市原市議会議員 小沢美佳です

市政や議会の報告、日々の活動や想いを綴ります。
一番身近な地方政治の面白さが、皆さんに伝わりますように・・・

「投薬」の由来

2023-10-22 | くすり
気持ちの良い青空!今日は最高の秋晴れでしたね。
写真は、大厩町会で4年ぶりに開かれた「ファミリーふれあい大会」にて。


小さなお子さんからお年寄りまでご近所同士がみな参加して、和気藹々としたアットホームな雰囲気。
いつも和ませて頂いています^^

つい長居をしたくなりますが、途中で失礼して・・・薬局勤務へ。
お出かけ日和だからか(?)、今日は患者さんがいつもよりだいぶ少ない気がしました。

ところで、
薬剤師が薬を患者さんに渡すことを「投薬」と言います。
でも「薬を投げる」というイメージが乱暴であまり良くないためか、
最近はあまり使わなくなったように思います。
ところがこの言葉の由来は、
お釈迦様がお亡くなりになる際に、お釈迦様の母親が天から薬を届けようとして投げた、
という話が元になっているのだそうです。
(薬は途中で沙羅双樹の枝に引っかかって、お釈迦様には届かなかったそうです。。
涅槃図に描かれています)
薬剤師による「投薬」も単に薬を渡す行為ではなく、
患者さんの健康を守るという心がなければならないということなのですね。

薬剤師の活躍と住民の健康を目指して

2022-05-27 | くすり
「薬剤師首長・地方議員意見交換会」が日本橋で開かれました。
薬剤師の資格を持つ地方自治体の政治家って、44名しかいないんですね。。
この日は北海道から鹿児島まで約半数が参加。

駆けつけてくださった国会議員の皆さま

自由民主党の藤井もとゆき参議院議員。
これまで長い間、薬剤師と国会の橋渡しを務めてこられました。


立憲民主党の逢坂誠二衆議院議員。
もうオーラがすごいのなんの!言葉の力が半端ない!


自由民主党の本田あきこ参議院議員。
以前この会合で、私が医療的ケア児への支援について発言したところ、
のちに直筆の丁寧なお手紙を頂きました。


そして、日本薬剤師連盟の神谷まさゆき副会長。
一人一人の発言を一生懸命メモをとりながら聞いておられました。


住民の健康をサポートする最前線の医療従事者として、
薬剤師がもっとその職能を発揮できるような社会にしなければ。
全国各地で奮闘する同志との意見交換はとても刺激になりますし、あらためて連帯感も沸きますね^^


・・・・・・庭のジューンベリー。
時々野鳥が飛んできてついばんでいきます。
甘酸っぱくてなかなか美味しい♪

市議会リポートより 2

2021-05-02 | くすり
「薬剤師さん教えて!」シリーズという事で(^^)
4面にミニ知識のようなものをちょこっと載せています。

今回は、『意外と知らない!?点眼のコツ』。
在宅勤務でパソコン作業もつい長引きがちに。眼の不調を訴える方も増えているそうですね~

では解説します。
① くすりをさす側の目の下にげんこつを当て、げんこつで軽く下瞼を下げます。
② 目薬を持った手をげんこつに乗せ、顔をなるべく上に向けます。
(こうすると、目薬を持つ手がグラグラしませんね!)


③ 容器の先がまつ毛などに触れないよう気を付けながら、1適たらします。
(2滴以上はあふれてしまうので、意味がありません)
④ しばらく目を閉じるか、目がしらを軽く押さえます。
(パチパチすると、かえってあふれてしまいます)

目頭には鼻やのどへの通り道があるので、ここを押さえると、くすりがそちらに流れないで目の表面に留まるので、より効きやすくなるのです(^.^)

⑤ 2種類以上さすときは、5分くらい間をあけましょう。

この方法は『げんこつ法』とも呼ばれています。
皆さんも試してみてくださいね。
(森山さん、写真のモデルThanks!)

たまに薬剤師として

2020-01-22 | くすり
プロフィールにもあるように、ごくたま~~にですが、薬局で調剤の仕事をしています。
整形外科クリニックの隣りなので、お年寄りはもちろん、仕事や事故で体を痛めた働き盛りから子どもまで、けっこう幅広く様々な患者さんが訪れます。

この間、骨の一部に炎症を起こして何ヶ月も治らないという中学生が母親と一緒にやってきました。
薬をお渡ししながら話を聞くと、部活で筋トレをしすぎたためとのこと。
本当は部活を休ませたいのだけど、熱心な顧問の先生や友達の手前もあって、無理して練習を続けてしまうので中々よくならない。
「真面目でつい頑張っちゃう子なので・・・。将来への影響も心配なんです」と顔を曇らせるお母さん。
鎮痛剤と湿布を受け取り「つい話が長くなってしまって・・・。聞いてくれて、ありがとうございました」と言って、帰っていかれました。

行き過ぎた部活が「ブラック部活」などと社会問題にもなっていて、よく教師の長時間労働の主な原因と言われているけれど、追い詰められているのは子どもも同じ。
以前、部活のガイドラインの策定について、私も本会議で質問したことがあるけれど・・・。

