魚沼WEBニュース

新潟県魚沼市や周辺市のニュース・情報をお届けします!週刊「魚沼WEBニュース」 ★★ 提携 「小出郷新聞社 」

魚沼市で全国山菜サミット

2016-06-15 | ’16 魚沼市のニュース
講演やパネルディスカッション



第11回「全国山菜サミットin魚沼」が6月4日、魚沼市大白川の浅草山荘で開催された。
 全国山菜サミットは、全国各地域で山菜振興に取り組んでいる関係者の情報交換、技術交流を目的に毎年開催されており、今回の主催は山菜文化産業協会と魚沼市。魚沼市での開催は平成18年に続いて2回目となった。
 鬼面獅子山太鼓の演奏に続いて行われた開会式では魚沼市の大平悦子市長が「魚沼市は面積の84%が森林で豪雪地という環境にあり、山菜をはじめとする山の魅力があります。今日は山菜について勉強するとともに山菜を堪能していただきたい」と参加者を歓迎した。
 サミットでは、新潟県森林研究所の松本則行氏が「新潟の山菜と毒草事情」と題して講演、スイセンとニラ、バイケイソウ類とウルイ、イヌサフランとギョウジャニンニクなどを間違えて食べてしまった事例などを紹介するとともに、食べられる山菜であるが新潟であまり食べられていない山菜も紹介、「知らない山菜は食べない、あげない」と呼びかけた。
 この後は魚沼市森林組合の平井正尚組合長をコーディネーターにパネルディスカッションが行われ、入広瀬民宿旅館組合の浅井藤夫組合長からは「フキノトウは硬めに茹でて冷凍するが、茹でが足りないと黒くなるので注意している。ワラビは干すとゼンマイよりも美味しい」など山菜の保存の工夫などが紹介され、入広瀬商工会の目黒大成さんは山菜を使用した宿泊・飲食店向け新メニュー「山菜サンド」の取り組みを紹介、「始めたからには継続が大事なので、細くとも長く続け、多くの皆さんから入広瀬に来ていただきたい」と話した。
 なお、サミットでは山菜サンドの試食や交流会も行われ、翌日は大原山菜園も視察した。








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浅草岳の手ぬぐいを発売

2016-06-15 | ’16 魚沼市のニュース

登山の記念にいかが




「浅草岳登山の記念に手ぬぐいはいかが」。浅草岳スキーツアー実行委員会では「浅草岳オリジナル手ぬぐい」をこのほど発売した。
 同実行委員会では、今年浅草岳スキーツアーの60回を記念してオリジナル手ぬぐいを作成、参加者にプレゼントしたところ好評だったことから、デザインを一部変更して販売することになった。
 手ぬぐいには本染めで浅草岳の雪景色が描かれており価格は1000円(税込み)。入広瀬、大白川地区の旅館、民宿と道の駅「いりひろせ」で販売されている。





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守門中で「命の大切さを学ぶ教室」

2016-06-15 | ’16 魚沼市のニュース
被害者の心に寄り添って

犯罪被害者や遺族の心の痛みや思い、命の大切さについて理解を深める「命の大切さを学ぶ教室」が6月3日、魚沼市の守門中学校(青柳義昭校長・生徒59人)で開催された。
 この教室は、次代を担う中学生から、被害者が受けた心の痛みや、子どもを亡くした親の思い、生命の大切さなどへの理解を深めてもらうことにより、被害者を思いやる意識を育て、規範意識を向上させようと、新潟県警本部等が県内各地で開催しているもの。
 同校では昨年、同教室で犯罪被害者の遺族の話を聞いており、今回が2回目の開催となった。
 今回は県警本部犯罪被害者支援室の職員と教師による教室となり、全校生徒が集まった体育館では、まず弟を交通事故で亡くした女子中学生についてのビデオを上映。その後、被害者はどんな気持ちで、どんな状態だったか、被害者に何と声をかけるかなどを考えた。
 講師からは「被害者は周りから心情を理解してもらえず、言葉かけが傷つけてしまうこともあります。被害者の力になるには、どう思っているかを考え、相手の気持ちに寄り添うことが大事」との話があり、19歳の息子を暴行により亡くした母親の手記も朗読された。
 教室の最後には「私は今日の教室で、被害にあったり、悩んでいる人があったら、いつも通りの言葉を使って言葉をかけ、いつも通りに接してあげることが大事なことを学びました。今日は来ていただきありがとうございました」と生徒のお礼の言葉が述べられた。







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受講を機に炭焼き始める

2016-06-15 | ’16 魚沼市のニュース

市外から移住の中川さんと小野塚さん


炭焼き技術の伝承などを目的に魚沼市が平成25年度から実施している「魚沼!白炭塾」が今年も7月から10月まで4回にわたり計画されているが、白炭塾の受講を機に炭焼きの魅力に触れた2人の男性が、現在市内ただ一人の白炭職人である同市福山新田の橘福二さんのもとで技術の習得に汗を流している。
 中川宏さん(47)は神奈川県大和市の出身。20数年前に魚沼市に移住し、夏場は製材所に勤務、冬はスノーボードのインストラクターなどをしてきたが、白炭塾受講を機に橘さんのところに通うようになり、今年から炭焼きを本業とすることになった。「炭焼きは、いずれやりたいと思っていたが、白炭塾に参加するまで、触れるきっかけがなかった。炭焼きを通して色々な人と交流でき、ネットワークが広がることを期待している」と中川さん。「3人いる子どもに自分にしかできない体験をさせてやりたい」とも話していた。
 小野塚英幸さん(39)は長岡市の出身。県内外で調理師として働いてきたが、「大事なものとして一次産業をやってみたい、それも山に携わる仕事を」と昨年白炭塾を受講し、今年4月に福山新田に移住してきた。
 「収入は激減、生活できるか心配もあるが、自然から得るものを大切にしてお金に頼らない生活をしたい」と話す小野塚さん。「毎日あちこちが痛く、すでに炭焼きの大変さは身に染みているが、仕事が続けられれば永住したい」としていた。
 魚沼市では、炭焼きや紙すき、木工の伝統技能継承者と講師に補助金を交付する伝統技能継承支援事業を今年度から行っている。
 また、炭焼きが行われている木炭体験施設では、現在新しい白炭の窯の建設が進められており、橘さん、中川さん、小野塚さんの3人で今後、黒炭窯を含む3つの窯が運営される予定となっている。






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「わたしの尾瀬」写真展

2016-06-15 | ’16 魚沼市のニュース
美しい風景ゆっくり鑑賞



第20回NHK「わたしの尾瀬」写真展魚沼展が6月1日から7日まで魚沼市地域振興センターで開催された。
 この写真展は、本州最大の高層湿原「尾瀬」の素晴らしさと自然の大切さを知ってもらおうと、NHKの新潟、前橋、福島の各放送局と尾瀬保護財団が企画した第20回NHK「わたしの尾瀬」フォトコンテストに入賞した作品や尾瀬の自然保護に関する資料を展示しているもの。
コンテストには、「風景」「動植物」「人」「保護」の4部門に、全国各地から814点が寄せられ、写真展ではこのうち入賞作品51点が大型の写真パネルで展示された。
今回のコンテストでは、魚沼市の星義廣さんの作品「初冬の輝き」が風景の部で銀賞、星正太郎さんの「家族で一休み」が人の部で金賞を受賞している。
会場を訪れた人たちは尾瀬の美しい風景などを写しとめた作品をゆっくりと時間をかけて楽しんでいた。







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