goo blog サービス終了のお知らせ 

市原市議会議員 小沢美佳です

市政や議会の報告、日々の活動や想いを綴ります。
一番身近な地方政治の面白さが、皆さんに伝わりますように・・・

信濃会旅行二日目・奇跡の村へ

2013-10-19 | イベント
皆さん、長野県は下條村をご存知ですか?

県南部に位置し、人口約4100人。人里離れた山奥の小さな村です。
この村が『奇跡の村』と呼ばれ、マスコミにも多数取り上げられている所以は、合計特殊出生率にあります。
全国平均が1.39と少子化にあえぐ日本の中で、なんと1.92という高い数値を誇っているのです。

この奇跡の秘密を探ろうと、今やこの小さな村に全国の自治体からの視察が殺到しています。

ところで、7月に私たち市原市議会の特別委員会が視察で長野県を訪れたことは、以前このブログでも紹介しましたが、実は最初の予定では、下條村への訪問をメインに考えていたのです。
ところが残念なことに、視察希望が多すぎて受けられないということで、急きょ行き先を変更したという経緯がありました。

そんなこともあって、この奇跡の村へ今回信濃会の旅行で訪ねることができたのは、私にとって本当にラッキーなことでした。
会の中に、この村の出身者がお二人もいらしたのも、きっと何かのご縁なのでしょう。

これが、今全国から注目を浴びている下條村です。

俳優の峰竜太の出身地でも有名ですね(^^)。

本当にフツーの山村なんですが・・・。

ところどころに、こんな真新しい立派なマンションが建っているのが見えました。


これは、若者向けの村営住宅です。
入居条件を設定できるようにと、敢えて国の補助金には頼らず、村の単独事業。
条件は、子持ちか結婚予定者で、他には村の行事参加や消防団加入など。村長自ら面接を行うのだそうです。
家賃は近隣市の半分以下です。
この村営住宅が、村の脱少子化の大きな土台になっているようです。

村では他にも、職員の意識改革のための民間企業への研修や、村道などの整備を村民自らが行って行政は資材を提供するのみ、という「資材支給事業」など、村が自立するための数々の施策を愚直に展開しています。


信濃会のメンバーの親戚宅にお邪魔して、採れたてのリンゴやお漬物で一服しました。
掃出し窓から望む風景に、思わず深呼吸・・・


最高の贅沢!!


今回は視察目的ではなかったのですが、得るものが多い旅でした。
自分の育った故郷、信州への誇りと愛着を、改めて感じることもできました。

市原の子どもたちも、同じように生まれ育った故郷に誇りと愛着を感じてほしい・・・。
そんなまちを、私たちが作っていかなければなりませんね。


最後の写真は、飯田市でのリンゴ狩り。


この時期の品種は「シナノスイート」。果肉は柔らかめ、ジューシーで爽やかな甘さです(^^)。

皆さんの応援が励みになっています


千葉県市原市ランキング