市原市議会議員 小沢美佳です

市政や議会の報告、日々の活動や想いを綴ります。
一番身近な地方政治の面白さが、皆さんに伝わりますように・・・

コロナ対策に関する緊急要望を出しました

2022-01-31 | 健康・医療
2022年1月が今日で終わりますね。本当にアッという間。。
コロナ禍で先行きが見えない状況ではありますが、せめて2月からは、このまま寒さも和らいで優しい春が訪れますように。

さて突然ですが、
今日は市長と面談して緊急要望書を提出しました。


今回の要望は、コロナ対策で特に、福祉や保育・教育に携わる方々への配慮についてです。
実際に現場の方々からお話を聞いて、
「これは一刻も早く訴えなければ」と居ても立ってもいられず、一気に書き上げました。
本来ならば、その前にきちんと職員からリサーチするなど準備をすべきなのかもしれませんが、
今回は状況が日ごとにどんどん変化しているので、そんな猶予もないと判断しました。

要望は3点。
一つは、
高齢者・障害者などの福祉施設や、保育園・学童保育などの保育施設、幼稚園・学校などの教育施設の従事者への、ワクチン接種に関する特段の配慮。
二つ目は、
同従事者の安心安全のため、検査キットの配布などの対策。
三つ目は、
特に保育施設について、職員の負担を軽減するため、登園自粛などの措置。
(無論、必要な方への保育体制の確保、休園させた場合の保育料軽減、休業補償などの配慮も)


(読みづらくてスミマセン。後ほど市民ネットのHPにアップします)

実は、要望の個別具体的な中身がどうのというよりも、私たちが最も言いたいのは、
コロナ禍において、こうしたエッセンシャルワーカーに対して、常に寄り添っているという姿勢を市としてもっと明確に打ち出して欲しいということです。
それだけでも、ギリギリのところで日々奮闘しておられる方々の気持ちが、随分と救われるのではないかと。

今回の面談では、
現在の市内の状況や、行政が様々検討されていることも知ることができましたし、
現場の窮状を市長に直に伝え、理解していただけたと感じる事ができたことは良かったと思います。
引き続き今後の対応を注視していきます。

ドラマでマナブ

2022-01-30 | 文化芸術
自慢ではないのですが、昔からTVドラマをほとんど見たことがありません。
NHKの大河ドラマや朝の連続テレビ小説も、この年になるまで一切見たことがなかったのですが・・・

どういう風の吹き回しか自分でもよく分からないのですが、今回のクールからなんとなくスイッチが入ってしまいました。
「鎌倉殿の13人」の源頼朝は、市原市にも縁が深いですしね。

そんな折、ちょうど先日、
「上総の国市原の歴史を知る会」の方から、こんな力作の冊子を頂きました。 

『上総の国いちはらにおける将門伝説と頼朝伝説』




市内には、平将門と源頼朝にまつわる遺跡が実にたくさん残されているのですね!
恥ずかしながら日本史はどうも苦手で、歴史的な背景はよく理解していないのですが・・・
大河ドラマを見れば自然と身につく・・・かな?


・・・ところで、
今日の『相葉マナブ』、ロケは市原市の姉崎大根でしたね!!
珍しい「大根おろしの天ぷら」が美味しそうでした^^

「ふわふわ こども食堂」へ

2022-01-29 | 障がい者
八幡にある「ふわふわ」さんは、
地域活動支援センター(精神障がい者の地域生活を支援するための作業所)と
就労継続支援B型事業所(働くことに障害のある方が、サポートを受けながら仕事や日中活動を行う場所)です。



名前のようにふわふわっと力むことなく、自然に地域に溶け込み親しまれています。

今日はここで、子ども食堂がオープンしました。


ちょうど12時に訪ねると、用意されていたテイクアウトのお弁当はすでに完売!
ちょっぴり残念でしたが、喜ばしいことですね。

わずかに残っていたポテトサラダを購入し、
中ではフリーマーケットの商品もたくさん並べられていたので、そちらも物色^^


私がいる間にもご近所の方や応援して下さる仲間の事業者の方なども、次々と訪れていました。
忙しそうに応対する職員・利用者・ボランティアの皆さんの様子が、本当に生き生きとしていて、
こちらもふんわり温かな気持ちになりました。



コロナ禍の間はテイクアウトになるものの、子ども食堂は今後も毎月第4土曜日に開催するそうです。
2月から平日の午後にはカフェもオープン。
さらに今後、建物の2階のスペースの貸し出しも予定しているそうです。
場所は八幡宿駅東口から徒歩圏内ですので、ぜひ立ち寄ってみて下さいね!

