市原市議会議員 小沢美佳です

市政や議会の報告、日々の活動や想いを綴ります。
一番身近な地方政治の面白さが、皆さんに伝わりますように・・・

市原市の子育ち支援の行方は

2023-01-31 | 子ども
市の『いちはらっこの子育ち支援会議』を傍聴しました。

委員は市内の保育・教育・福祉に関わるあらゆる団体から構成されています。
この日の議題はわかりやすく言うと、
「保育施設や子育てサービスの受容と供給のバランスはちょうど良いか?」
「今の事業計画をどう見直すか?」
ということについて。

一時期騒がれた待機児童問題はもうほとんど解消されているので、
次は保育の質そのものをどうあげていくか、
またこれまで見過ごされてきた問題にいかに焦点を当てていくか、
行政には、そんな柔軟な対応力が求められますね。

例えば、
知的障害があるシングルマザーといった複合的な問題を抱えた家庭に、なかなか対応できていない。
これからどうやって支えていけば良いのか。
保育の部署だけでは無理でしょう。
委員からは
「役所はいまだに縦割りで、他部署と情報共有すらできていない。
以前から何度も訴えているのに・・・」
・・・そんな悲鳴にも似た厳しいご指摘も飛び出しました。

一時預かりの申し込みも、未だにいちいち指定された時間に並んでくじ引きをしている。
アプリで手軽に申し込むことができる自治体もあるのに・・・。

学童保育の支援員さんも高齢化していて、様々なニーズに応えたくても応えられない。
処遇の問題で、若い人材がなかなか定着しない。

また、
フリースクールなど不登校の子ども達のための居場所の確保など、
国からも次々と新たな課題が降りてきている。

本当に、メモが追いつかないほど様々な問題提起がありました。
行政は、これら現場の声を丁寧に聞き取って、
聞いて終わりではなく、一つずつで良いので着実に仕組みの中に落とし込んでいって欲しい。

私も、2月議会の一般質問で保育の問題について取り上げようと思っています。


Esi GrünhagenによるPixabayから


菜の花を行くトロッコで

2023-01-27 | 観光
昨日の「プレバト!!」見ましたか?
私も大好きな番組なんですが、
今回はなんと、小湊鐵道の写真に添えるための俳句(写真俳句)を競うという趣向だったんですね~


(小湊鐵道のHPより)

で、優勝は立川志らくさんのこの句でした。
「忘れ物を 探しに 菜の花を行く」

ノスタルジックですね~~
俳人の夏井いつきさんのこの解説にも、じ~んときました。

人間、大なり小なり「何かを喪失した」想いがある
トロッコの旅は人生の忘れ物を探す旅

この番組を見て、小湊鐵道に乗って旅をしたい!と思う人がきっと大勢現れるはず。
かくいう私も、だいぶ忘れ物をしていますから・・・


不登校カフェ第2弾 開催しました

2023-01-26 | 教育
朝、寄せ植えの花が凍って縮れていました。
じょうろの中に残っていた水も立派に凍っているし・・・。
皆さま暖かくして過ごして下さいね。

厚いセーター1枚よりも、
薄いピタッとした下着(ヒートテックとか)を2枚重ねて着る方が、だんぜん暖かい。
私は下半身も、ミルフィーユみたいに薄~いレギンスとかタイツを何枚も重ねてます。
こうすると、最強寒波が来ても全然平気ですよ♪


・・・・・・以前告知した、不登校カフェ第2弾を開催しました。



スクールカウンセラーも務めてこられた公認心理師の若林宏行先生を囲んで






あらためて「学校の役割とは?」「”個性”って何?」といった問いかけから始まって、
フリートークでは、保護者、教育者、地域で教育支援ボラを行う方、
皆さんそれぞれのご経験から、目から鱗がボロボロ落ちるお話をたくさん頂きました。

「先生が忙しすぎる。先生を一人にさせてはいけない」

そんなご意見に皆が共感し頷いて・・・。
少し意外で、胸が熱くなる場面もありました。

皆さんのお話を聞いて、私はもう第3弾の構想が浮かんできましたよ!


(寝てるんじゃなくて、メモ取ってるんですよ笑)


ご参加頂いた皆さま、新たな気付きを有り難うございました。
また次につなげていきたいと思います!


