県定時制通信制体験発表会
定時制通信制高校で学ぶ生徒が苦労を乗り越えたり、努力してきた体験などを発表する第55回「新潟県高等学校定時制通信制生徒生活体験発表会」が10月21日、堀之内高校体育館で開催された。
この発表会は新潟県高等学校定時制通信制教育振興会が主催して毎年開かれているもので、県内の予選を経て推薦された定時制通信制高校の生徒10人が発表を行なった。
発表は７分の持ち時間で行なわれ、発表内容と発表方法についての計10項目で審査される。
発表会では、うつ病を経験して普通で当たり前のことが大事であり、頑張り過ぎないように頑張ろうと思うようになったことや、ソーシャルワーカーになりたいという夢を持ったことで充実した学校生活を送れるようになったこと、不登校、高校中退を経て今では自分の進みたい道を両親に伝え、それに向っていくという目標ができたことなど、自らの体験を堂々と発表した。
審査の結果、15歳の時に中国から日本に来て、最初は言葉もわからず大変だったが、先生や生徒に親切にしてもらい乗り越えた体験を話し「大学で語学力をつけ、将来は日本と中国の懸け橋になりたい」と夢を語った堀之内高校３年の関鈴琳さんが１位となり、11月22日に東京で行なわれる全国大会で新潟県代表として発表することになった。
