昨日、京都の亀岡に行きってきました、目的地は大本(教)本部、若干重要ミッションのためであります、亀岡の町は初めてでありましたので目的地がどこにあるのか分かりませぬ
仕方がないのでしばらく中心街らしきところをぶらついておりましたら、ヘンなものに遭遇してしまいました
今日の写真はそのヘンなもの、ヘンな建物を撮ったものです、お手数ですがまずはクリックしてご覧くださいませ
ご覧になればわかりますように建物の上のほうに「自衛官募集、亀岡募集案内所」とかいたハデな看板がかかっております、この看板の左端には陸海空自衛隊員のマンガ・イラストが描かれています
入口のわきに掲げられている表札には小さい字で「自衛隊京都地方協力本部」と示されており、その横に大きな字で「亀岡募集案内所」と書いてあります、入口の左側の小さな立てカンには、なんと「おこしやす、営業中」、入口の右側の小さな立てカンには「説明会開催中」と書いてあります
いったい、これはどういうことでありませうか、いつから自衛隊さんはこんなデッカイ看板を堂々と掲げたりして、こんなショーバイ熱心になったのでありませうか、「おこしやす、営業中」とはまったくおそれいってしまいます・・・
いくら隊員募集だといっても、「おこしやす、営業中」はないだろう・・・そこまで自衛隊さんがふざけるとはとても思われませぬ・・・
これはいったいどうしたことでせう?自衛隊さんは隊員募集の案内を行うついでに、何かモノを売ったり、商売もしているのでありませうか
と、まことに訳のわからない建物なのですが、慧眼なるGGIが推察いたしますところ、「おこしやす、営業中」などと書いてあることから、これは本来何かのお店なのではないかとおもわれます、そのお店に自衛隊さんが募集をPRする大きな看板、お宅の店に掲げさせてくれない、それから隊員募集のパンフレットなんかを店に置かせてくれない、誰かもっと詳しいことを知りたいというお客さんが来たら、急いで電話で連絡してくれない、それ相応のお礼を公金から支払うからなどと頼んだのではないのでせうか・・・
でもですねえ、それなら、何のお店なのか分かるようにお店の名前を書いた看板を掲げておく必要があると思うのですが、このお店の主、何を考えているのでありませう、以前から近所の皆さんに親しまれているので、わざわざ看板なんか必要ないと思ったのでせうか・・・
でもGGIの推測は間違っているかもしれませぬ、本気で「おいでやす、営業中」を自衛隊さんが書いたのかもしれませぬ・・・などとGGI得意の邪推のタネは尽きないのですが
自衛隊員の募集、以前は「自衛隊○○地方連絡部」というところが行っていましたが、いまは名称を変えて「自衛隊○○地方協力本部」というあいまいな名称になっております、いったい何を協力するというのでありませう?
それにしましても、以前は自衛隊員募集のPRをこんなに派手には行っていませんでした、もっと控えめでありました、それにまるで「チビッコ自衛隊員募集」と思われかねない、ふざたイラストなんか描いたりして、いったいどういうつもりでありませうか、
チビッ子のみなさん、男の子も女の子もいらっしゃい、ディズニーランドなんかよりずっと楽しい自衛隊にいらっしゃい、というわでせうか、国民に親しまれる自衛隊をPRしたいのかもしれませんが、タルンデいるとしか思えませぬ
自衛隊よ、集団的自衛権とやらも可能になったのであるから、もう少シャンとせんかい!などと愛国心希薄なGGIでも言いたくなるのであります
まあ、本来ならこのような苦情はブログなんかでコソコソ言っていないで自衛隊の広報部門なんかに言うべきなのです
ずいぶん以前のことでありますが、GGIは防衛庁(当時)の広報部にちょっとしたことで問い合せと申しますか、苦情と申しますか、抗議と申しますか、電話したことがあります、某知人に頼まれたのです、市内にある自衛隊の基地で中学生をヘリコプターに乗せて遊覧したりしたのは問題ではないか、とその知人が申したからです、広報部でGGIの電話に応対したのはなかなか有能な官僚でありました、以下は広報部との会話です
「もしもし防衛庁の広報部ですか?」
「さようです、広報部門は陸海空に別れておりますが、どちらでしょうか?」
「陸上自衛隊です」
「わかりました、おつなぎいたします」
「もしもし陸自の広報ですか、ちょっとお聞きしたいことがあるのですが」
「かしこまりました、どういうお話しでございます?」
「あのですねえ、カクカクシカジカがカクカクのシカジカなのです、中学生を陸自のヘリに乗せて・・・○月○日の朝日新聞の湖国版にも出ています、このような自衛隊が中学生相手に勧誘行為を行うことは適切であるかどうか、お考えをお聞かせ願いたいのですが」
「おっしゃることはよく分かりました、では、念のためおっしゃっている新聞記事を見て、内容を確認いたしますので、お急ぎでなければ、ちょっとお待ちください」
ほんのしばらくパソコンなんかを触っていたようですが、すぐに返事がきました
「ああ、この記事ですか、わかりました、あのですねえ、朝日新聞ってこんなな記事を載せるのが好きなんですよねえ・・・・確かに事実関係はこのとおりです」
「そうですか、朝日が云々ということはともかく中学生なんかをヘリに乗せて自衛隊のPRをしたりしていいのですか?」
「その点に関しては別に問題はありません、何の差し支えもございません。と申しますのは、陸自には中学を卒業して自衛隊に入って定時制高校の教育を受けながら隊員として訓練を受けるコーズがあるのです。ですから中学生もれっきとして自衛隊員募集の対象なのです、したがって中卒の自衛隊員募集のために、中学生にPRを行うのは当然のことなのです、お分かりたいだけましてでせうか?」
まことにしっかりしたお役人でありました
ところで防衛庁の広報はかくのごとく迅速で優秀なる対応を示したのでありますが、朝日新聞さんの広報はまことにまだるっこいと申しますか、まるでダメという経験をしたことがあります
以前、周辺事態法が問題になったころ、この法律は英語で何というのだろうと思って朝日さんの広報に電話しましたら、あちこちにたらい回しされて、最後に英字新聞の編集部に回されました、カクカクシカジカとGGIの希望を申しますと、調べていますと言ったものの、どうやらすぐには分からないような気配です、
君らなあ英語で商売してるんやろ、大丈夫かと思いました、しばらく待っておりましたら、やがて受話器の向こうから新聞をしきりにめくっているような音が伝わってきます、いっしょうけんめい、どこかに書いてあるはずだと思って探しているのでありませう、
あのなあ君らなあ、このような流行時事英語はパソコンなんかで整理しておけよ、なとど思ってしながらしばら~く待っておりましたら、やがて「それはうちでは英語で○○○と表記しております、
朝日さんの教えてくれた英語は忘れてしまいましたが、何やらムズカシイ感じの英語でありました、後日図書館でニューヨークタイムズなんか、米国の新聞をパラパラと見ておりましたら、朝品さんが教えてくれたよりはもっともっと簡単プレーンな表現になっておりました、朝日さんしっかりしてやあ・・・・
今日もどうでもいい脱線話になってしまいました、どうかお許しくださいませ
グッドナイト・グッドラック!