

とはいうものの、やっぱり薬の値段が安くなるのは嬉しい事です。
薬を処方されたら、医師や薬剤師にジェネリックについて問い合わせるのは非常にいいことです。相談しながら賢く選ぶということにつきます。


それから、ジェネリック医薬品については、こんな選び方もあります。

患者さんの中には、錠剤が大きくて呑み込めないからと、飲む前に二つに割ったり、口の中で噛み砕いてしまうという方がたまに見受けられます。
でも、薬の成分によっては光や胃酸で分解してしまったり、コーティングが壊れることで吸収速度が大きく異なってしまう場合が多いので、ぜひそのまま飲み込んでほしいのです。
とはいっても、どうしても呑み込めない場合、どうしたらいいのでしょうか。
ひとつは、粉剤やドライシロップなど、別の剤形に変えてもらうという方法がありますが、錠剤よりも粉剤の方が一般的にお値段が高くなるというデメリットがあります。
そこで、ジェネリック医薬品の登場です。
ジェネリック医薬品の中には、種類によっては先発品に比べて粒が小さい製品があります。
こちらに変えれば、飲み込みやすくなるばかりかお値段も安くなって、一石二鳥です。


いずれにせよ、
医薬品は自身の身体に入って大なり小なり作用するものなのですから、遠慮せずにどんどん医師や薬剤師に相談することです。自己管理の基本ですね。

公害対策のキーワードは「パートナーシップ」

2012-07-06 | 環境
千葉市きぼーるにて行われた勉強会、
地域との関わりによる公害防止の取り組み」に参加しました。



 
主催は、ちば環境情報センター
以前ブログでも取り上げた、ちば市民放射能測定室「しらベル」を運営しているNPOです。

このほど、このちば環境情報センターが、千葉市の団体「アトリエマザリー」との共同で応募した環境省への政策提言が、優秀に準ずる賞を受賞しました。
「アトリエマザリー」は、製鉄企業による粉じん公害問題に対し、対立ではなく、コミュニケーションによって解決につなげる活動を行っている、子育て中のお母さん達による団体です。
今回の勉強会は、そのご縁で環境省から水・大気環境局の辻脇基成さんが講師として招かれ、
このほど同省より発表された「新しい地域パートナーシップによる公害防止取り組み指針」について、お話がありました。


相手を攻め、批判し、追い詰めても、解決どころかかえって問題がこじれることが多いものです。
環境問題という利害関係が最もはっきりと現れる課題に対し、「対立」ではなく「協調」という概念で解決するという取り組み、とても共感しました。
私も大いに習いたいと思います。

写真は、「アトリエマザリー」代表の土井さんと、講師の辻脇さん。



子育てしながら、これだけの活動を気負わずにさらりとこなしてしまう土井さん。
そのパワーは、いったいどこから湧いてくるのでしょうか?

メディア・リテラシー

2012-07-04 | お知らせ
この間のブログで、3つの広報紙の編集を掛け持ちしていると書きましたが、、

そのうちのひとつ、「市民ネットワーク千葉県」の広報紙が完成しました!

タブロイド版で全4ページ。
一面記事「あなたの新聞はどう報じたか」では、
5月5日の泊原発3号機停止により国内の全原発が停止状態となったことについて、翌日の各新聞朝刊がどう取り上げているかを比較しながら、
「情報メディアを読み解く力」(メディア・リテラシー)の大切さを説いています。

例えば、原発反対の姿勢が最も明確で、一般市民の声を多く載せていた東京新聞。そしてその対極にある産経新聞。
普段どの新聞を購読しているかによって、いつの間にか自分の価値観や考え方が左右されてしまっている・・・。
この傾向は、世界の中でも日本人に特に強いようです。
今回調べて一番意外だったのは、世界の新聞発行部数の上位5位を、日本の新聞が占めているという事実でした。
その背景には、日本独自の戸配システムがあるようです。

実は、この一面記事は、私と木更津ネットの田中さんの、フレッシュ新人議員コンビが担当しました♪
いちはら市民ネットの広報紙のようにポストインをしないので部数は少ないのですが、
もし手にすることがありましたらぜひじっくりと目を通してみて下さいね!

イラストはもちろん、我がいちはらネットの山本友子県議がサラサラと描いてます(^^)


さて明日、
今度はいちはら市民ネットの広報紙の編集に取り掛かります!

子育て応援団

2012-07-02 | 子ども
市原子育て応援団」は、
「市原市で、安心して楽しく子育てしたい」という思いを持った子育て中の若いお母さん方が中心になって、子育てに関する情報を発信したり、イベントを開催するなど、とても精力的に活動している団体です。
その活動の中身は、彼女たちが提案した事業が今年度市の市民活動補助事業に選定されたことからも、大変充実しているということが伺えます。

今日はそんな「市原子育て応援団」のメンバーの皆さんと一緒に、子ども福祉課を訪ねました。
子育て支援ワンストップセンターの設置や、市ホームページの子育て情報の充実など、子育ての現役ならではの具体的な意見や提案が次々と出され、私もとても刺激を受けました。

子育て中は、ちょっとしたことで落ち込んだり不安になったり、迷ったり。
そんな時、身近な地域に何かしらの繋がりや居場所があることで、ずいぶん気持ちが楽になるものです。
子供と一緒に気兼ねなく集える場所、子供を安心して預けられる場所、情報交換できる場所・・・。

残念ながら市原市は、まだまだ若いお母さんたちにとって子育てしやすいまちとは言えません。
でも、今日のように明るく前向きに頑張っているお母さんたちの力があれば、必ずよい方向へ進むと思います。

行政もそんな市民の力をもっともっと活用して欲しいものです。


「市原子育て応援団」HP  http://www.ichihara-kosodate.net/index.html

皆さんの応援が励みになっています


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