先週の土曜日、お昼前、近くの診療所に行きました、喘息の薬をもらうために予約していたからです
この日はどういうわけかとても空いていて、ほとんどまたずに診察室へ。
「はい深呼吸してください、はいしっかり息を吐いて・・・もっと吐いて・・・はい、もう一回・・・少しゼーゼー音がしていますね」
ということで予防のための薬や24時間気管支を拡張してくれるキャラメルの包み紙より小さな貼り薬などをもらうことにしました
お医者さんは中年のまじめそうな人物、喘息の診察を終わってから、GGIのつぶらな汚れなき瞳を保護している左目の上まぶたをしばし凝視してのたまいました
「GGIさん、左目の上瞼に小さなふくらみがありますね」
そうです、もうずいぶん以前のことですが、ある日、左目の上まぶたの端っこに小さな吹き出物のようなものが出現し、今日までGGIと共存しているのであります
「ああ、このことですか、これが何か?」
GGI、ほんの一瞬、悪しき予感が背筋を走りました・・・何か悪性の・・・
「GGIさん、それコレステロールです、コレステロールそのもの、コレステロールのかたまりです」
「えっ!コレステロール?コレステロールってこんなところに出現したりするのですか?」
「そうです。コレステロールが多いといろんなところに出現するのです」
お医者さんはGGIの血液検査の結果を見ながら、静かに宣告を下しました。
「GGIさん、あなたは肥満ではないけれど、悪玉コレステロールが少し多いですね。コレステロールを減らす薬をのみなさい」
かようなしだいで高脂肪血症をなおすという、コレステロールを減らすという、「ブラバスタンチン」という薬をもらうはめになってしまいました
高脂肪血を治すとされる薬剤は血圧を下げる薬とならんで売れ行きのよい薬剤であり、医薬品会社の大切な収入源であること、最近は高脂肪血や高血圧であるとされる基準値も以前よりは緩やかなものに見直されているなどという話をGGIもどこかで耳にしたことがありますので、この薬、ほんとうに必要なのかなあと思いました
このため、最近いろいろな病気の治療法や手術、医薬品などが果たして効果があるのか、効果があるどころか場合によっては有害ではないかという問題をテーマに、週刊現代さんがモーレツに張り切って報道しております。この週刊誌を立ち読みしたら、最近は週刊現代を手にしてやってきて「先生、この薬、このように書いてあるので私は要りません」などと医者に迫る患者まで現れ出しているなどと書いてありました。
GGI、正直申し上げて、週刊誌の広告の大きな見出しをついつい鵜呑みしてしまうというリッパな性格の持ち主でありますので、帰宅してから週刊現在の新聞広告をさがし出してじっと観察いたしました。そうしましたら別の名前の高脂肪血の薬は槍玉に挙げられておりましたが、GGIがもらった薬の名前はありませんでした
かようなしだいで、イワシの頭も信心から、お薬も信心からと思って、当面はもらったお薬をのむことにいたしました・・・・
このようにして、だんだん服用する薬が増え、医療費を圧迫することになるのでありませうか
今日の写真は週刊現代の新聞広告とGGIがもらった高脂肪血薬「ブラバスタンチン」を撮ったものです。クリックしてご覧になるには及びませぬ。
グッドナイト・グッドラック!