市原市議会議員 小沢美佳です

市政や議会の報告、日々の活動や想いを綴ります。
一番身近な地方政治の面白さが、皆さんに伝わりますように・・・

八幡中でキャラバン隊公演

2013-01-30 | キャラバン隊
キャラバン隊公演 八幡中体育館にて


八幡中学校からは有難いことに毎年お声をかけていただいてますが、子どもたちの礼儀正しさにはいつも感心させられます。
今回も、冷たい床の上に座って1時間、集中して耳を傾け、
体験コーナーでは狙い通りに(?)ウケてくれました(^^)
素直で良い子たちです。

公演ではいつも、「みんな違って、みんないい」という金子みすずの言葉を伝えているのですが、特に子どもたちには、自分もかけがえのない存在なんだということに気付いてもらえたらと思っています。


次は2月9日、
佐倉市の志津コミュニティーセンターで行われる「第31回ボランティアのつどい」に出演します!
お近くの方はぜひいらして下さい♪
ボランティアのつどい

久々のリハーサル。

2013-01-29 | キャラバン隊
2月1日、八幡中学校体育館で一年生を対象にキャラバン隊いちょうの公演を行います。

今日は特別支援学校の調理室でリハーサル。
特別支援学校のPTA仲間で結成して4年になりますが、私を含め、子供が卒業してOBとなってしまったメンバーが徐々に増えています。
今日は、在校生の保護者の新規加入を含め、今後の活動の方向性なども話題に上りました。

まあいろいろと課題はありますが、お陰さまで公演活動の方は宣伝不足の割には口コミで依頼が途切れることはなく、嬉しい限りです。
メンバーはみな、スペシャルハードな子育てと仕事をこなした上で、PTA活動やキャラバン隊の公演活動もしているわけで、今はとにかく途切れず活動を続けていくことができれば御の字といったところです。

写真は
一昨日開かれた市民ネットワーク千葉県の第20回定期総会と新年交流会にて。

山本友子共同代表の挨拶。

友子さんは、2月1日に県議会の代表質問に立ちます。
ぜひ傍聴にお出かけください。

総会後には、東日本大震災被災地訪問や、沖縄スタディツアーの報告もありました。


交流会


二十歳になった市民ネットワーク千葉県を、今後もどうぞよろしくお願いいたします(^^)

すべての女性たちへ 「権利の上に眠るな」

2013-01-28 | お知らせ
先週末二日間にわたって行われた、
「市川房枝政治参画フォーラム2012」に出席してきました。

新宿 婦選会館


全国から集まった地方議員のほぼ全員が女性、党派は無所属が圧倒的。



講演会のほかにも、
ノルウェーの男女平等政策についての視察報告や、各議員の地域での取り組み事例報告など、今後の議会質問や活動のヒントになりそうなネタが盛りだくさん!
非常に勉強になりました。

この方は、川崎市議の猪俣美恵さん。


大政党がひしめく川崎市で、無所属の女性議員が6回も当選するのは並大抵のことではありません。
ひたすら地域を訪ね歩き、市民の意見を聞き取って調査し、報告をまとめた冊子を何冊も作って配布するとう、実に地道でハードな活動内容は、聞いていて会場からため息が漏れたほど。誰でも真似できるものではありません。

ベテラン議員、猪俣さんの「無所属議員の心得」、なかなか面白かったです。
1.お金に潔癖であること
2.議場では決して寝ないこと
3.ひたすら勉強すること

これ、市民からすれば「当たり前のことじゃない?」って思われるかもしれませんが・・・。
当たり前のことが当たり前に行われていないのが議会なのでしょうね(^_^;)

「大会派は大型バス、私は小型バイク。風を受けやすいが、路地にも入り込める」
との言葉にも、うなずく参加者多数でした。

会場となった婦選会館には、故市川房枝さんの記念展示室も。

愛用の日用品や直筆の原稿などからは、彼女の息づかいが感じられました。
若いころからの写真も多数展示されていましたが、私は80代の頃の皺がたくさん刻み込まれたお顔が一番美しいと思いました。


今の女性の中には、
    どんな権利が女性にあるのか、ということさえ知らない人がいる。
      知っていても、何もしない人がいる。
 『権利の上に眠るな』  『婦選は鍵なり』
                         市川房枝

「本業に活きる」社会貢献活動、プロボノ

2013-01-24 | お知らせ
「プロボノ」って言葉をご存じですか?