無印のつながる計画

2022-01-21 | 産業経済
アリオ市原のサンシャインコートで開かれている『つながる市』へ行ってきました。





「つながる市」は、全国各地の無印良品の店舗と地域が「つながる」ためのイベントで、
地域の出店者による特産品の販売や、マルシェやワークショップの開催などを行うというものです。

この間、TV番組「ガイアの夜明け」で知ったのですが、
株式会社 良品計画さんは、国内12地域に地域事業部を設置して「地域への土着化」を戦略的に展開しているようですね。
地元の素材を使ったカレーを開発したり、移動販売も行ったり。

大企業というと、均質な高レベルの商品を全国どこでも提供できることが強みという印象があったのですが、
逆にその地域に溶け込んで、その土地ならではのマーケットを開発するという・・・若者以外の消費者も取り込んで、なかなかうまいやり方だなぁと思います。私たち消費者にとっては大いに歓迎すべきことです。

ともかく市原市でも「つながる市」が開かれて、もうこれが2回目なんですよね。
今日と明日の二日間、11時から15時までです。

これは、市内に自生するクロモジから作られたお茶を販売していたブース。


クロモジティーなんて珍しいですよね。
とても爽やかな香りで、私好みでした。まさに和製ハーブティー!


あとで頂いたパンフレットを見たら、この商品を手がけているのは、
市原市の「地域おこし協力隊」として、3年前に東京から移住してきた堀エミイさんだったのですね。
 堀エミイさんのアロマブランドのサイト「野奏樹

単に地元だからというだけではなく、商品の背景に物語が見えると、ついつい財布のひもが緩んでしまいますね~
「つながる市」は、そんな物語にもたくさん出会えるイベントだと思います。

高齢者にとって「健康」とは

2022-01-18 | 健康・医療
全国市議会議長会が主催のオンラインセミナー
『超高齢社会に求められる地域医療のかたち』。
講師は、医療法人社団 悠翔会 理事長・診療部長の佐々木 淳さん。
首都圏や沖縄の18拠点で、24時間対応の在宅総合診療を行っています。

まず初っぱなの「高齢者は入院がリスク」がショッキング。
なんと10日間の入院で、7年老化するそうですよ。。

「健康」は人生の目標ではなく、あくまでも手段にすぎない。
自分で選択した人生を送ることが「健康」なのだ というメッセージなど、
是非多くの医療・介護関係者や一般の方に聞いて欲しいと思える内容でした。



昔は、人生の終わりは病院で、治療内容や生活そのものの決定権は医師にありました。
それが徐々に「患者本人が決める」という意識に変わって、
現在はもう一歩進んで「患者と医療・介護、周りの関係者がチームで対話をしながら決めていく」という考え方に進化しています。
(これをアドバンス・ケア・プランニング「ACP」と言います)

自宅で最後まで自分らしく生活を続ける事ができるようにするためには、
社会の意識の醸成や、医療介護資源・地域社会のサポートがもっと必要ですね。
特にコロナ禍によって、在宅医療の必要性は急速に高まっていると思います。


・・・ところで、佐々木医師の講義の中で、
くすりに関する話題で、これはぜひここでも伝えたい! と思ったことについて。

高齢者の転倒事故の実に4割が、薬剤関連によるものです。


また、高齢者はあちこちの病院にかかってその都度薬を処方されることがよくありますが、
服用している薬が5種類を超えると、転倒リスクは急激に上昇します。


睡眠薬で認知症や転倒・骨折、誤嚥・窒息のリスクは高まるし、
2剤以上の降圧剤の服用で、死亡率は2倍になります。
不眠症も高血圧も単なる老化現象かもしれないのに、安易な投薬で逆に健康を損ねるなんて事になっているかもしれません。



