市原市議会議員 小沢美佳です

市政や議会の報告、日々の活動や想いを綴ります。
一番身近な地方政治の面白さが、皆さんに伝わりますように・・・

今日も盛りだくさん!の一日。

2012-10-20 | イベント
今日は、午前中ちはら台地区の町会懇談会へ。
こうしていくつかの地区を回っていると、抱えている課題が驚くほど違っているのがよくわかって、興味深いものがあります。

それにしても、
現在新聞でも大きく取り上げられている市役所本庁舎の建て替え・移転計画については、懇談終了後に「行政連絡」として3分ほど市が一方的に概要を説明して終了し、質問も受け付けず。
約130億円以上もの予算をかける事業なのに、これではあんまりじゃない!と思うのは私だけではないはずですが・・・。


懇談会終了後は、特別支援学校で行われている「いちょうまつり」へ。



校庭に設置されたステージでは、ちょうど生徒たちによる歌や演奏が披露されているところでした。



長男が卒業してからはほとんど訪れていなかったのですが、子供たちの一生懸命な姿を久しぶりに見て、やっぱりジンと来るものがありました。


今日はこの他にも、市民ネット主催の講演会『自立力をつける子育て』がありました。



講師は、船橋の「ジョブカフェちば」で若者たちのキャリアカウンセリングを行っている谷口真紀さん。
定職に就くことができない数多くの若者たちと接してこられた経験から、子供が自立するために親はどんなことに気を付けたらよいのか、ということについてお話しいただきました。

「子育て」がテーマの講演でしたが、
子どもといえど所詮他人をコントロールすることはできない。自分が変わるしかない、ということなのですね。

このところ、忙しいと言って息子たちの話をまともに聞いてやっていない自分を顧みて、思わず反省・・・。

「津波の心配はない」は本当か?

2012-10-19 | 防災
この間まで暑い暑いと言っていたのに、やっと涼しくなってきたと思ったらもう10月も半ば。
バタバタと飛び回っていると、時の流れが特に早く感じられます。
この頃、夕方になると毎日のように頭痛が襲ってきて困っています。
もう少し余裕を持って過ごしたいけど、そうも言ってられません・・・。



さて、昨日から始まった毎年恒例の「町会懇談会」。
これは、市長をはじめとする市の幹部職員が各地区に出向き、集まった町会長の皆さんに対し、行政活動の説明をしたり、地区の抱える課題について意見を交わしたり、町会の活動報告を受けたりするというものです。
市内を11か所に分け、これから2週間にわたって行われます。

市域の広い市原市は、地区によって風土が違えば抱える課題もそれぞれ。
私は、自分の膝元の地区(市原地区)だけではなく、見識を広げるためにも他の地区の話もできるだけ聞きたいと思い、
さっそく、昨日は姉崎地区、今日は五井地区の町会懇談会にお邪魔してきました。


とても参考になるお話がたくさん聞けたのですが、今日は特に印象に残ったことを一つ・・・。

湾岸に位置する姉崎地区でのお話です。
市が津波避難計画について説明したことを受け、ある町会長がこんな意見を述べられました。

「市は『津波の心配はない』と強調するが、本当にそうなのか。
例え計算上は心配なくても、満潮時には予想外の浸水もありうる。
慢心せず満潮時には注意して必要あれば逃げるよう、住民に注意喚起することも、必要なのではないか」

私は、この方のおっしゃることは、まさにその通りだと思いました。

昨年の東日本大震災で大津波に襲われた岩手県釜石市で、小中学生の99.8%が助かったという「釜石の軌跡」は、ご存知の方も多いと思います。
その釜石市で2004年から危機管理アドバイザーを務めてきた片田敏孝氏は、自身の著書でこんなことを述べられています。

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2004年の新潟豪雨災害で被害の大きかった地域の住民に話を聞いたところ、
「浸水が進んでも避難勧告がなく、避難できなかった。市の責任は重い」というものが多かった。
確かに、それはそうだろう、情報もないまま水が来たら住民は怒るだろう、と理解はできる。
しかし同時に、あなたは逃げろと言われなければ逃げないのか、と言いたくなるような状況がここにある。

災害対策基本法のもと、50年にわたって、
堤防を作り、ダムを作り、砂防を作り、逃げなければ避難勧告を発令して教えてあげます、
こういう仕組みが進められて、日本の防災文化が定着してしまっている。
自分の命の安全を全部行政に委ねる。いわば、住民は「災害過保護」という状態にある。
これが、我が国の防災における最大の課題である。
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また、こんなふうにも述べられています。