ラテン語の“pro bono publico"(公共善のために)の略で、要するにボランティア活動なのですが、プロボノは、その中でも特に、企業などに勤める人がその知識やスキルを活かして社会貢献する場合を指します。

例えば、意欲や機動力はあるけれど、どう広報したらよいかわからない、運営管理のノウハウを持っていない、といったNPO団体。ありがちですよね。
そんな団体に対し、企業人が仕事で培ったノウハウを駆使して、ホームページのリニューアルや業務フロー設計などの支援を行うのです。


先日、千葉市のQiballで「新しいボランティアのカタチ プロボノ」という千葉県主催のフォーラムが開かれました。



「プロボノ」の先駆者、NPO法人サービスグラント代表理事 嵯峨生馬さん。


最近は、社員のプロボノ活動を積極的に支援し、査定にも反映させている大企業も増えてきました。
支援する社員にとっても、今の仕事の再確認やスキルアップに繋がる、人に感謝されることで仕事に対する意欲もわく、仕事以外の関係性が生まれて視野が広がるなど、メリットが大きいのです。
この日も、パナソニックやマイクロソフトの社員の方からの事例発表がありました。

市原からも事例発表があったんですよ。
臨海部企業OBの皆さんによる「NPOテクノサポート」。
写真左の方が理事長の松本武さんです。

中小企業に対し、技術開発や販路開拓などの支援や経営コンサルを行っています。


私もちょうど12月の議会質問で市民活動支援について取り上げたところですが、こうした活動を担っているのは主婦か高齢者が多いということもあって、組織的な運営で地域に根付かせていくのは結構難しいんです。

「プロボノ」のような、軽やかでお得なボランティアの形がもっと広がっていって欲しいし、「プロボノ」によって支えられることでパワーアップする市民活動団体もまた、どんどん増えていくといいな、と思います。

議会報告会、そして教育委員会から。

2013-01-24 | お知らせ
市民ネット議会報告会 国分寺台公民館にて


開始時間のお知らせに手違いがあり、ご迷惑をおかけしました。

和室で座卓を囲んで・・・という雰囲気も手伝ってか、
お集まりいただいた皆さんからは、日ごろ市制に対し感じている疑問点や忌憚のない意見をたくさんいただきました。
主に、市庁舎の増築・機能移転や防災に関する関心が高かったようです。

自分なりに一生懸命説明しましたが、簡潔にわかりやすく伝えるのは難しい・・・。毎回反省しきりです。
お忙しい中お集まりいただいた皆さま、本当にありがとうございました。

市民の声を聴き、議論し、報告する。
市原市では、『市民の声の循環』を基本原則に掲げ、昨年6月に議会基本条例が成立しました。
第10条では、「議会は、自らの活動の説明及び報告並びに市民参加の機会の充実を図るため、広報及び広聴機能の強化並びに体制の整備に努めるものとする」として、広報誌や報告会などを通じて議会活動を市民へ知らせる活動の強化を謳っています。

他市町村の中には、会派(党派)を超え、合同で議会報告会に取り組んでいるところもありますが・・・。
市民ネットは昔から合同開催を訴えてきましたが、市原市ではまだ道半ばです。



話題をもう一つ。
先日、教育委員会定例会を傍聴しましたので、興味深かった事柄から2点ほど。

7月に五井駅西口サンプラザの10階にオープンする生涯学習センターの概要が報告されました。
ミーテイングスペース、インターネットスペース(パソコン6台設置)、冊子情報コーナー、学習室(30人程度、パソコン学習対応可)と、なかなか立派な設備環境です。10月には「(仮称)いちはら市民大学」の創設も予定されています。

市民の学びと交流の場の充実は大変素晴らしいことですが、
(障害児も含め)子育て中の母親が子連れで集え、情報交換やスキルアップができるスペースの不足の声を日ごろ耳にしている私には、少なからずアンバランスな印象を抱いてしまいました。