薬局の窓口に立っていると、部活で体を壊してしまった子どもが後を絶たず、そのたびに悲しくなるのです。


さて、写真はもう一つの役目、学校薬剤師として。

5年生の教室で、空気の汚れと室内の明るさを図りました。

この日の授業は、何やらキットを組み立てて、スイッチを入れるとコイルがくるくる回るようなメカを完成させるというもの。




こちらは、二酸化炭素濃度測定器


休み時間には「ナニしてるの?」と子どもたちが寄ってくるので、
「空気中の二酸化炭素が多すぎると、頭が痛くなったり気持ち悪くなったりこともあるからね。このガラス管の先の色が変わるほど、濃度が高いってことなんだよ~」
などと説明します。
「へ~っ!」と興味深そうに覗き込む子どもたちに出会えるのが、学校薬剤師の楽しみなのです。

ちなみに二酸化炭素濃度って、教室で窓を締め切っていると、場合によっては15分くらいで簡単に基準値を超えちゃうんですよ。
パフォーマンスは低下するしインフルエンザにもかかりやすくなるので、教室やオフィスなどの換気はこまめに行いましょう!


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薬剤師議員、集合!

2018-06-01 | くすり
都内で開かれた「平成30年度 薬剤師首長・地方議員意見交換会&懇親会」。



今年は北海道から鹿児島まで49名中30名が集い、薬剤師を取り巻く国の動向などの説明を受けたのち、順番に活動の報告を行いました。
私は昨年度市原市薬剤師会が取り組んだ介護職との連携モデル事業などを紹介。

この日最も注目を浴びたのは、何と言っても今話題の愛媛県の菅今治市長・・・。
薬剤師でいらしたのですね。


お忙しいなか懇親会に駆けつけてくださった、自民党の松本純代議士と立憲民主党の逢坂誠二代議士。

お二人のオーラが凄いのなんの(#^.^#)

与野党のしがらみなく互いにエールを送りあう、こんなツーショットは薬剤師連盟だからこそでしょう。


前列中央は本田あきこ副会長、向かって右が山本信夫会長です。
お隣に座らせていただいて恐縮しながら記念撮影・・・


全国的に移動が困難な患者が増えて在宅医療のニーズが高まる中で、今後注目されるのが「オンライン診療・オンライン服薬指導」だそうです。
社会情勢の変化が目まぐるしいだけに、私たち薬剤師議員への期待も大きい。頑張らねば!

地域をつなぐ薬剤師たち

2018-04-28 | くすり
市原市薬剤師会で発足した地域連携推進委員会、第1回目の会議が開かれました。



この日は、今年度予定されている公民館主催のおくすり教室や、薬剤師会会員向けの研修会などのテーマについて、アイディアを出し合いました。



この1、2年で、住民や介護職関係者からのおくすりに関する講演依頼が、グンと増えてきたように感じています。
特に昨年度は、介護職員等からの医薬品に関する相談を受け付けたり、介護職員が薬局に出向いて住民の相談に応じたりといった「薬局ビジョン事業」というモデル事業を行うなど、薬剤師会側から発信する取り組みも活発になってきています。

薬局や薬剤師は、医療と介護の連携や在宅医療を進めるうえで、とても重要な役割を担っています。
これからこの委員会がその旗振り役となって、薬剤師会を引っ張っていくことになるでしょう(^.^)。

それにしても、この日会議が終了したのは午後10時すぎ。
皆さんそれぞれ勤務を終えて駆けつけているわけですから、本当に頭が下がります。
私としては、例えば千葉市が独自に行っている認定薬剤師制度のように、地域医療に貢献している薬剤師や薬局を認定して、ステッカー等で住民に見える化するような仕組みを導入できないものかと思っています。

私たちの提案がモデル事業に!

2017-08-23 | くすり
地域医療と介護の連携に関して、とっても嬉しい動きが!!

薬剤師会が中心となる厚労省のモデル事業が、この秋から市原市で始まります(^^)/

名付けて「地域包括支援センターに対する医薬品の相談薬局(24時間対応)創設事業」。

市内にある地域包括支援センター(6カ所)の圏域ごとに「基幹薬局」を決めて、介護職員(ケアマネやヘルパー)から医薬品に関する相談をいつでも受け付ける体制を整備します。
さらに、介護職員などが基幹薬局に出張して、薬局を訪れる患者さんからの介護に関する相談を受け付けるというサービスも行います。

県内では、この事業に市原市以外にも12の自治体で手が挙がっているのですが、市原市のように全ての圏域で薬剤師会が万全の体制で臨むという自治体はほとんどないようです。
それもそのはず・・・そもそもこの事業を発案し提案したのは、市原市薬剤師会なんですよ。

事の始まりは半年前。
たまたま薬剤師会メンバーや介護職員など多職種が集まってオフの場で雑談をしていた時に、
「介護と医療の連携といっても、やっぱり介護職員と医師との間には壁がある。その橋渡しとして、薬剤師が何かできないものか」
という話になって、皆であれやこれやアイディアを出し合ったことがきっかけでした。
その構想が、市薬剤師会理事長の尽力もあって千葉県薬剤師会を通じて厚労省にまで上がり、見事モデル事業に採択されたのです!

