市原市議会議員 小沢美佳です

市政や議会の報告、日々の活動や想いを綴ります。
一番身近な地方政治の面白さが、皆さんに伝わりますように・・・

『檻の中のライオン』の著者が市原に!

2022-11-30 | イベント
『檻の中のライオン』をご存じですか?
「権力」をライオン、「憲法」を檻に例えて、
ほのぼのとしたイラストでわかりやすく解説された、とってもお薦めの本です。



先日、その著者の楾(はんどう)弁護士の後援会が五井会館で開かれました。



写真でおわかりのように、ぬいぐるみを使いながら熱く語る楾さん(半袖で!)。
もう全国各地で600回以上講演されているとのことで、
漫談のように笑いも交えながらの流暢な語り口で、最後まで引きつけられました。

まず初めに会場に質問。
「憲法を守らなければならないのは誰でしょう?」
この答えを「国民みんな」とする人がとても多いのだけれど、間違いなんですね~~
学校の先生も、9割方間違えるのだそうです。

質問2番目。
「基本的人権、誰からもらいましたか?」
国ですか?憲法ですか?その他ですか?
この答え、わかりますか?

質問3番目。
「国会は年に何回開かれていますか?いつ開かれていますか?今現在は開かれていますか?」
会場はシ~ンと静まりかえってしまいました。
少なくともこの講演を聴きに来た方々は、比較的国政に関心が高い層だと思うのですが・・・

日本人は政治の話を避けたがるし、関心が低い。
残念ながら、憲法のことは教科書にほとんど書かれていない。教師も知らない。
学校教育で憲法の本質を教えていない事が最大の問題。
楾さんはそう訴えておられました。

憲法というと、「右か左か」「護憲か改憲か」という対立構造で捉えられがちですが、
そういうことではないんですね。
どちらにしても、一人一人が憲法の本質をちゃんと学んだうえで、
自分の頭で政治や社会のことを考えていきたいですね。

因みに『檻の中のライオン』については以前も拙ブログでご紹介したことがあります。
 「権力がライオンなら、憲法は檻
よろしければ、あわせてご覧ください^^


こどもおとなフェスタ

2022-11-29 | イベント
辰巳公民館で開催された「たつみ こどもおとなフェスタ



体育館の半分では、ボッチャが行われていました。
もうすっかり地域に定着しているようで、嬉しいですね^^


反対側のスペース行われていたのは・・・カローリングでした。




カローリングって、皆さんご存じでしたか?
オリンピックでお馴染みの氷上で競うカーリングと同じようなルールで、
こちらもボッチャ同様、子どもからお年寄りまで皆で楽しめるんですよ。



私もチームに入れてもらって初めて挑戦。


「ちょっと弱かったかな~~(>_<)」


いや~力の入れ具合が意外に難しかった~
シンプルなルールですが、面白くてつい夢中になってしまいました。

そのほか別室では、子ども達が喜ぶような人形劇や、
ベーゴマけん玉など昔の遊びができるコーナーなどもありました。

こんな手作りのおもちゃも。


お祭りでよく見かける的当ても。


世代を超えて地域のみんなが一緒に楽しむというコンセプトがとても良いですね。
関係者の皆さま、お疲れさまでした^^

「子ども・若者が直面する課題を考える」市民シンポジウム

2022-11-27 | 子ども
主催は、市原市保健福祉部・共生社会推進課です。
市原市がこういうテーマで市民シンポジウムを開催するって、
ちょっと前まではとても考えられなかったのではないでしょうか。





基調講演は、植草学園大学副学長で毎日新聞客員編集委員の野沢和宏さん。
虐待、貧困、ヤングケアラー、発達障害、セクシャルマイノリティ、
そして不登校やひきこもり・・・
様々な理由で行きづらさを感じている子どもや若者が増えている。
その根底にある問題は「孤立」だと野沢さんは訴えておられました。

トークセッションのゲストの皆さんは、そんな困難を抱える子ども・若者たちが
安心して繋がることができる場作りを実践しておられる方々ばかり。
「共生社会」って、そんな居場所が身近な地域にたくさんあるっていうことなんでしょうね。



どのお話も「もっと深掘りしてじっくり伺いたい!」と思うような内容ばかりでした。

今回のシンポジウムは市長が最後まで出席され、トークセッションにも参加されました。
こうした機会をこれからどんどん設けて頂きたいと思います。

精神障者害家族会に参加して

2022-11-26 | 障がい者
精神障害者のご家族の会
「市原市こころの健康家族会(こすもす会)」の例会に参加しました。

五井公民館


この日は、初めて参加される方がいらして、その方の不安・苦しみ・悩みに対して
皆さんが口々にご自分の経験をお話しし、励ましておられれました。
これこそ最良のカウンセリング。家族会の意義は本当に大きいですね。

それにしても、今回
ご家族の壮絶な日常・・・生の声を聞いて、私は何度も言葉を失うほどショックを受けました。
支援が必要でも、そもそも声を挙げられない方もまだまだたくさんいらっしゃると思いますし、
どこに助けを求めたら良いかわからない方、助けを求めたのにかえって傷つけられた方も多い。
「地域共生社会の実現」とは言っても、精神障害への対応は非常に遅れているのが現状です。

それだけに、こうした家族会の果たす役割はとても大きいと思うのですが、
残念ながら県内各地の家族会は次々と解散、あるいは高齢化が進んでいるそうです。
こうした問題も、一体どうすれば良いのでしょうか・・・
とにかく様々考えさせられました。

芸術祭に新たな展開・・・?