改めて
「病気」って何?「治療」って何?
と問い直さずにはいられませんでした。

ICTを活用した教育の意外な落とし穴

2022-01-17 | 教育
学校薬剤師として、小学校の教室の環境検査を行いました。
毎年この時期に行う検査項目は、教室内の「空気の汚れ」と「明るさ」です。

空気の汚れは・・・
コロナでもうすっかりお馴染みになりましたが、二酸化炭素の濃度で判断します。
通常だと、寒い時期は暖房をつけて窓を閉めきることも多いので濃度は上昇しやすくなるのですが、
今はコロナ対策で開けっぱなしですから、空気はきれいなものです。

そして、明るさ。これも重要な項目です。
机の上や黒板が、明るすぎても暗すぎてもいけません。
教室内の場所によって明るさに差がありすぎてもいけません。
子どもにとっては毎日のことですから、
見えにくかったりまぶしかったりすると学力の低下につながりかねませんし、何より眼に悪い影響を及ぼすことになりますね。

とは言え、明るさは窓のカーテンで簡単に調節できましたから、今までは全く問題になるような事はなかったのですが・・・

今回初めて電子黒板について調べたところ、明るすぎることが判明しました。
こんな風に↓↓教室の窓側に設置している状態だと、カーテンを引いたぐらいでは効果がないですね。


諸事情でこの位置に置くしかないとすれば、電子黒板の背後だけでも遮光カーテンが必要だと思います。

それからもっと問題なのは、画面への映り込みです。


様々な座席から子どもの目線で電子黒板を見ると、
場所によっては、赤い矢印で示したように光が映り込んで、画面がとても見にくいことが分かりました。
映り込みの原因は、教室内の蛍光灯だったり廊下側の窓からの光だったり。
窓の外の景色が鏡のように映り込んでいる、なんてケースもありました。

これを毎日見なければならない子どもは相当ツライと思います。
見えやすい位置に席を移動できれば良いのですが、それで密になるのも困りますし・・・。
廊下側にもカーテンを取り付ける事は必要でしょう。

いずれにしても、
各学校、各教室、座席の位置、それぞれ条件が違いますから、きめ細かい調査を行わなければならないと思います。

市原市は他自治体に先駆けてタブレットや電子黒板を導入して積極的に活用していますが、
ICTを活用した教育の普及(GIGAスクール構想)に、こんな落とし穴があったとは・・・

参考:文部科学省「児童生徒の健康に留意してICTを活用するためのガイドブック」より

みんな、YAWATAに行こうよ!

2022-01-16 | イベント
以前ブログでご紹介した、
八幡宿駅東口の通路を利用したイベント【YAWATA STYLE FEST】
昨日、第1回目が開かれました。私ももちろん行ってきましたよ♪

八幡宿駅東口
この写真の左手、線路沿いの道路が会場になります。








出店だけではなく、路上パフォーマンスも充実していて楽しい!


吉田議員とキッズベリーダンス「ぷっちんべりんず」の皆さんと一緒に。


「ぷっちんべりんず」さんは、
日頃から高齢者施設への慰問などボランティア活動も意欲的に取り組まれていて、
この日も元気いっぱい!
衣装も自分たちが工夫しながらの手作りで、
学校上履きもこんな風に素敵にリメイクしちゃうんです♪


ちょっとしたノスタルジーを感じさせる路上遊び。



昔、こんな風に石やチョークで書きましたよね・・・

コロナの急拡大で予定より出店者が少なくなってしまったのは残念でしたが、
ともかく無事に開催できて何よりです。
八幡宿駅は学生の利用が多い駅ですから、まだまだアピールが広がる可能性はありそうですね。
次回も楽しみです!