真実を訪ねて

2023-01-23 | 平和
平和を考える勉強会。
参加メンバーの一人が、小西晴子さんという映画監督とお知り合いというご縁で、
小西さんが製作した10分ほどの映像を見ました。



「銃で殴られた母の姿は忘れられない」
日本軍に抑留されたオランダ人女性が憎しみを手放す時 #戦争の記憶


80年前、オランダが植民地支配していたインドネシアに日本軍が侵攻。
日本軍によって抑留されたオランダ人の少女(当時)が、
封印していた憎しみを超えるために、重い口を開いた記録です。

小西さんの父親は、
当時現地でインドネシアの青年たちを日本軍の補助部隊として教育していました。
父親はそのことを最期まで誇りとしていたけれど、娘としてはずっと違和感があった。
日本の占領下で、オランダ人やインドネシア人がどのような体験していたのか、
確かめずにはいられなかったとのこと。

映像を見終わった後、小西さんとお電話でつながったのですが、
「父の残した宿題を私が受け継いだと思っています」
と仰っていました。

オランダには、今もなお日本人に強い憎しみを持つ人たちがいる・・・
そんなこと、想像もしたことがなかった。

人それぞれいろんな感想を持たれると思いますが、
まずは真実を知ることが大事だと思います。
短いドキュメンタリーですので、ぜひご覧になってみて下さい。

市原市の保育の現状に愕然・・・

2023-01-20 | 子ども
写真は、先日視察させていただいた、市内のとある保育園。



もうすぐ卒園する年長さん。
みんなちゃんと”おつくべ”(←信州の方言で”正座”)して、
一生懸命ピアニカの練習をしていました。
小学校に上がっても困らないように・・・保育園もこんなことまで教えてくださるのですね。

園の方からは保育事情について色々とお話を伺って・・・
かなりショックを受け、自分の無能さにも腹が立ち。。

そうしたら今日ちょうどNHKで、そのとき聞いたお話と同じテーマが放送されていたので、
思わずテレビにかじりついて見てしまいました。

保育士の配置基準のお話です。

そもそも配置基準は国によって75年前からこんな風に決められています。

(NHK首都圏ナビのサイトより)

これで足りると思いますか?子どもの安全を保障できますか?
ましてや昔と違って今は、障害児や発達に遅れのある子どもも一緒だったり、
新型コロナの感染対策に神経を尖らせたり、
子どもの個性を大事にする保育を心がけなければならなくなったり。
この基準ではもうとっくに限界でしょう。

保育士の人件費は国や自治体が負担するのですが、
配置基準をもとに計算した人数分しか出ない仕組みになっています。

それではまともな保育ができないので、園が基準以上の保育士を雇うと、
その分は園の負担になり、運営を圧迫してしまいます。

そこで自治体によっては、基準を超えた保育士の人件費を、
独自に加算していたりします。

ある団体が、その加算の状況について、100の自治体で比較調査をしました。
その結果、
85の自治体が基準以上の配置について何らかの加算をしていたのですが、
14の自治体が基準のままでした。
実にショッキングなのですが・・・市原市もその14の自治体に入っているのです。

根本的には国が制度を見直さなければならないのはもちろんですが、
国がやらなきゃ市がやるしかないでしょう。

市原市も子育て支援策にはそれなりに予算を投じてきたとは思いますが、
こういった一般に表からは見えないけれど大事な部分について、
なぜ放置したままでいられるのでしょうか・・・。

これはなんとかしなければ。


白線が消えていたら

2023-01-18 | 都市・交通
市民の方から、道路の白線に関する質問を頂きました。
福島県郡山市大平町の市道の交差点で親子4人が死亡した事故で、
その原因が白線が消えていたことだったという報道を受けて、
「市原市は大丈夫なのか?」というものです。

そこで改めて市役所の土木部に確認したところ、
定期的なパトロールは行っていないものの、
「市が管理する部分については、市民から指摘があればすぐ現場に向かい、
その周辺もチェックし、概ね迅速に対応できている」
とのことでした。

ただ、道路といっても市道、県道、国道と管理者が違いますよね。
さらに、市道であっても横断歩道とか停止線などの規制線は、
市ではなく公安委員会の管轄になります。
こんな感じに↓↓区分されているんです。

(市の資料より)

公安委員会が受け持つ白線は、以下↓↓になります。

(市の資料より)

けっこう多いですね。

詳しい資料は、こちらです  市原市「道路施設の管理について」

白線が消えている場所を見つけたら何処へ連絡すれば良いの?
というと、
やはり一番良いのは、各々の管理者に連絡することです。
できれば上の資料などを参考に管理者を調べてから連絡されるとよいと思います。

でも「県か市か公安かなんて区別がつかない!」という方も多いでしょう。
そんな場合は市原市に連絡すれば、もちろん市が適切に繋ぐそうですよ。
ただし県が管理者の場合、市が間に入って繋ぐよりも、
住民が直接県に連絡した方が対応が早い傾向にあるそうです。なぜなんでしょうね・・・。

自治体によっては、LINEアプリで道路の不具合情報を通報できるようになっていたりしますね。
こんなシステムがあれば便利かもしれません。

もちろん、私たち市議会議員に連絡することも一つの方法ですよ^^


町会長大会にて

2023-01-15 | 市民活動
昨日、市民会館大ホールで行われた町会長大会

役員による視察の報告や、部会(危機管理・防災対策部会、SDGs部会)の活動報告、
そして団体顕彰を受賞された月崎町会の活動報告もなされました。
各々わかりやすくまとめられていて、たいへん興味深い内容ばかりでした。



