市原市議会議員 小沢美佳です

市政や議会の報告、日々の活動や想いを綴ります。
一番身近な地方政治の面白さが、皆さんに伝わりますように・・・

「選挙に行きませう」

2015-05-20 | 選挙
市原市長選挙・市原市議会議員選挙まで、あと18日。
先日、知人からこんな面白いステッカーをもらいました。

「選挙に行こう!投票しよう!」


こんな面白いデザインも♪
「選挙に行きませう」


こちらはなんと、あの「テルマエロマエ」のヤマザキマリさんデザイン!
「選挙に行くべし!!」


これらは、ツイッターで話題の、自由にダウンロードできる「選挙ステッカー」なるものです。
音楽ライターの和田静香さんが呼びかけ、多くの人気漫画家が賛同し、デザインを提供しています。
カバンやノートや携帯に貼ったり、お店に置いて自由に持っていってもらうなど、各人工夫して広めていいそうです。

昨年の衆議院議員選挙では、60代の有権者の投票率が約68%に対し、20代は約33%でした。
このプロジェクトは、特に政治への関心や参加度が低い日本の若者世代への、いいアプローチになると思います。

選挙権を18歳以上に与えるとする公職選挙法の改正も、そんな若者世代への大きな刺激となるでしょう。
でも、ただ法律を改正しただけではダメなのです。
この前何気なく手に取った機関誌の、ある大学准教授の寄稿文がとても印象に残ったので、一部ご紹介しますね。

「子どもや若者には、
なぜ人々が対立しあい、集団化して競争するのか、
どうやって合意形成に至ればよいのか、
メディアや情報はどう活用すべきか等々、
『政治』の大切さや難しさを学んでほしい。
こうした教育なくして、
18歳の若者にいきなり現実社会の政治争点について判断し、投票しなさいというのは、
大人社会の手抜き』であろう」

さらに、
このような『民主主義的ガバナンスの作法』を普遍的に教育するためには、教育者の意識や教育内容の改革が必要だ、
ということも説かれていました。

このテーマは以前から私もとても注目していて、これまで議会でも取り上げてきました。

選挙の度に更新される感のある低投票率。
その原因はもちろん若者だけにあるわけではありませんが、ただ嘆いていても何も変わらないということだけは確かです。

市民ネットニュース号外 発行

2015-05-13 | 日々のあれこれ
市議選の投票日(6月7日)まで、あと3週間ほどになりました(皆さん、ご存知でしたか?)。
市議選も大事ですが、同時に行われる市長選も、これまたすごく大事。首長次第で、市の未来は大きく変わります。

市民ネットワークでは、市長選立候補予定者3名に簡単なアンケートを行いました。
回答結果は、できたてホヤホヤの「市民ネットワークニュース号外」の裏面に載っています。
ニュースの表面は、放射性物質を含む廃棄物の処分場問題について。とってもわかりやすく解説していますので、ぜひぜひご覧ください!

市民ネットワークニュース号外 表面
市民ネットワークニュース号外 裏面

さらに、市長選の公開討論会の予定もありますので、お知らせしますね。

市原市長選挙 公開討論会
日時 2015年5月22日(金)
   19:30~21:10 (開場19:00)      
場所 市原市市民会館 小ホール

市政についてまちの声を聴くと、「わからない」「興味がない」という答えが返ってくることもしばしばで、何とも残念な限りです。
政治は生活そのものです。自分の生活を誰かに丸投げするなんて、ぜったい嫌でしょう?

