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「魚沼の達人」22人に

2015-02-01 | '15魚沼市のニュース

新たに3人を認定

 

魚沼市では、魚沼の生活文化の中から生み出されてきた知恵や知識、特別な技能を持った人を「魚沼の達人」に認定しており、今年度は新たに3人が認定されることになり1月26日には認定証の授与式が行なわれた。
 今回、新たに認定を受けたのはわら細工でミニ米俵や宝船を作り続けている佐藤春一さん(78・穴沢)、盆踊りの音頭とりや指導を続けている五十嵐武二さん(91・佐梨)、地域の伝統芸能である天神囃子を長年にわたり歌い続けている下村義明さん(71・竜光)の3人。
 市役所で行なわれた授与式には浅井守雄市議会議長、3人の推薦者や認定審査委員らが出席。 
 まず、大平悦子市長が「魚沼市として合併してからそれぞれの地域にあった文化は私たちにとってたくさんの宝です。この宝を次の世代に引き継ぐために、これから市としても新しい取り組みを行いながら、皆さん方の達人としての腕を継承していける機会を作りたい」とあいさつし、認定証の楯を3人に手渡した。
 今回認定された佐藤さんは子どもの頃からわら細工に親しみ、近年ではミニ米俵や宝船、ネコちぐらなどを作り続け「わら細工の会入広瀬」会長として後継者の育成にもあたっている。五十嵐さんは昭和25年頃から現在まで盆踊りの音頭とりを続け、小出小学校での盆踊りや太鼓の指導も行っている。下村さんは40年前から地元の長老らから天神囃子を教え込まれ、現在では地域行事には率先して音頭を取り、後継者の育成にも努力している。
 認定証を手にした佐藤さんは「若い人はわら細工をなかなか習う気にならないが、なるべく作れる人を絶やさないようにしたい」、五十嵐さんは「私が一番年頭となりましたが、これからも頑張れるだけ続けたい」、下村さんは「なかなか覚えてくれる人がいないが絶やすことなく次代に伝えるのが私の役目と思っています」とあいさつした。
 今回の3人の認定により魚沼の達人は22人となった。


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