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「避難」には、3つの考え方がある。
ひとつは、緊急避難(エバキュエーション)。命からがらの避難。
二つ目は、滞在避難(シェルタリング)。 避難所での一時生活。
三つ目は、難民避難(レフュージ)。仮設住宅などでの長期避難生活。
この三つの避難のうち、行政が対応できるのは滞在非難と難民非難である。
緊急避難については、個人個人みな条件が違うので、その主体は国民に返すべきである。
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もちろん、住民が「災害過保護」になってしまったのは、住民のせいではありません。
だからこそ、今後行政は、「予測では津波は来ないことになっています。皆さん安心してください」と強調するのではなく、住民一人一人が自分で自分の身を守るという気持ちをサポートするよう、もっと情報提供の仕方を工夫しなければいけないと思うのです。
姉崎地区の町会長の発言は、まさにそこをするどく突いていました。


・・・まあ、乱暴に言えば、
「行政を信頼してください。でも、まるっきり信じてもダメですよ。最終的に判断するのはあなた自身です」
というところでしょうか。
でも、なかなかこうは言えないしね(^_^;)

「小規模学級特認校」児童募集

2012-10-16 | 教育
市原市では、来年度から、「小規模学級特認校」という学校制度を新たに開始します。
これは、学区にとらわれず市内全域から児童を募集し、少人数学級で特色あるきめ細かい授業を行うというもので、海上小学校と国府小学校の2校で行われます。

今日は、そのうちの海上小学校で学校公開が行われるということを知り、私も見学に行ってきました。

自分の子どもが通う学校でなければ、他に学校内を見るチャンスってなかなかないものですよね。
初めて訪れた海上小学校でしたが、とても開放的なつくりでビックリ!







創立124年。歴史ある学校なのですが、8年前に改築されてとても近代的できれいな校舎です。
おまけに、周りは豊かな自然と素朴な農耕地に囲まれて、抜群の環境です。
昔から造形教育に力を入れているそうで、この日の低学年の授業も図工でした。
子どもたちが、近所で拾ってきた葉っぱや枝や木の実を使って思い思いに創作をしていました。

高学年は、英語の授業です。


海上小が特認校として目指す「特色ある教育」とは、
これら外国語と図画工作、そして地域住民の協力による米作りや蕎麦打ちなどの農業体験なのだそうです。
学区外から通う場合は保護者の送り迎えが必要なのですが、
この素晴らしい環境の中で、少人数のきめ細かな授業が受けられるのは、確かに大きな魅力だと思いました。

授業参観の後の保護者への説明会では、
校長先生や市の教育委員会から特認校制度についての説明があり、他の学区から来た保護者との質疑応答が交わされました。

「入学してから、『やっぱり地元の学校の方がいい』と子どもが言ったら、転校は可能か」など、
保護者なら当然抱く不安の声なども聞かれました。


この制度は、もともと子どもの数が減ったことによる過小規模学校対策から始まったものです。
海上小学校の今年の新入生はたったの9名。このように、着実に小規模化が進行している学校は、市内に何か所かあります。
その一方で、新興住宅地ではどんどん人数が増えて新設校が作られています。
こうしたアンバランスを少しでも緩和するのが、大きな狙いなのです。

とはいえ、学校は子供のためにあるのですから、そこに通う子供一人一人にとって最善の教育環境であるかどうかが最優先です。
この新しい制度がうまく軌道に乗って、口コミで方々から入学希望者が集まるようになればいいのですが。

来年度の募集はすでに開始しています。全学年が対象。これから申し込んでも大丈夫です。
関心がある方は、一度お子さんと学校を見学してみるとよいと思います。
疑問点は、どんなことでも気軽に学校あるいは市の教育委員会にお問い合わせくださいね。

大盛況!「パパママフェスタ」

2012-10-14 | イベント
今日は小雨が断続的に降るあいにくの天気。
でも、そこは10月半ばの週末だけあって、市内ではあちらこちらで行事や催し物が開かれました。

私はまずは八幡地区の敬老会へ。
連合町会長のお話では、今年敬老会にご招待した八幡地区のお年寄りは2108名。
今日はそのうちの約三分の一ほどのお年寄りが出席されたようです。