それから、13日に市内各地で行われた成人式の報告について。
そういえば、一日ずれていたら大雪に見舞われたところでしたね(*_*)

今年の新成人者数は2,957人、うち参加者は2,169人・73.4%でした。前年に比べて2.4%マイナスです。
スライドショー、吹奏楽演奏、ヒップホップダンス、恩師との懇談会、写真撮影など、地区によってさまざまなプログラムが行われました。
今年から予算削減で500円の図書券の配布が廃止になったことについての指摘もありましたが、それに対しての事務局の回答は、代わりにより心に刻まれるような式典に・・・ということでした。新成人自らの活発な取り組みにも期待したいところです。

とはいうものの、20代でバブル期を迎えた私たち世代にとって、二十歳のころ描く未来は希望に満ち溢れていたものでしたが、現在は未来を描くどころか厳しい現実と向き合わざるを得ない、若者にとって実に過酷な社会です。
彼らの心の叫びを、私たちがどれほど共有できるか。そこに若者の未来がかかっているようにも感じます。

議会報告会を開きます

2013-01-22 | イベント
直前ですが、お知らせです(^^)

明日23日(水)午後1時半より、国分寺台公民館にて市民ネット議会報告会を開きます。

定例議会が終わるたびに市内各地区を順番に回っているのですが、市民の皆さんから寄せられるホンネの意見や要望は、毎回とても参考になります。
議会報告会といってもそこは市民ネットですから(笑)堅苦しさは全くなく、ざっくばらんなおしゃべり会といった雰囲気ですので、ぜひお気軽にいらして下さい。

そのほか、30日は10時から議会改革とまちづくりに関する合同会議、午後1時半からは福祉部会が開かれます。
こちらも、どなたにもオープンなおしゃべり会ですので、それぞれの課題にご興味のある方は、ぜひ!


写真は、先日出席した新春スポーツ懇談会並びに表彰式にて。

受賞者の皆さん


サッカー市民球団『VONDS市原FC』選手のお二人と球団会長でもある星野議員と、
ちゃっかり記念撮影(^^)


ママのための防災手帖

2013-01-22 | 防災
『被災ママ812人が作った 子連れ防災手帖


震災や防災関連の本はあまたありますが、幼い子供を持つ母親にターゲットを絞ったものは数少ないようです。
この本は、「つながる.com」(東日本大震災の復興支援として、被災した方々とトートバッグを制作し販売するプロジェクト)の活動から誕生しました。プロジェクトの参加者でもある被災ママたちの体験談やアドバイスなどの生の声が、かわいいイラストとともにぎっしり詰まっています。

3.11のその瞬間、
子供を保育園に預けて勤務中だったり、授乳中だったり、出産で入院中だったり・・・
とっさにママたちがとった行動、
幼い子供を抱えての避難所生活、出産難民、夫と離れ離れの疎開生活。

被災ママたちの体験や思いが、友人に語るように赤裸々につづられています。

そのほか、ママ目線でセレクトしたお勧め防災グッズ、離乳食にも使える防災レシピなど、子連れに役立つ具体的なサバイバル術も満載です。

私は、個人的に一つ例を挙げれば、
「仮設住宅に入れた人から家電の配布を受けていった。早くもらった人は高額な家電が割り当てられたが、順番が遅くなればなるほど、家電の質が下がっていく。そのため、本来より多くの支援が必要な身動きがとりづらい人よりも、フットワークよく動ける人の方が支援を受けているように思えた(妊婦・娘8歳、5歳)」
と『支援の不公平』を感じた母親の声にも、考えさせられました。

子育て中のママや、これから子供を産み育てる若い女性、そしてそれ以外の人たちにも知ってほしい情報です。
ぜひ読んでみてください。


写真は、最近出席したものから。

市原地区労の旗開き。


JALの不当解雇撤回裁判原告団の井原さんのお話。

会社の社員に対する御用組合への巧みな勧誘方法や、加入しない者への締め付けの内幕には、本当に驚かされました。

会派を超えて、市内視察

2013-01-20 | お知らせ
先日、かずさクラブの田尻議員の呼びかけで、市議有志による市内視察に参加してきました。
市内3か所を回ったのですが、以前から、一度訪ねなくては・・・と気にかけていた場所ばかりだったので、とても勉強になりました。企画してくださった田尻議員には感謝いたします。


それでは、写真をたくさん撮ったので、駆け足で紹介しますね。

こちらは、五井海岸の養老川の河口に位置する「新鮮市場マルエイ海づり公園」。

釣り場の桟橋から陸の建物を見る


建物から見た釣り場




ちょうどいいタイミングで大物が釣れていました!!


