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守門中で「命の大切さを学ぶ教室」

2016-06-15 | ’16 魚沼市のニュース
被害者の心に寄り添って

犯罪被害者や遺族の心の痛みや思い、命の大切さについて理解を深める「命の大切さを学ぶ教室」が6月3日、魚沼市の守門中学校(青柳義昭校長・生徒59人)で開催された。
 この教室は、次代を担う中学生から、被害者が受けた心の痛みや、子どもを亡くした親の思い、生命の大切さなどへの理解を深めてもらうことにより、被害者を思いやる意識を育て、規範意識を向上させようと、新潟県警本部等が県内各地で開催しているもの。
 同校では昨年、同教室で犯罪被害者の遺族の話を聞いており、今回が2回目の開催となった。
 今回は県警本部犯罪被害者支援室の職員と教師による教室となり、全校生徒が集まった体育館では、まず弟を交通事故で亡くした女子中学生についてのビデオを上映。その後、被害者はどんな気持ちで、どんな状態だったか、被害者に何と声をかけるかなどを考えた。
 講師からは「被害者は周りから心情を理解してもらえず、言葉かけが傷つけてしまうこともあります。被害者の力になるには、どう思っているかを考え、相手の気持ちに寄り添うことが大事」との話があり、19歳の息子を暴行により亡くした母親の手記も朗読された。
 教室の最後には「私は今日の教室で、被害にあったり、悩んでいる人があったら、いつも通りの言葉を使って言葉をかけ、いつも通りに接してあげることが大事なことを学びました。今日は来ていただきありがとうございました」と生徒のお礼の言葉が述べられた。







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