UGUG・GGIのかしこばか日記 

びわ湖畔を彷徨する独居性誇大妄想性イチャモン性前期高齢者の独白

沈みゆく車、あるいは長いお別れ・・・あるいは新種トマソン物件?

2021-05-02 17:30:30 | 日記
今日は午後から晴れあがり薫風が吹いておりましたので、散歩をかねて城跡の公園の近くにあるスーパーへとでかけました

帰り道、旧東海道を目指してダラダラ坂を登っておりましたら、以前から気になっていた街角物件に遭遇しました

世にも稀なる物件でございます。今日の写真はこの物件を撮ったものです。どうかクリックしてご覧くださり、どこが世にも稀なのかご研究いただければ幸いに損じます

一見、何でもない自動車の写真のように見えますが・・・なんだか様子が少しヘンです・・・この車、いまにも地面にめりこんでしまいそうな風情であります。

かなり大きな車です。おそらく外車さんであり、もとは「高級車」であったのかもしれませぬ。実は、この車、もう5年以上、いや10年以上になるでせうか、この場所に鎮座したままなのです。まだナンバープレートが付いておりますので廃車ではありませぬ。捨てられたわけではないようです。しかし、もう実用性を失いながらもこのように大切に保存?されているのですから、この車、いわゆる「トマソン物件」と言えるかもしれませぬ

これは沈みゆく車です、長い時間をかけて、この車、極めて緩慢に少しずつ少しずつ地面の中に沈みこみ、いまでは床が地面に触れんばかりになっています。

この車、いつもは手前に別の現役の車が停まっていますので、全身を拝むことができませんでした。でも、今日は休日とコロナさんのせいでありませうか他に車の姿はなく、この車だけが孤独の影を背負って鎮座しておりましたので、念願かなって晴れてこの沈みゆく車クンの全景を拝むことができました

これからもこの車、長い長い時間をかけて地面の中に徐々に緩慢に沈みゆき、やがて命を全うしてこの世に別れを告げるのでありませう。長い長いお別れであります。長い長い孤独死であります。この車の方がGGIよりも命を永らえるのではないかと思うのですが、GGIはできる限りこの車の「長いお別れ」におつき合いさせていただく所存です。

米国のハードボイルド小説の作家、レイモンド・チャンドラーの作品に「長いお別れ」(ロング・グッドバイ:1953年)というのがありましたね。この小説、主人公のキザなセリフで有名です

「タフじゃなくては生きていけない。やさしくなくては、生きている資格はない」
(生島治郎訳)
原文は「If I wasn't hard, I wouldn't be alive. If I couldn't ever be gentle, I wouldn't deserve to be alive.」

まだまだコロナ禍が続きそうでうす。みなさんもコロナに敗けず強く優しくお暮しになってください

なもあみだぶ・なもあみだぶ・なもあみだぶ・・・

ロング・グッドバイではなく、グッドナイト・グッドラック!
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