もう、こんなに嬉しいことはありません(^^♪

あくまでもモデル事業なので実施期間は短いのですが、その間にぜひとも成果を出して、その後も市原市の協力を得ながら継続できるようになれば最高ですね~。

写真は、急病センター内の会議室にて、基幹薬局のメンバーで事業の打ち合わせをしているところ。




夜遅くまで皆さんお疲れさまでした・・・


薬局より

2017-08-12 | くすり
私が勤めている薬局は、隣に整形外科の診療所があります。

夏休みということもあって、部活やレジャーで足などを痛めたという子どもの患者さんも多くなるのですが、その一方で、部活を引退して本格的に受験勉強を始めたとたんに首を痛めたという中学3年生(急に机に向かうようになったから?)もチラホラ。

今日は、今流行りのいわゆる「スマホ首」と思われる患者さんも何人か来局しました。(これは子どもも大人も!)

重い症状が何日も続いていて、かなり強い薬が処方されているのに、介護の仕事をどうしても休めないとため息をつく女性。
ギリギリの人数で交代勤務なので、休むと穴をあけてしまうのだそうです。
厳しい現場の声。

祝日(山の日)の翌日だったので、患者さんがひっきりなしで大忙しでした。
そんな状況でも、丁寧に話を聴くことを心掛けていると、思いがけず世相が透けて見えることが、結構あるのです(^^)。

写真は、先日所用で三和支所を訪れた時のもの。
カウンターのゴーヤにほっこり。


国民健康保険に加入している皆さんへ

2017-07-18 | くすり
毎年8月1日は、国保の被保険者証の交付日です。
7月も後半なので、そろそろ市から新しい被保険者証がお手元に届いていることとと思います。

被保健者証をぺりっと剥がしたら、それで終わり・・・

ではなく、

今一度、封筒の中をよ~く見てみてください!!

今年から、新たにこんなシールが同封されていると思います。

『ご活用ください! ジェネリック医薬品希望シール』


小さいシールが8枚、大きいシールが2枚ありますから、
こんな風に、被保健者証やおくすり手帳に貼っておくと、医療機関や薬局の窓口でスムーズにジェネリック医薬品変更の意思を伝えることが出来るんですよ(^.^)



日本人一人当たりの年間の医療費は、32万1100円(平成26年度)。15年後には1.5倍以上に膨らむと言われています。
皆保険制度の維持のためにも、お財布に優しいジェネリック医薬品の普及にぜひご協力を・・・!

薬剤師議員との交流

2017-05-19 | くすり
市民ネット通信107号を携えて、朝の五井駅に立ちました。
写真は、東口のペデストリアンデッキから見た小湊鉄道の風景。


来週火曜日には、八幡宿駅に立つ予定です(^^)/


この後、電車に飛び乗って四谷へ。
年に一度開かれる、全国の薬剤師首長または地方議員が一堂に会する意見交換会に参加してきました。
対象者47名のうち、鹿児島から北海道まで30名が出席。
それぞれ地域での取り組みなどについて情報交換を行いました。

地域包括ケアシステムでは、薬局や薬剤師がとても重要な役割を担うとされています。
地域に密着して住民の健康をサポートする拠点として。
そして、窓口対応による認知症など患者の早期発見や、包括センター、医療機関への繋ぎ役として。
そのためにも、もっと医師や薬剤師同志の連携が必要ですし、薬局を地域に活用してもらうための情報発信や仕掛けも行っていかなければなりません。

写真は、意見交換会に引き続き開かれた懇親会の様子。

日本薬剤師会 山本会長のごあいさつ




左から、千葉県薬剤師会の石野会長、日本薬剤師連盟の本田あきこ副会長、千葉県女性薬剤師会の櫛方会長、私。


国会にも、薬剤師議員は4名いらっしゃいます。
懇親会の途中で、民進党の逢坂誠二衆議院議員お一人だけが駆けつけ、ご挨拶されました。
これから衆院の法務委員会で『共謀罪』について審議してきます
と、共謀罪の問題点について簡潔明瞭に訴えて、急ぎ会場を後にしていかれました。
たった10分程でしたが、お話もとても明快で、もの凄いオーラがありました。この後に控える使命に燃えていたのでしょう。

大変失礼ながらこれまで存じ上げなかったのですが、代議士になられる前は、北海道ニセコ町長を務められていたのですね。
ニセコ町といえば、「ニセコ町まちづくり基本条例(自治基本条例)」の策定によって、住民との情報共有化と住民参加を、日本で初めて制度として保障したことで知られていて、「参考にしたい自治体」第1位にも選ばれています。
この条例を作ったのが、まさに逢坂町長だったんですね・・・。

一言でいいからお話したかったなあ・・・。

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