2022-11-22 | 観光
昨日、市からの説明で、
木更津市に活動拠点(クルックフィールズ)を置く音楽プロデューサーの小林武史氏から
市原市、木更津市、君津市、富津市、袖ケ浦市に対して、
芸術祭の開催についての提案があったことが明らかになりました。
「いちはらアート×ミックス 2020+」の総合ディレクター・北川フラム氏と
連携して開催するとのことです。

来年・令和5年は千葉県誕生150周年ということで、
県が各市町村の関連事業に対して支援するという事も背景にあるようです。

まだそれ以上は何もわかりませんが、
今まで3回開催されてきた市原市の芸術祭の方向性や、
何よりも市の負担(費用対効果も含め)はどの程度になるのかなど、
今後の行方が気になります。

コロナ禍による社会的ダメージ、物価高騰による生活への影響、老朽化する公共施設、
複雑多様化する社会問題など、
他にも市が取り組まなければならない課題は山積していますから・・・。


*********以前ブログで紹介した五井駅西口の駄菓子屋「ごい商店」に
またフラリと立ち寄ってみました。
ちょうどリノベーションスクールの受講生の皆さんも来て、賑やかで和やかな雰囲気でした^^



辰巳台にベーカリーカフェがオープン

2022-11-21 | イベント
辰巳台の中心地に、待望のベーカリーカフェ「タツミクラブ」が新規オープン!
さっそく出かけてきました^^



かつて臨海部企業が関係者用の宿泊や集会に使用していた施設がその役目を終え、
(株)NHファシリティーズさんが引き受け、リニューアルしたものです。
一足先に、今年1月にはホテルをオープン。
同じ敷地内の別棟は、ベーカリーカフェになりました。

午前9時頃にはすでに長蛇の列!1時間待ちですって・・・




お店の中は厨房の奥まで見渡せて、想像以上に広く感じました。
ズラッと並べられたパンはそれも美味しそうで、テンションが上がりました♪






竹下社長にお目にかかってお話を伺うこともできました。
パン焼き釜はわざわざスペインから取り寄せた本格的なもので、
組み立て・設置もスペインの職人さんが行ったのだそうです。
カレーパンの具は、ホテルのシェフ特製ですって。
クロワッサンもビックリするほど香ばしくて絶品でした!

今後はワインの提供も視野に入れておられるとのこと。
庭のテラスでパンやチーズをつまみにグラスを傾ける・・・なんてことも出来ますね!



今回の事業展開にあたっては、事前に地域の意向を丁寧にリサーチし、説明会も開かれました。
ベーカリーカフェの建物の一部は地域住民の活動スペースとして提供して下さいますし、
今後は隣接するグラウンドの活用も進めていくそうです。
利益はもちろん大事だけれど、地域との対話も大事にし、
地域貢献という社会的意義に価値を見いだす竹下社長のお考えに、とても感銘を受けました。

これからは民間がどんどんまち作りに参画する時代。
民間のポテンシャルを上手く引き出す行政の力量が問われますね。

ホテル辰巳クラブの前で 竹下社長・市担当部署の職員と。


イヤな記憶を変えるには

2022-11-18 | 障がい者
主に精神障害のある方々の居場所「ふわふわ」さんで月一度開かれている、
カウンセラー若林先生による勉強会。
今回のお題は「イヤな記憶を変える方法」でした。



PTSDといった過去の記憶がよみがえってパニックになる症状を防ぐためには、
なんと「テトリス」が有効なんですって!
ちゃんとエビデンスもあるそうです。興味のある方は調べてみて下さいね^^


大人の社会見学・救命救急編 開催しました!

2022-11-15 | イベント
市原市消防局の全面協力を頂いて開催した今回の特別企画。
ご参加頂いた皆さんには予想以上に喜んで頂けたようで、本当にホッとしました!

第1部は消防局庁舎2階の講堂にて。
市原市の救命救急の実態について、警防救急課の職員から説明を受けました。
スライドもこの日のために用意して下さって、有り難い限りです。
新型コロナ感染拡大ピーク時の救急搬送の状況など、興味深いお話が満載!
質疑応答も活発に行われました。



そして第2部は、消防局から車で数分の場所にある総合防災センターに移動して、
世界中で市原市にしか配備されていない最新鋭の消防ロボット
「スクラムフォース」の実地見学です。



東日本大震災での市原市内のタンク爆発火災をきっかけに、国が開発したロボットシステム。
消防隊員が近づけないような大規模な火災など、過酷な現場にも耐えることができます。
ロボット自身が判断し、互いに情報交換しながら活動するという賢さ!

