市原市議会議員 小沢美佳です

市政や議会の報告、日々の活動や想いを綴ります。
一番身近な地方政治の面白さが、皆さんに伝わりますように・・・

市長室の小鉢に誓って

2021-02-19 | 議会
伝えたいことはあるけれど、なかなかブログを書く余裕がない・・・。
議会が始まると、いつもそう。情けない限りです。

一昨日、定例議会が開会しました。
今年最初の定例議会の初日なので、小出市長が施政方針についてお話されたのですが、
これが何と1時間!
コロナ禍を経験して多々思うところもあったのでしょう。

演説はこんなエピソードで締めくくられました。

なじみの割烹店の閉店の知らせを聞き、居てもたってもいられず駆けつけると、女将さんが
「体調が悪い中何とか続けてきたけれど、新年会だけで17件もキャンセルが出て、もう続けられなくなったの」
「でも、お店を解体して土地を売ったお金で小料理屋を開くから、また必ず来て」
と笑顔で話されたそうです。

市長は、
女将さんのように苦しい時でも前を向いて頑張っている方々が報われる社会にしなければならないと決意し、
その時女将さんに頼んで譲ってもらった小鉢を執務室の机に飾っているそうです。

市長がご自分のリアルな経験や気持ちを公にされるのは、なかなか珍しいなあ・・・と心を動かされました。

市長演説の全文は、こちら 令和3年第1回市原市議会定例会市長あいさつ


・・・・室内栽培、第5弾。
お馴染みヒアシンス「フォンダント」と、チューリップ「イエローベイビー」。





デジタル化の先に

2021-02-14 | 行財政改革
昨夜の福島県沖の地震、恐ろしかったですね。
市内では、コンビナートの炎が雲に反射していた様子を火災と勘違いをして連絡をくださった方もいました。
避難所で夜を明かした方々も、10年前を思い出してさぞ不安な時間を過ごしておられることと思います。
やはり「まさか」は起きるのですね。
今後も余震に警戒が必要とのこと。これ以上何事もないよう祈るばかりです。


・・・・定例議会がだんだん近づいてきました。
先週水曜日には来年度の予算案やら諸々の議案などの資料が届き、簡単な説明会が開かれました。
コロナ禍での予算編成。当然これまでと違うでしょう。
市原市がこれからどのように市民の命と生活を守っていくのか、心して見ていきたいと思います。

議会質問の下調べの意味もあって、一昨日は森山さんと情報政策課にお邪魔して、市のデジタル化の現状や予定などを聞いてきました。
情報政策課は、比較的市民が足を踏み入れる機会の少ない、市長室もある4階フロアにあります。
他の部署がオープンカウンターなのに対し、ここは扉と壁で閉ざされているので、何となく入りにくい雰囲気だなあと思っていたのですが・・・
セキュリティの関係でこうなっていたのですね。そりゃそうだ。。



例えば
市のHPの画面が個々人の必要性や興味に合わせて自動でカスタマイズされたり、
今まで市役所まで足を運ばなければならなかった様々な相談が、支所などからウェブでできるようになったり。
ほんの1年前までは夢にも思っていなかったようなサービスが、現実に届けられる日がそこまで来ています。
多くの市民がこれで便利になったり救われたりするのでしょうけれど、逆に高齢者などIT環境になじみのない市民をどうフォローするか。
私はここが最大のポイントだと思っています。

『Handworks 3人の手仕事展』

2021-02-09 | お知らせ
事務所内のスペースを活用した月替わりのギャラリー。
2月は、とっても素敵な手作りのアクセサリーやキャンドルなどが展示されています。


ディスプレーもシャビーシックで、とってもオシャレ。
書類・パソコン・事務机が並ぶ「ザ・事務所」的な空間の一角が、まるで別世界のようです♬















・・・ついつい写真が多めになってしまいました。

もちろん購入もできますので、ぜひお気に入りの1点を見つけに足を運んでくださいね。
私も、どれにしようか迷っているところです(^^)

森喜朗氏の失言問題について

2021-02-06 | 日々のあれこれ
私の周りの女性の皆さん(年齢・職業・立場問わず)も、近年なかったくらい怒りの声がすごい。

「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる」などの言葉から、性差別問題がクローズアップされているけれど・・・私はその根底にあるもう一つ別の問題が気になって仕方ありません。

あくまでも私個人の限られた経験からですが、話が長いとかよく発言するとかいった行動は、男女差ではなく、
その会議でマイノリティーの立場(たまたまそれが女性であったり、または少数会派であったり)だとそういう傾向にあるような気はします。
でも仮にそうだとして、それがなぜいけないのでしょうか。

正直私自身も、席についた時には結論がすでに決まっていると感じることが多々あります。
でも、マイノリティーには事前に何も知らされない。マジョリティーの都合で議事がどんどん流れていく。
それに対して質問や意見も多くなるのは当たり前です。

逆に、
「会議では余計な発言はするな、立場をわきまえろ、時間通りに何事もなく終わらせたいから」。
そんなシャンシャン会議やってて、大丈夫なんでしょうか。
ましてや、税金から報酬もらって会議してればなおさらですよね。

民主主義なんてとっくにこの世界にはないと思ってはいたけれど、
森氏の発言が契機となって皆がこの問題を深掘りするようになれば、この方の功績も少しはあったのかもしれません。

・・・・・室内栽培、第4弾。
冬咲きアイスチューリップ「ホワイトプリンス」が、一足早く春を告げてくれています♬



私立の幼稚園が苦境に立たされています

2021-02-02 | 子ども
2月2日、今日は節分ですね!
何でも、2月2日の節分は124年ぶりとか・・・。

千葉県含む10都府県での緊急事態宣言が、来月7日まで延長されることになりました。
本庁舎では、1週間前ほど前からすべての入り口にサーモグラフィーを設置するようになりました。
写真は、議会棟の入り口を入ったところです。


しばらく我慢が続きますが、このところ市原市でも新規感染者数が明らかに減っていますので、春が近づくにつれて落ち着いてくると信じています。


さて、昨日は女性議員の有志で、市内の私立の幼稚園や認定こども園の関係者の皆さんと懇談の機会を持ちました。


待機児童問題が社会現象にもなったことで、国の政策によって保育士の処遇改善は徐々に進んでいます。
しかしその一方で、幼稚園教諭への支援は完全に置き去りにされてしまいました。

保育士と幼稚園教諭の給料格差が広がってしまったことで、学生の就職先が保育園に流れ、幼稚園は教員確保のため自前で人件費をUPし経営難に陥ったり、或いはクラス数を減少せざるを得なかったり、しまいには閉園に追い込まれた園も複数現れているのだそうです。

幼稚園から認定こども園に移行しても、そもそもの慢性的な人材不足は急には解消されず、来年度の運営の見込みも立たず苦境に立たされている園もあります。

市内の私立の幼稚園や認定こども園は、地域に根差して建学の精神を大切に守りながら市原市の子ども達を育んできたという誇りで、運営を続けてこられた法人がいくつもあります。
私の子どもたちもお世話になりました。
昔からいつも、重い障害を抱えた子どもも快く受け入れてくださっていたのは、紛れもなく私立幼稚園でしたから・・・。

待機児童数の解消を目的に保育施設数を充実させても、結果これで幼児教育の充実につながるのだろうか。
この窮地をどうにかできないものだろうか。
その場にいた女性議員たちは、皆同じ想いになったことでしょう。

皆さんの応援が励みになっています


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