加入率の低下は、全国どこの自治体でも最も深刻な課題の一つなのでしょう。
視察先の相模原市は、自治会加入促進への取り組みとして
会員専用の割引制度を導入するなど、
加入のメリットを創出する一歩踏み込んだ工夫が面白いと思いました。

何よりも
「必要以上に加入率にとらわれないこと。加入者に目を向けた取り組みを」
というコンセプトが良いですね。

これってまさに、市政全般にも言えることじゃないですか?
必要以上に人口や転出入者といった数字にとらわれないで、
今住んでいる市民が幸せを感じるような取り組みを・・・と、
私も常々議会で主張していることが頭に浮かびました。

最後に、永年町会長を務め退任されたた方々に対し、感謝状が手渡されました。



地域社会の振興にご尽力いただき、本当にありがとうございました。


消防局で見つけたハート

2023-01-13 | 健康・医療
千葉県では、昨日から新型コロナウイルス感染症に関する評価レベルを
「レベル2」から「レベル 3」に引き上げました。
レベル3はつまり「医療負荷増大期」。
外来診療がひっ迫し、救急搬送困難事例や医療従事者の欠勤者が増加しているとのことです。
過剰に反応する必要はないと思いますが、
改めて換気や手洗い、体調管理など、基本的な対策に努めたいと思います。


・・・・今日、消防局に立ち寄って、救急医療に関する聞き取りをしました。



出入り口にはちょっとした花壇スペースがあって、いつも四季折々の草花が出迎えてくれます。
実は、これが私の密かな楽しみなんです^^

今日は、こんな感じでしたよ♪


分かりますか?
葉ボタンで描いた『119』!
以前、消防職員が一生懸命手入れをしているところを見たことがあります。
ハート模様とのギャップにもやられてしまいました(笑)が、
もしかしたらこれは何かのシンボルマークかも??

そうそう、15日(日)の9:30から、総合防災センターで消防出初め式が挙行されます。
かの消防ロボット「スクラムフォース」も登場すると思いますよ!
見学は自由なので、ぜひお子さんと一緒に出かけてみては如何でしょうか?
 市原市HP 消防局からのお知らせ


新年祝賀会へ

2023-01-11 | 産業経済
市原商工会議所さん主催の新年祝賀会に出席しました。
写真は『いちはらで大切にしたい会社』表彰式にて、
大賞を受賞したみどり産業株式会社さん(向かって左)と、市原商工会議所の榊原会頭。



「人に優しく、地域に優しい思いやりの経営」を実践する中小企業を表彰するこの制度、
私は常々、とっても素晴らしい取り組みだと思っているので、
毎年ブログで紹介させていただいている気がする(笑)

経済界にとって厳しい状況が続いているだけに、
受賞の重みもそれに比例して増しているような気がします。

式典後のアトラクションは、
東海大付属市原望洋高等学校の吹奏楽部の生徒さん達による演奏でした。


コロナ禍で思うように練習や発表ができなかったという逆境を乗り越えてのパフォーマンスに、
こちらも元気と希望をたくさん頂きました!


いちはら産米を食べたい

2023-01-09 | 産業経済
成人の日。お天気も良く、過ごしやすくて良かったですね。

さて、この写真、先日開催した『ありのままを愛すヨガ』での一コマ。
講師の Bhokti sri murti さんがインドで手に入れたハーモニウムという楽器です。



インドの伝統音楽でよく使われる楽器だそうで、
床に座って、アコーディオンのように片手で蛇腹を開いたり閉じたりしながら弾きます。
目をつむると、まるでインドでヨガの修行をしているような気が??





・・・・・・さて昨年末、
市原市は「いちはら産米」の販促用ノベルティ(お米 500g パッケージ品)を
市内の小中学校・保育所等の全児童・生徒等に配布しました。


(市のサイトより)

コロナ禍による米価下落等で経営に打撃を受けた市内農業者への支援や
地産地消の推進が目的とのこと。
銘柄は千葉県自慢の新品種「粒すけ」。お味はいかがだったでしょうか?
「ぜひこれからもいちはら産米を食べたい!」という方、
こちらの店舗で購入できますよ  【いちはら産のお米が購入できる店舗リスト

主にJAの直売所など、まだまだ購入場所が限られているのがネックですね。
市としても、今後取り扱い店舗を増やしていきたいとのことなので期待しましょう。

それから、市民の方から「このノベルティ米は有機米ですか?」
というご質問を頂いたのでこれも市に問い合わせたところ、
「すみません、有機米ではありません・・・
そもそも、有機米の生産農家さんが市内にほとんどいないんです」
とのこと。
質問した方にお伝えすると、ガッカリされていました。

いすみ市や木更津市などでは、産地形成から計画的に取り組み、
学校給食に地元産有機米を導入していますね。
市原市もそこまで追及できれば素晴らしいのですが・・・。

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