可愛らしい小学生のダンスや中学生のエイサー踊りなどを目を細めて見守るお年寄りの姿に、私も何だかほんわかした気持ちになりました。



続いて、敬老会会場の向かい側の運動公園で行われていた障がい者スポーツ大会へ、急いで駆けつけました。
ところが、直前に雨で急きょ中止になったと知らされ、ガッカリ。
実は、私の長男も出場する予定で、秘かに楽しみにしていたのです。

参加者が次々と引き上げるなか、息子の姿を偶然見つけたので、久々にツーショット写真。



相変わらず、レンズの方をなかなか向いてくれません(笑)
放浪癖のある息子ですが、会話はできず、交通ルールも理解していません。もしこの顔をまちで見かけたら、110番にご一報くださると助かります(^_^;)


さて、次は市民活動センターで行われていた、「第1回 いちはらパパママフェスタ」へ。



以前ブログでもご紹介した「市原子育て応援団」メンバーのママたちによる、手作りのイベントです。
あいにくの天気にも関わらず、会場は子供連れのパパやママで大賑わい!



手作りのお菓子や小物などの販売コーナー、絵本やおもちゃで遊ぶキッズコーナー、子育て情報コーナーなどに加え、
食育講座やベビーダンスなどのプログラムも豊富に用意されていました。

中でも私が面白いと思ったのは、キッズの美容室コーナー。
美容師の資格を持つママさんスタッフが、子供たちのヘアカットやアレンジのサービスを行っていました。これは子どももママも嬉しい♪

でも、それ以上に、髪を切っているママの表情が生き生きとしていたのがとても印象的でした。
子育て中でずっと休んでいた美容師の仕事。それが今日は、久々にお客さん相手に腕を振るうことできたのです。

彼女だけではありません。
受付をしたり、来場者の子どもの世話をしたり、お店で自分たちの作った品物を売ったり・・・
他のママさんスタッフの表情も、みな同様にとっても輝いていました。

「子育てをもっと楽しみたい」
「子育て中でも、自分の得意なことを社会に生かしたい」
「いろんな人とつながりたい」
会場は、そんな市原の若いママたちのパワーで満ち溢れていました。
私も、少しでもこんなママたちの後押しができればと、改めて思いました。


・・・あ、会場にはもちろんイクメンの姿もたくさん見えていたことも、忘れずに伝えなくては。
私は販売コーナーでパパさんスタッフ手作りのスイーツと玉ねぎドレッシングをしっかり買い、大満足で会場を後にしたのでした(^^)

なでしこ会視察 東邦化学工業(株)千葉工場

2012-10-12 | お知らせ
今日は「なでしこ会」の視察。
「なでしこ会」は一期生議員の同期会ですが、先輩議員にも呼びかけ、総勢8名の視察となりました。

視察先は、東邦化学工業(株)千葉工場。倉益議員の元職場です。

1938年の創業以来、界面活性剤を中心とする化学製品を製造・販売してきました。
界面活性剤とは、簡単に言うと、水と油の間を取り持つ働きをする物質です。シャンプーや洗剤の主成分ですね。
近年では、それ以外にも半導体をはじめとする情報関連産業にも力を入れているそうです。

脇田工場長はじめ職員の皆さんに場内を案内していただいて、産廃処理や災害対策、障害者雇用などについてお話を伺いました。





基本的に製品は、窯の中で材料を化学反応させることによって作られています。
化学反応って、核分裂反応のように、途中で止めるのは容易ではないんですよね。反応熱も発生するし。
ですから工場は24時間フル稼働。勤務は3交代制です。
昨年、震災時や電力供給が不安定になった時に「工場の稼働を止めるって、簡単なことじゃないんだよ!」という声を聞いてはいたのですが、こういうことなんですね。
現場に来て改めて実感できたのも、個人的には大きな収穫でした。


東邦化学工業(株)千葉工場の皆さま、今回の視察を手配してくださった倉益議員、
お世話になりました。ありがとうございました!