私たちのまちのことは、私たち一人ひとりが考え、私たちが決める。そんな市民が増えれば、まちは必ず変わります。
投票日には、必ず足を運んでくださいね(^^)/

真のチーム医療とは

2015-05-11 | 健康・医療
千葉ろうさい病院の会議室で行われた学習会に参加しました。



講師は、千葉大医学部付属病院で地域医療連携部の部長を務めてらっしゃる藤田伸輔先生。
講演の内容を一言で簡単に言うと、ビッグデータの解析をもとに今後の地域医療の方向性を探るというもの。
今日は2回目の集まりで、この日も院内のドクターやコメディカルに加え、市の保健福祉部職員も大勢参加されていました。

藤田先生のお話は、講演依頼が引く手あまたというだけあって、とても明快かつ興味深い内容ばかりでした。
専門的なお話も多かったのですが、わかりやすいところで、今日は不適切な処方を減らすというお話について。
一応薬剤師なので(笑)。

例えば・・・

便秘薬として高齢者にもよく処方されている酸化マグネシウム
代謝機能の衰えている高齢者がこれを服用すると、高マグネシウム血症に陥りやすい。
症状は、「なんとなくボーッとする」「元気がない」などと、認知症と間違えやすい!!
痛いわけではないので、だれも副作用と気付かないのが怖いところです。
これを平気で高齢者に処方しているのは、日本ぐらいなのだそうです。

それから、私も調剤で当たり前のように経験してきたのですが、20種類以上ものクスリを処方されている高齢者があまりにも多い。
でも、医薬品メーカーって、単独で飲む場合の副作用のデータは持っていても、何種類もの飲み合わせ(相互作用による効果や副作用)については、まったく検証していないというか、検証は不可能なんです。
リスクを避けるためには、処方は極力シンプルにした方がいいに決まっています。

これら不適切な処方を今後減らしていくためには、処方する医師側の努力も確かに必要ですが、チェックする薬剤師側の努力と互いの対等な関係作りが必要だと思います。
もっと言えば、適切な医療を提供するためには、薬剤師だけではなく、看護師、管理栄養士、ソーシャルワーカーなど、多職種によるチーム医療の構築が求められます。
チーム医療といっても、これまでの概念では、あくまでも医師を頂点としてその下にコメディカルが形成されるというものでしたが、真のチーム医療は、もっとフラットな関係の上に成り立つものです。
病院でこれがうまく機能すれば、本当に患者側に寄り添ったいい医療を提供できると思います。

「でもね、小沢さん」

と学習会終了後、院長先生が私にそっと打ち明けて下さいました。

「これがなかなか難しいんですよ。『対等な関係なんてトンデモナイ!』と考えている医師が、意外に多くてねえ・・・」

指定廃棄物 講演会のお知らせ

2015-05-10 | 環境
昨日、指定廃棄物の処分場の候補地について、もっと市原市民に知ってほしい、「自分ごと」として考えてほしい、ということを書きました。
そこでさっそく講演会のお知らせです(^.^)。

原発の真実」(放射性廃棄物学習会)
 日時:5月16日(土)18:30~
 場所:市民会館小ホール
 講師:川野眞治氏(京大原子炉実験所 原子力安全研究グループ)
 共催:放射性廃棄物を考える市原市民の会/市原9条の会/NPO法人放射能測定センター/放射能からこどもを守る市原の会/市原ふる里協議会

私が役員を務める会(放射性廃棄物を考える市原市民の会)も共催しています。
ぜひぜひお集まりください(^^)/


さて、こちらは昨日に引き続き、お手製の差し入れ第2弾。



Kさんが作ってくださった房総の郷土料理、祭り寿司です。
食べるのがもったいないくらいでした(^.^)

未来への責任

2015-05-09 | 環境
先月環境省は、東電福島原発事故による千葉県内の高い値の放射性廃棄物の処分場の候補地を、千葉市中央区東電千葉火力発電所敷地内に選定したと発表しました。

こう書いても何のことかわからない方のために簡単に説明すると、
事故によって舞い上がった放射性物質が千葉県内に降り注ぎ、汚染された焼却灰など8000ベクレル超の廃棄物が、現在も県内各地に約3700トン保管されています。
国は、これらを県内1か所で処分することとし、森田県知事はこれをすんなり了承。県内各自治体も渋々ながら了承している形です。
そしてこのほどその白羽の矢が当たったのが千葉市というわけです。

