柿の季節になりましたね。でもわが庵の柿、今年はもうひとつ元気がでないようです。まだ十分に色づいておらず、それほどドッサリなりそうもありませぬ。
ところが、隣家の庭の隅っこにある柿はとっても元気です。豊作です。大豊作といってもよいでありませう。
今日の写真はこの隣家の柿の木を撮ったものです。クリックして豊作振りをご鑑賞くださいませ。
ご覧どおり、文字通り「枝もたわわ」に柿の実がなっています。その密集振りにGGIは感心してしまいました。確かに枝は「たわわ」という感じです。
でも、この「たわわ」というのは一体何者でありませうか?
辞書などによりますと「枝などが重みを受けてたわむさま」を意味するとされておりますから、「たわわ」は「たわむ」に由来したオノマトペではないかというのがGGIの考えです。実った果実などの重みに耐えかねて枝が悲鳴を上げているさまを「たわわ!」と表現したのです。太い注射針をいきなり刺されたり、片腹痛いことを言われときなどに思わず「痛てて!」と悲鳴を上げるのと同じことです。
などと勝手なことを考えておりましたらNHKの放送文化研究所が、次のようなまことに丁寧なる説明をしておりました
「落花生の収穫の様子を番組で伝えるのに、《たわわに実った落花生》という表現は使えますか」という質問についての回答です。
その答はなかなかNHKらしい正確なものであります
「放送では、使わないほうがいいでしょう。《たわわに実る》は、伝統的には「枝がたわむほど多くの実をつける」という意味です。原則として土の中の収穫物には使いません」
なるほどねえ・・・でも「原則として」でありますから、場合によっては原則から逸脱することもあるのでありませう
この説明を読みながら、でもなあ、いっぱい実がなっても枝がたわまない木もあるのではないだろうか、その場合は「枝もたわわ」とは言わないのか、果たして「よく実っていますが枝がたわわではありません」などとニュースでは言うのかという疑問がわいてしまいました。
ところが上記のNHK放送文化研究所の説明をさらに読んでいきましたら、このGGIの揚げ足取りの疑問についても以下のように、ちゃんと答えておりました。
《しかし、これまでのニュース原稿の中には、「バナナ」や「トウモロコシ」、「ゴーヤー」など、収穫時に「枝がたわまない」収穫物についても、「たくさん実る」の意味で、「たわわ」が使われているものも見受けられました。また、『三省堂国語辞典第七版』で「たわわ」を引くと、第1の意味としては「たわむほどであるようす」とありますが、第2の意味として「(俗な表現として)大きく育ったようす」とあり、用例として「たわわに実ったスイカ」が載っています。「たわわ」の意味は、現代においては、少し意味の広がりが見られるようです。》
なるほど、なかなか正確な説明であります。GGI、ちょっぴり賢くなりました。GGIは地デジについは契約しておりませんので視聴料を払っていないのですが、NHKさんに感謝もうしあげます。ありがとう。
ところで、八重葎庵公認の柿ドロボー氏、今年九十数歳の元大工のゴローさんがそろそろ姿を現してもよいころなのですが、音沙汰がありませぬ。心配です・・・
なもあみだぶ・なもあみだぶ・なもあみだぶ・・・
グッドナイト・グッドラック!
ところが、隣家の庭の隅っこにある柿はとっても元気です。豊作です。大豊作といってもよいでありませう。
今日の写真はこの隣家の柿の木を撮ったものです。クリックして豊作振りをご鑑賞くださいませ。
ご覧どおり、文字通り「枝もたわわ」に柿の実がなっています。その密集振りにGGIは感心してしまいました。確かに枝は「たわわ」という感じです。
でも、この「たわわ」というのは一体何者でありませうか?
辞書などによりますと「枝などが重みを受けてたわむさま」を意味するとされておりますから、「たわわ」は「たわむ」に由来したオノマトペではないかというのがGGIの考えです。実った果実などの重みに耐えかねて枝が悲鳴を上げているさまを「たわわ!」と表現したのです。太い注射針をいきなり刺されたり、片腹痛いことを言われときなどに思わず「痛てて!」と悲鳴を上げるのと同じことです。
などと勝手なことを考えておりましたらNHKの放送文化研究所が、次のようなまことに丁寧なる説明をしておりました
「落花生の収穫の様子を番組で伝えるのに、《たわわに実った落花生》という表現は使えますか」という質問についての回答です。
その答はなかなかNHKらしい正確なものであります
「放送では、使わないほうがいいでしょう。《たわわに実る》は、伝統的には「枝がたわむほど多くの実をつける」という意味です。原則として土の中の収穫物には使いません」
なるほどねえ・・・でも「原則として」でありますから、場合によっては原則から逸脱することもあるのでありませう
この説明を読みながら、でもなあ、いっぱい実がなっても枝がたわまない木もあるのではないだろうか、その場合は「枝もたわわ」とは言わないのか、果たして「よく実っていますが枝がたわわではありません」などとニュースでは言うのかという疑問がわいてしまいました。
ところが上記のNHK放送文化研究所の説明をさらに読んでいきましたら、このGGIの揚げ足取りの疑問についても以下のように、ちゃんと答えておりました。
《しかし、これまでのニュース原稿の中には、「バナナ」や「トウモロコシ」、「ゴーヤー」など、収穫時に「枝がたわまない」収穫物についても、「たくさん実る」の意味で、「たわわ」が使われているものも見受けられました。また、『三省堂国語辞典第七版』で「たわわ」を引くと、第1の意味としては「たわむほどであるようす」とありますが、第2の意味として「(俗な表現として)大きく育ったようす」とあり、用例として「たわわに実ったスイカ」が載っています。「たわわ」の意味は、現代においては、少し意味の広がりが見られるようです。》
なるほど、なかなか正確な説明であります。GGI、ちょっぴり賢くなりました。GGIは地デジについは契約しておりませんので視聴料を払っていないのですが、NHKさんに感謝もうしあげます。ありがとう。
ところで、八重葎庵公認の柿ドロボー氏、今年九十数歳の元大工のゴローさんがそろそろ姿を現してもよいころなのですが、音沙汰がありませぬ。心配です・・・
なもあみだぶ・なもあみだぶ・なもあみだぶ・・・
グッドナイト・グッドラック!