交通安全協会という、いったい実際にどの程度交通安全の役に立っているのかどうか極めて怪しい団体が全国津々浦々に存在しております
この団体、交通安全週間などになりますと、小中学生などに標語を募集し、優秀作品と認定したものを看板にして街角に飾っております
今夜の写真は西武さんの前の交差点近く、小さな公園の脇に立てられている、GGI最近目にした看板を撮ったものです、近くの小学6年生が考えた標語が記されております、よろしければクリックしてご覧くださいませ
標語に曰く
「確認だ! 周りにひそむ 事故の影」
一見もっともらしい標語にように思ってしまいます、しかし この標語、オツム悪きGGIには意味不明であります、事故の影っていったいなんでありませうか?周りにひそむってどんな状態を指しているのでありませうか?
ジャングルのなかで人間を襲おうとしている猛獣がひそんでいないか注意を払うように、何か交通事故を起こしそうな危険な車やドライバーが交差点付近や周りの木の茂みなどに潜んでいないか、探し出して確認しようということでありませうか?
GGIが親切心を発揮して無理やりに解釈すれば、周囲に目立たずに存在している交通事故を誘発するかもしれぬ要因を確認しよう、ということかしれませんが、そんなことは警察が行うべき仕事であります!こんなことは歩行者に求めるべきことではありませぬ、こんなことは求められたのでは、歩行者はどこかに事故の影がひそんでいるのではないかと確認作業を行っているうちに信号が変わってしまい事故に遭遇してしまうことにならないともかぎりませぬ
とにかく、こんないいかげんな表現内容の標語を街角に飾ることが何か交通安全、交通事故防止に資するとはとうてい思われません、この際GGIははっきり申しあげますが、この標語に限らず、交通安全標語の実効性は、その費用対効果はゼロです、なぜなら、交通安全の標語をちゃんと読んで、その内容をしっかり心に留める人間なんか、イチャモン名人GGI以外にはほとんどいないからであります、この小学生が作ったとされている標語を目にして、「そうだ、もっともだ、いざ確認だ!」などと思って、勢い込んで確認作業を実行する歩行者が果たしてどこかに存在しているでありませうか!
このような、およそ実効性が期待できないムダな行為を毎年繰り返すことが、警察との癒着疑惑大であろうと推測される交通安全協会なる団体の主な仕事の一つなのでありますが、なぜこのような愚かなことが堂々と毎年々々世の中にまかりとおっているのでありませうか、それは交通安全の標語なるものは歩行者の安全を図るためのものではなく、交通安全協会の存在意義を示すためのものであるからです、まことに嘆かわしい限りであります
グッドナイト・グッドラック!