私たち市民ネットワークは、発表のずっと以前からこの問題を重視し、「放射性廃棄物を考える市原市民の会」という市民有志の会の立ち上げから関わり、党派・団体の枠を超えて広く市民と共有するための活動をしてきました。
以前ブログにも書きましたが、同様に栃木県で白羽の矢が当たった塩谷町の首長をお招きしての講演会も、この会が主催したものです。

「塩谷町からのメッセージ」

先日、若い世代の方々と話をしていて、処分場建設のニュースを知らない方がまだまだ多いのだということに気付きました。

「絶対に反対」
「どこかが引き受けなきゃならないんだから仕方がない」
「安全性と補償を担保してくれるなら・・・」

いろいろと意見は分かれるところと思いますが、まずは市原市民も当事者意識を持ってほしい。
子どもたちにどんな市原市を残してあげあられるのか。それを決めるのが私たち大人の責任です。
少なくとも、密室で決められた国の計画に黙って従うような、主体性のかけらもない自治体になるなんてことだけは、まっぴら御免です。

市議会では、千葉市への処分場建設に関し、佐久間市長に対して以下の事項を環境省に申し入れるよう要望しました。
(1)市原市を「重要な隣接地」として認識すること
(2)市原市や市議会に対し、選定の経緯や今後の計画などについて説明すること
(3)市原市民に対する説明会を開催し、周知徹底すること

私としては、(1)の「重要な隣接地」という中途半端な表現には大いに不満があります。
千葉市といっても候補地は蘇我ですから、市原市八幡から3キロぐらいしか離れていません。「地元自治体」同様に扱ってほしいのです。
(残念ながら議会での私のこの主張は、少数意見のため却下となりました・・・)


お口直し(?)に・・・

昨日、市民ネット元議員の上符さんがお手製のフルーツロールケーキを差し入れてくださいました。


その日の朝にパパッと焼いてくださったのだそうです。素晴らしい!
メロンの香りが広がる、とってもさわやかなお味でした(^.^)


命の授業

2015-05-02 | 日々のあれこれ
とある情報誌をペラペラとめくっていたら、TIMのゴルゴ松本さんのインタビュー記事が載っていました。

ゴルゴ松本さんといえば、「命!」などの漢字の一文字ギャグで、かつて一世を風靡しましたね。
最近はあまりTVでは見かけない気がしていたのですが、
その記事によると、3年前から各地の少年院を慰問して、夢や命の尊さを子どもたちに伝えているのだそうです。
伝える手段は意外にも漫談やコントではなく、さまざまな漢字のもつ深い意味をひも解きながら、彼らの心に訴えかけます。

例えば、

「『弱音を吐く』の『吐』という字は、口へんにプラス(+)、マイナス(-)と書く。
でも成功する人、夢をかなえる人は次第にマイナスなことを口にしなくなる。プラスの言葉、思考だけを口にする。
そうして『吐』からマイナスが取れて『叶』という字になる」

「日本語の50音は、『あい』で始まり『をん』で終わる。
仏教では、あうんは物事の始まりと終わり。漢字に当てはめると『愛』『恩』という言葉になる。
つまり、人の一生は、愛で始まり恩で終わる」

「困難や苦難や災難が無い人生は『無難』かもしれないけれど、難があって初めて『有難い』と感じる」

こうしてみると、漢字って、日本語って、本当に奥が深いというか、すごいんですね!
ゴルゴさん自身も、売れない時代があったりして苦しい思いをたくさんしてきたのでしょうから、そんな経験に裏打ちされた言葉の重さが、なお一層少年たちの心に響くのではないかと思います。

たった一人との出会いや一つの言葉がその後の人生を大きく変えるということはよくありますが、ゴルゴさんの「命の授業」で、一人でも多くの少年院の子どもたちが目覚め、救われることを願っています。

写真は、上総更科公園で開かれた市原地区メーデーにて、山本友子県議と。
熱い、そして暑い式典でした。

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