いい眺めで気持ちイイ~

この日はちょっと靄がかかっていましたが、お天気によっては向こう岸の都内の建物がはっきりと見えるそうです。

展望レストランで、市の担当者から説明を伺いました。




この海釣り施設は、平成2年にスタート。
以来、残念ながら入場者は減り続け、現在は開設当初の約半分になってしまいました。
根本的な原因は、漁獲が減少していること。そしてその減少の理由は、養老川からの土砂の堆積なのだそうです。

とは言うものの、
駅からのアクセスが不便なのが残念なところではありますが、何といっても素晴らしいロケーションですし、夜は石油化学コンビナートのプラントの夜景がとってもロマンティック。3月1日ごろには、富士山頂に夕日が沈む瞬間の「ダイヤモンド富士」も見られるそうです。
季節ごとに楽しいイベントも開催されていて、カップルのデートにも親子連れのレジャーにも最適!
釣り以外の目的でも十分楽しめそうで、想像以上に魅力満載の施設でした。アピールの仕方次第でもっと利用者が増えるに違いないと感じました。


「屋形船なんて出したらどう?」なんて声も(^^)。


さて、海釣り公園に隣接した臨海公園のそのまた隣には、こんな土地が広がっています。



実はここも視察場所の一つです。冷た~い海風に凍えそうになりながら、県の港湾事務所の方にお話を伺いました。
この一帯は、かつて千葉県が市から土地を借りて港湾として整備した区画ですが、現在は船舶の停泊の必要がなくなり、そのままにされています。
もともと市の土地ですから、市が有効活用できればいいのですが・・・。


そして最後に訪れたのが、「旧鶴舞青年の家」。
平成18年に県から市に譲渡された青少年のための宿泊施設なのですが、市は平成20年から和光大学にセミナーハウスとして無償貸与しています。
管理は地元の市民団体である鶴舞活性化ネットワークに委託されていますが、委託費は微々たるもので、地元の皆さんの熱心なボランティアによって維持されているというのが実情です。

施設利用は和光大学が優先されますが、空いているときは少年野球チームやボーイスカウト、中学生、地域の人々のサークル活動にと、さまざまに利用されています。

建物の中を案内していただきました。

水回りはどこもピカピカ!






食堂。食事は地元のお母さんたちの手作りです。


四人部屋の宿泊室。


ちょうど市の子供絵画展で入賞した小学生の子供たちの作品が展示されていました。


建物は古いのですが、ご覧のように中は掃除がきちんと行き届いていて、小ざっぱりととてもキレイ。
ここで子供たちが集団でワイワイと夜を過ごす光景が目に浮かんできます。自分の学生時代の頃のことも、ついつい思い出したりして(^^)。

立派な体育館やテニスコートも揃っていて、学生はじめ様々な団体の利用には申し分ありません。
しかし、こちらの施設も、利用者の伸び悩みや地元団体の熱意に頼った維持管理の限界に頭を痛めています。
思い切ったテコ入れとアピールが必要です。


今回の視察先、いずれも「市原市にもこんな魅力的な施設があったとは!」ととても驚かされました。
でも、驚いている場合ではないですね。
せっかく素晴らしい財産があるのに、それが市内外にほとんど認知されず、利用者が伸び悩んでいる。本当にもったいないことです。
地域が元気になるために、これからみんなで知恵を絞らなくてはなりません。