飛行型偵察・監視ロボット 「スカイ・アイ」。いち早く現場に飛んで上空から情報収集。


走行型偵察・監視ロボット 「ランド・アイ」。こちらは陸から偵察。


放水砲ロボット 「ウォーター・キャノン」とホース延長ロボット 「タフ・リーラー」。


過酷な任務を背負っているはずなのに、皆なんだか可愛いく見えるんですよね・・・

「ウォーター・キャノン」によるダイナミックな放水にも歓声が上がりました。
なんと1分間4千リットル!


現場から離れたこちらの指令システムでロボットを制御します。


2018年に実証配備(現在は実践配備)されたのですが、
未だに多くの市民がこのことをご存じないようで・・・
新型コロナ感染の拡大で、披露するチャンスがなかなか設けられなかったのかもしれませんね。
参加者から「これはもっと積極的に市民に公開するべきだ」という声が多数上がっていました。



後日談ですが、
見学されたお子さんの一人が、次の日の授業でその出来事を発表したところ、
先生が機転を利かせて下さって、
急きょスクラムフォースの仕事について電子黒板で動画を見ながら学ぶことになったと、
保護者の方から連絡を頂きました。
・・・これは嬉しいですね~
このエピソードだけでも、開催して本当に良かったと思えました!

実は私が一番興奮していたかも。。


消防局の皆さま、多大なるご協力を頂き本当にありがとうございました♪

市原歴史博物館、いよいよオープン!

2022-11-14 | 文化芸術
11月20日、いよいよ市原歴史博物館(アイミュージアムセンター)が開館します!
今日は、市議会に向けた内覧会でした。
簡単ですが、いち早く写真でお知らせしますね。



エントランスから奥へ進みます。


映像も駆使した五大力船の展示も迫力ありました。
本物の舵の展示は、日本でここだけだそうです。




縄文時代の出土品のイノシシは、私も森山さんも大のお気に入り。
ニコッと微笑んでいるお顔が、とってもキュートだと思いませんか?


ずらりと並んだ塙たちも壮観です。
ケースに収まっていないので、最初はレプリカかな、と思っていましたが・・・ホンモノです!


どれもこれも、み~んな市内で発掘された本物ですよ。


まだまだバックヤードに展示品がたくさんあるそうですし、
これから全国の貴重な文化財もお借りして展示することもできます。
何度訪れても新しい発見がある博物館になりそうですね。

こちらは隣にある体験館です。
歴史館と体験館の二本立てというところが、アイミュージアムセンターの大きな特徴ですね。








様々な体験プログラムを通じて、子ども達にも興味を持ってもらえそうですね。

11月20日(日)はオープンイベントが開催されます。  開館日のチラシ
皆さんもぜひお出かけくださいね。
市原市の3万5千年の歴史を体感してみましょう!^^

人のくらしに寄り添うメンタルヘルス支援

2022-11-12 | 障がい者
市民会館で開催された『市原市精神保健福祉フェスタ』に行ってきました。



義足のダンサーとして多数メディアに出演されている
大前光市さんのパフォーマンスには間に合わず・・・残念でしたが、
精神障害当事者やご家族、支援者で構成される
コーラスサークル「フラップダッシュ」のステージ、しみじみと心に響いて感動しました!



その後の講演、演者は伊藤順一郎さん。
市川市のメンタルヘルス診療所「しっぽふぁーれ」の院長で、
なるべく強制入院に頼らず、あたりまえに地域で暮らすために、
多職種連携による訪問支援などに取り組んでおられます。

「しっぽふぁーれ」とはイタリア語で「やればできる」という意味だそうです。
イタリアには精神病院というものが無いのだそうですね。初めて知りました。
逆に、世界の精神科病床の約20%が日本にあるんですって!!

精神疾患があっても地域で暮らすために、
その人に寄り添える人や場所をどのように地域に作っていくか。
それには人と人の繋がりが大事。やはりこれに尽きると思います。

例えば伊藤医師は、医療から離れたときにその人を社会につなげるために、
今後は不動産屋さんや中小事業者ともっと仲良くなりたい、
と話しておられました。

それからアートとメンタルヘルスはとても親和性があるとも。
市原市は「アートを活用したまちづくり」を掲げていますから、
障害者の能力を社会に活かすツールにするという方向性もあるんじゃないか、とも感じました。

講演を聴きながら、自閉症の長男の子育中の頃を思い出しました。
いろんな方が支えてくれて、辛いときにふと立ち寄れる場所もあって。
自分だけが抱えているという感覚を持たずに済みました。
今思えば、自分はなんて幸運だったのだろうと思います。

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