もっと私たちに教えてください。(本庁舎新築・移転問題について)

2012-10-07 | お知らせ
先週の金曜日、「災害に強い市原のまちづくりに関する調査特別委員会」(長い名前ですね~(^_^;))がありました。

この日の議題は、主に「市役所本庁舎耐震対策について」。
耐震対策と言っても要は、市役所が建築から40年も経って老朽化していて耐震性も劣るので、新築なり移転なりしなければならない、ということです。

すでに新聞にも出ましたし、10月1日付の広報紙や市のホームページでも発表されましたが、
現在市側からは4つの案が出されています。
この案については、以前ブログでも紹介した通りですが、
そのうち、市が提案する最も有力な案は、現在の庁舎の隣に規模を小さくした庁舎を新築し、行政の機能の一部を五井駅西口の旧ヨーカドービルに移す
というものです。
市は、12月までには方向性を決定するとしています。

でも、この案が初めて議員に発表されたのは、8月30日。本議会の直前でした。
それから4カ月で130億から230億以上もの予算規模である事業の中身が決まってしまうなんて・・・。
しかも、まだまだ疑問点は山積です。
市民との直接対話もしていません。パブリックコメントも現在受け付けてはいますが、短期間です。

私は、今回の特別委員会の席上で、市民ネットの声を代表して、
「どうしてそんなに急ごうとするの?」
「もっと情報を下さい」
「もっと市民の意見を拾って下さい」
と訴えました。でも、どれくらい届いたか・・・。

他に細かい疑問点はいくらでもあったのですが、他の議題も合わせ、二時間余りで委員会は打ち切られてしまいました。
消化不良でしたが、市民ネットから独自に質問状を提出してあるので、誠実な回答を待つとしましょう。

市民ネットでは、市民の皆さんにこの情報をお知らせするとともに、ご意見を寄せていただくためのチラシを作成し、配布しています。
ご覧になった方は、ぜひどんなことでも声を上げていただければと思います。

写真は、朝方まで降り続いた雨にも負けずに開催された辰巳台地区の市民体育祭での一コマ。

今年も感動! H幼稚園の運動会。

2012-10-06 | イベント
息子たちが通っていたH幼稚園の運動会。



今年もご招待を受け、参観してきました。

お絵かきをしたり、砂場で遊んだり、鬼ごっこをしたり・・・。
H幼稚園の運動会は、そんな子供たちの日常の遊びからすでに始まっています。
お仕着せのプログラムによる「大人に見せるための」運動会とは一線を画し、あくまでも子どもたちが遊びの延長として自然に楽しんで取り組める運動会です。

子どもたちがみんなで書いた万国旗。


年少さんのダンゴムシダンス


年長さんのレッドパンチャーダンス


保護者手作りの衣装が個性的で可愛らしい♪
その昔、私も一生懸命作った事を思い出しました。
今ではボタン付けさえ面倒なのに(笑)、あの頃は我ながらよくやったな~・・。

圧巻は、年長さんの障害物競走。
網をくぐった後、逆さVの字状の板の上を乗り越えてゴールします。



これは昔からずっと続いている伝統的なプログラム。
板はツルツルで、子供たちの背丈の倍はあります。
こんなの本当に乗り越えられるの??と見ている大人はハラハラするのですが・・・



不思議とみんな乗り越えちゃうんですね~これが。子供って、スゴイ力を持っているのです。

クライマックスはやっぱり年長さんのリレーです。
勢い余って転んでしまう男の子、我関せずのマイペースな子、声援に手を振っていて出遅れてしまう子・・・。
足に障害を負っていて、お友だちや周りの大人たちの声援を受けながら、ゆっくりゆっくりでも最後までニコニコと楽しそうに走る女の子もいました。

一人一人、違う個性を持った子供たちが、互いに補いあい、協力しながら一つのバトンを繋いでいく様子を見ていて、胸にこみ上げてくるものがありました。


それにしても、、
子育て真っ最中のころはあんなに「もう少しの辛抱」と思いながら過ごしてきたのに、
今になって、あの頃が一番懐かしく、できれば戻りたいと思うのは何故なんでしょう??



H幼稚園の運動会は今年も感動のうちに幕を閉じましたが、園児たちにとっての「運動会」は、これでおしまいではありません。
園長先生によると、
思い思いにダンスを踊ったり、かけっこしたりといった運動会ごっこが、園のあちこちでしばらく繰り広げられるのだそうです。

白鳥教育長の名言

2012-10-04 | 教育
児童生徒に対する教師の心得、 
すなわち「加減乗除」。

加・・・助ける
減・・・引き受ける
乗・・・言葉かけ
除・・・いたわる

7月に教育長に就任されたばかりです。
発せられるお言葉には信念が詰まっています。ここにもアツい先生がいらっしゃいました(^^)。

めげない・ぶれない・あきらめない」の精神で、
地域から廃校要求が出されるほど荒れていた市内の県立A高校を、校長時代に見事立ち直らせた実績をお持ちの白鳥教育長。


大いに期待したいと思います。

燃やすゴミが減ると、こんなメリットがあったんだ!

