ボートでの川下りに歓声
東湯之谷小学校の児童が身近な川の環境を調べながら川を下る「私たちの身近な川の環境調査探検隊」の活動が9月16日に行なわれた。
この活動は、魚沼市と県魚沼地域振興局が魚沼自然大学の協力を得て実施したもの。子どもたちが佐梨川上流から魚野川の信濃川合流点までの4か所でCODやアンモニア、亜硝酸、硝酸、リン酸の5項目を調査し、身近な川の状況を知ってもらうこの探検隊には、東湯之谷小学校の3年生から6年生までの児童17人と先生、魚沼自然大学のアシスタントの計27人が参加した。
小学校に集合した探検隊の一行は、バスで移動して佐梨川上流の駒の湯近くで調査を開始。2か所目の魚野川の佐梨川との合流点では試薬を使っての水の調査のほか、川の生き物の調査も実施。子どもたちは川の石をめくって水生昆虫を探したり、網で魚取りを行なった。集められた水生昆虫について自然大学の人から「トビゲラは長野県ではザザムシと言って食用にしています」「カジカは水のきれいなところにいる魚です」との説明が行なわれていた。
破間川との合流点での調査の後、宇賀地橋から下流はボートに乗って川下りとなり、3隻のボートに分乗した子どもたちは、普段は見る事のできない川からの景色を眺めながらゆっくりと魚野川を下った。流れの速いところでは歓声を挙げながら川を身近に感じた児童たち。中では一旦、河原に上がって説明を受けるなどしながら信濃川合流点近くで最後の調査を行なった。