ヤングケアラーを知ろう

2022-01-15 | 子ども
Webセミナー「『ヤングケアラー』を知っていますか?」を受講しました。
講師は、藤沢市議の竹村 雅夫さんです。

教師だった竹村さんがこの問題に取り組むことになるきっかけは、中学生の教え子との出会いでした。



ここ1,2年で急速に認知されてきたヤングケアラー問題ですが、
そのエポックメイキングな出来事は、埼玉県の「ケアラー支援条例」だったそうです。
その後厚労省や藤沢市、南魚沼市などが本格的な調査に乗り出して、
「なんとなく気にかかっていた子どもたち」の実態が明らかになってきました。
厚労省調査によれば、児童生徒の20人に一人がヤングケアラーです。





ケアラー問題は児童生徒だけではなく、18歳以上の若者やその上の世代も。

今は共働きの家庭が主流で、介護者の過半数は働きながらの介護。介護離職も社会的問題となっています。
さらに晩婚化が進んだことで、大学生の子どもがいる家庭の3割もが、子育てと親の介護に同時に直面する「ダブルケア」を経験。

その結果、全世代のケアラー支援への必要性は高まっているのですが、
時代の急激な変化に福祉の仕組みが追いついていないのです。

その他、教員の経験があり市議である竹村さんのお話は、具体的な実践例が盛りだくさん!



・とにかく、まずは学校現場での調査による実態把握が大事。
・ケアラー支援で学校がプラットホームになることの意義。
・しかし、多忙な教員にどうしたら負担感なく協力してもらえるようにするか?
・市の計画や条例に「ケアラー支援」を反映させることの重要性。
・行政組織の「どこが担うのか」問題。
・市民への周知の画期的な方法
などなど。

市原市での取り組みのヒントがザクザクと・・・とても勉強になりました。

ケアラー支援について興味のある方は、こちらもご参考に。
 一般財団法人日本ケアラー連盟HP
 神奈川県HP かながわケアラー支援ポータルサイト

子育て世帯10万円給付 所得制限撤廃へ

2022-01-13 | 子ども
今日開かれた臨時議会で、
児童一人あたり10万円の「子育て世帯への臨時特別給付金」の所得制限を撤廃して、市独自で給付金を支給するという内容の議案が可決されました。
市の持ちだし分は約2億8千万円(!)にも上りますから、
私としては、質疑の中で事業の目的や決定過程をもう少し明らかにしたかったのですが、
あまり明快な答弁が帰ってこなかった事は残念でした。

埋め合わせで、今後他の福祉サービス等が締め付けられるとしたらそれこそ本末転倒ですから、
その点は市議会として注意深くチェックしていかなければならないと思っています。

ともあれ、
早くも市のHP等で広報されていますので、詳細はこちらをご覧下さい。
いちはらっこ子育て臨時特別給付金


・・・・今年もヒヤシンスの水耕栽培をしています。
最初は暗くて寒いところが良いらしいので、こんな風に卵のパックに水を張って冷蔵庫へ。


根っこがこれくらいになったら、冷蔵庫から出して容器に移します。


このまま芽が出るまで比較的暗い場所で育てます。


毎日確実に根っこが伸びている様子を眺めるのも楽しいものです♪

6方よし

2022-01-12 | 産業経済
市原商工会議所さんが主催する新年祝賀会が五井グランドホテルで開かれました。
こういった大きなハレの場は本当に久しぶりという感覚です。
以前のように会食しながらテーブルを行き来して交流を図ることはできませんが、
こうして一同顔を合わせ、新年の喜びを分かち合うことができるだけでも良いものですね。



毎年私が楽しみにしているのが
「市原で大切にしたい会社 表彰」。
人を大切にする思いやりの経営を実践する企業を表彰するもので、
今年の大賞は三鬼産業株式会社さんでした。

この制度は今回でもう5回目ですから、
市内の企業の間では、この受賞がステータスであり励みになっていて、後に続きたいという好循環が生まれている事と思います。

近江商人の『三方よし(「売り手よし」「買い手よし」「世間よし」)』という言葉がありますが、
今はこれに「作り手よし」「地球よし」「未来よし」の三つを加えて、
六方よし
なんて言葉も生まれているそうですね。
SDGsのシンボルのまち・市原市として、「六方よし」の企業がどんどん増えることを期待したいと思います。

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