2012-10-04 | 環境
10月1日から、市原市のゴミの収集方法や処理手数料が変わったこと、皆さんご存知ですよね?

注目すべき大きな改正点は二つ。

まず、粗大ごみの「ふれあい収集」が導入されたこと。
高齢者や障害者など、屋外への運び出しが困難な世帯に対し、市の職員が屋内から運び出してくれるサービスです。

基本的には、「介護保険の要介護認定を受けている・または障害者手帳で重度の判定を受けている方で、なおかつ協力できる家族がいない方」
は間違いなくそのサービスを受けられます。

しかしながら、市の担当課にもう少し詳しく伺ったところでは、
例えば若者でも、引越しをする必要があって、どうしてもすぐに粗大ごみを出したい、でも足に大けがを負って運び出せない・・・
こんな場合でも、職員が状況を判断してOKとする可能性もあるそうです。
お年寄のご夫婦だけの世帯も、たとえ介護認定を受けていなくても重い家具などは運べませんよね。
そこは臨機応変に対応してもらえるそうなので、遠慮なく問い合わせてみるとよいと思います。


それからもうひとつの大きな改正点。

今まで月2回だった資源物の収集が週1回に増えて、ペットボトルも資源として分けて集められるようになったこと。
要するに、今まで燃やしていたゴミでも、資源になるものはなるべくそちらに回しましょう、ということです。

「燃やすゴミの量を減らす」ということは、単にエコという概念的なものではなく、実は私たち市民にとって大きな意味を持っています。

私たちが出したゴミは、収集車が回収して、福増クリーンセンターという焼却場に運ばれ、そこで燃やされています。
現在、福増クリーンセンターは二つの焼却炉を持っています。
そのうちの最初に建てた古い方の炉は、今のペースで使い続けると、およそ10年後には老朽化で使えなくなると予想されています。
そうなると、新しい炉を建設しなければなりません。
今の炉の建設費はおおよそ46億円。維持費は毎年3億円かかっています。
それだけの税金が投入されるのです。

でも、もし仮に燃やすゴミの量が減って、焼却炉一つで賄えるまでになれば・・・。
新たに建設する必要はありませんよね。

税金の節約にもなるし、環境にも優しい。
資源ごみ回収にはそんな大きな意味があるということを、少しでも多くの市民が理解して取り組んでもらえればと思います。

担当課の職員の方も頑張っていますので、ぜひご協力を!

「孤独な子どもを見逃すな!」 熱血先生の講演会へ

2012-10-03 | 教育
『放課後の子どもたちに豊かな居場所を ~孤独な子どもを見のがすな!』

佐久間市長を迎え、帝京平成大学の多目的室で開かれた講演会。
主催はNPO協議会と青少年育成ちはら台地区民会議です。

講師は、帝京平成大学の菱田慶文先生
なんと!プロボクサーという経歴をお持ちです。



菱田先生は、台東区の依頼で、浅草の荒れた中学校へスクールパートナーとして派遣され、2年間で見事に立て直しました。
その後、区内の廃校を借りて格闘技道場を主宰。格闘技を通じて、さまざまな問題を抱える子供たちを支援してきました。
理屈より行動。子供たちに親身になって体ごとぶつかり、良き相談相手として信頼を得ることで子供の居場所を作ってきた、いまどき珍しい(?)熱血先生です。
先生のお話からは、先生のアツい想いとお人柄がビシビシと伝わってきました。

質疑応答では、
高校を中退した子供の受け皿が乏しい、という問題や、
道場に通ってくる子供たちの家庭はシングルマザーが多い傾向がある、
10代の子どもには、自分より少し上の20代の若者との触れ合いが必要
など、興味深い意見質問が活発に出されました。

子どもたちの居場所とはすなわち、ありのままの自分を受け止めてくれるところ、自分を思い切り表現できるところ、だと思います。
今の子供たちは、学校と家庭以外に様々な居場所をたくさん用意してあげることが必要です。
昔ならば、子ども同士のコミュニティーで自然にできていたのでしょうが・・・。


講演前には、デモンストレーションとしてこんな一幕も見ることができました。

私は実は格闘技を間近で見るのは初めて!
足をあんなに高く蹴り上げても、体の軸が全くブレない!
やっぱりすごい迫力ですね。


最後に、菱田先生とツーショット。

先生の想いを、市原市の子どもたちや先生方にも届けられたらいいな。

皆さんの応援が励みになっています


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