養成講座の仕上げに実践活動
魚沼市観光協会では、中学生が「魚沼の魅力」を観光客に伝える「ジュニアガイド」の養成講座を今年も9月から開催、11月には講座の仕上げとして中学生が奥只見遊覧船で実際にガイド活動を行なった。
ジュニアガイド養成講座は、地元の中学生が地域を知ることで地域に誇りと愛着を持ってもらうとともに、自然ガイドの人材を育成しようと同協会が昨年から開いているもの。
今年は新潟・福島豪雨災害、奥只見遊覧船運航の一時休止などから約2か月遅れでの開講となったが、講座には地元湯之谷中学校を主体に、昨年受講した6人に新人8人を加えた14人が参加した。
講座は、奥只見郷ネイチャーガイドや魚沼・小千谷地域理科教育センターの職員を講師に、奥只見湖での現地視察や研修を中心に、シナリオ作りや紅葉の基礎知識の学習、緊急時のロープワーク体験なども実施され、今月3、5、6日の3日間は、実際に遊覧船上でガイド活動に挑戦した。
2年目の生徒が初めての生徒にアドバイスしたり、生徒同士で助け合いながら受講してきた生徒たち。特に2年目の生徒はガイドのシナリオに自分で考えた内容を盛り込むなど成長ぶりをみせた。
生徒たちの案内を聞いた観光客からは「ガイドのみなさんの一生懸命さが伝わってきた。わかりやすくとても良かった」との声が聞かれていた。