旧鶴舞青年の家の前にて、菊岡議員と。

「介護マーク」ができました

2013-01-16 | 障がい者
市原市で昨日から「介護マーク」の配布が開始されたと聞き、さっそく配布窓口の一つである市役所の高齢者支援課に行ってきました。

「介護マーク」とは、例えば認知症の高齢者など、外見では症状がわからない方の介助者が身に着けることで、さまざまな介助場面で誤解や偏見を持たれないようにするものです。例えば、公衆トイレでの介助や、男性のヘルパーさんが女性の下着を買うときなどが想定されています。
最初に配布を始めたのは一昨年静岡県で、全国に広まりつつあるとのこと。市原市でも採用されたのは喜ばしい限りです。



お年寄りの介護だけでなく、障害者もその対象となるということなので、私も自分用に申請しました。
申請は簡単な記入だけですぐに発行されます。

高齢者支援課の窓口で、職員の方からマークを受け取る私。
「ワタシ、配布一番乗りですか?」「・・・いえ、残念ながら3番目です(^_^;)」


外見だけでは症状がわからない」相手の付添って、ホント大変なんです。

私の長男は一見まったく健康な男子なのですが、
スーパーに行けば、猛スピードで走り回った挙句、試食コーナーで手当たり次第つまみ食い。
電車に乗れば、目の前の相手に顔を近づけて匂いをかいだり、奇声を発したり。
公園に行けば、公衆トイレに駆け込んで芳香剤をいじったり、水を流したり。
男子トイレの前で、遠慮がちに中を覗き込みながら長男が出てくるのを待つ時間。周りの目が気になって仕方ありませんでした。

発達障害児を育てていて何が一番つらいかというと、社会の偏見や好奇の目にさらされること、なんですね。
そんな心の負担を少しでも軽くするために、ぜひこの介護マークを役立ててもらえたらと思います。

配布場所は市役所の他、支所や保健センター、地域包括支援センター、保健福祉センターですが、例えば特別支援学校や特別支援学級にお子さんを通わせている家庭などにも周知できればいいですね。

それから、首にかけるタイプだと引っかかって危ない場合もあるので、安全ピンで止めるタイプもあればもっと良かったのでは、という意見もありました。子供だとあちこち走り回りますものね。

担当の方、ご一考を(^^)

生活保護 市原市の現状

2013-01-15 | イベント
今日は市民ネット福祉部会の企画として、生活保護学習会を開きました。
講師は、市原市生活福祉課の鈴木課長と小川係長です。貴重な資料をもとに、丁寧に説明していただきました。



生活保護って、そもそもどんな制度なの?市原市の現状は?課題は?
たびたびマスコミを賑わせているだけに、何となく知ったつもりになっていますが、実態は意外と知られていないように思います。

市原市の現在の被保護世帯は3124世帯で、全世帯数に占める割合は約2.7%。
平成20年は2294世帯でしたから、急激に増加しているということがよくわかります。
扶助額もこの10年間で約2倍の67億円となりました。

保護の開始理由としては、世帯主の傷病によるものが最も多く、38%。
以下、収入の減少34%、老齢によるもの15%、と続きます。
特に、65歳以上の高齢世帯が半数近くを占めているのが、市原市の特徴なのだそうです。

近年マスコミで取り上げられることの多い不正受給は、割合としてはごくわずか(全国で0.4%)。
しかもそのほとんどが、例えば子供のアルバイトの給料や後から下りた年金などの「申告漏れ」なのだそうです。

市では担当職員が定期的に調査しているものの、一人の受け持ちは110人!
これでは対応しきれないでしょう。
民生委員など地域コミュニティーの力をもっと活用できればいいのでしょうが、個人情報保護の壁があって、それも一筋縄ではいかないようです。

政府は、生活保護費の急激な増加や不正受給バッシングなどの世論を受け、生活保護基準の引き下げを検討していますが、
生活保護制度は、他のさまざまな社会福祉制度の網からこぼれ落ちた者を救う、最後の最後の網。
この網目を広げてしまったら、あとはもう落下するしかありません。
前段階の社会福祉制度を改革しなければ、根本的な解決にはなりません。

例えば、国民年金制度。
真面目に年金をかけても、もらう額は最低生活費(65歳単身で約7万2千円)に届かないのが現状なのです。
これには一同ただため息をつくばかりでした。

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