パリは依然として燃えていますね、このところ土曜日が訪れるたびに、フランスではあちこちでデモの波が押し寄せています。マクロン大統領がガソリン税を引き上げると発表したことで火がついたのです。
このデモの勢いに乗って、高校生たちまでもが大学入試制度改革や授業料値上げに反対のデモを敢行、警察は高校生であっても次々に逮捕しています。デモの波がいつまでも治まらないために、仏大統領はガソリン値上げを一年間延長するなどと表明、鎮火せんとしていますが、デモは依然として続いています。
某日、わが迎賓館でドイツビールを飲みながら、フランスのデモなどについて数人の知人と話しておりました
GGIはぼやきました
「おフランスの市民は元気やなあ・・・でも、日本ではデモは流行らんのなあ・・・私が呼びかけ人の一人になっている脱原発のデモもサッパリ人が集まらん。長期低落傾向を脱することができん・・・」
「原因の一つはやり方がダサいというか旧態然というか・・・・当初、できるだけ《活動家》のみなさんよりは、普通の自由な市民にたくさん集まってほしいと考えて2011年の5月から始めたんですけど・・・はじめのうちは、自分が属する団体やグループなどを示す旗を振りまわすのはできるだけ遠慮してくれとGGIは言っていたんやけれど、時間がたつにつれ、組織やグループの名前が入った旗を高くかかげたがる連中が増えてしまって・・・それにつれて純粋無党派自由市民系の参加者が減っていって長期低落傾向・・・でもなあ、来るものは阻まず去る者は追わず、できるだけ人を束縛しない自由精神に基づいてやっているつもりやから・・・あんまりケチくさい差別的なことをするわけにもいかんしなあ・・・」
そうしましたら、おフランス語がGGIよりはずっと得意な、元彦根城あたりであんみつ姫でもやっていたのではないかと思われる、ときおりわがデモに遠くからやってきて参加してくれるオバサンが申しました
「そうですよ、私はあの組織の名前が入った大きな旗やノボリがイヤなんです、あれでは通りかかる一般市民は引けてしまいますよ。センスが悪すぎます、でも、だから、我慢して、ちょっと離れて参加しているのです、旗のあるほうには近づかないことにしてるのです」
「それは分ってますよ、GGIは十分にわかっております。だからGGIはいつも最後尾でなかなかセンスのよい、イラク戦争のときイタリアを中心にヨーロッパで大流行した虹を意味する七色の旗、つまりレインボーフラッグを持ってブラブラあるくことにしているのです。まんなかにPEACEとだけ記されいる七色の旗、あれはなかなかセンスがよいでせう、ネ・ス・パ?マダム」
と答えましたら、隣にいた美味なるものを食べることを楽しみとしている若き有能弁護士氏が申しました
「ああ、あの七色の旗ですか、あれ、ゲイやホモ、つまり性的少数者LGBTの旗でしょう、あのような旗がGGIさんは好きなんですか?」
「あんたは弁護士のくせにモノ知らんなあ。あの旗とホモやゲイの旗とは似て非なるものです。つまり七色の順番がまったく逆なのです。あのPEACEとだけ書かれた七色の旗は、海外ではどこかの団体や組織などを意味するものではない、誰もが十に掲げることができる旗として知られているのです。でも最近は延々と続き終わりが見えないイラク戦争や中東の戦乱への関心は低下、そのためLGBTの七色の旗のほうが世界的に有名になってしまってるんですよ」
「そうなんですか、でもLGBTの人たちはおそらくPEACEが好きですから似たようなものでせう。GGIさん、こまかいことにこだわるのは体に良くないですよ・・・ところでフランスのデモ、ガソリン税値上げ反対ということは分りますが、火をつけたのは、その発端は、導火線の役割を果たしたのは何だったんですかね」
「それはあの世界を支配している大金融機関ロスチャイルド、その中核銀行のエリート社員で投資屋さんだったマクロン大統領がが大失言をしたからですよ」
「何といったのですか?」
「ガソリン税値上げ反対の連中に向かって言ったのです。《あら、ガソリンが高いというのなら電気自動車にお乗りになったら》」
「何かどこかで聞いたことがあるようなセリフですね」
「そう、あなたはなかなかカンが良がよろしい。そう、あの歴史に名を遺したアントワネットちゃんです、そうなのです、あの生意気ノーテンキで浪費好きの女王、マリー・アントワネットの故事を見習っての発言です」
「ああ、あれですか、家来に《女王様、民はパンにも事欠いております》といわれて《あら、パンがないならケーキを食べればいいじゃない》と答えたというあの話ですね。この失言のおかげで彼女はパリの革命広場で断頭台の露と消えたのですかね」
「う~ん、あのねえ、この失言をしたのは彼女がまだ9歳のころだったいう話もありますので、どうですかね、9歳のまだモノがわかっていないケーキ好きの少女が他意はなく無邪気にいっただけかもしれません。でもねえ、このような失言をする連中があっちこっちにいるのです。わがニッポンにもかつていました」
「小賢しいウソをつく政治家はわんさかいますが、その失言の主は誰ですか?」
「戦後の政治史に残る有名な大失言です。あなたはお若いのでご存知ないかもしれませんが、池田隼人というかつて首相も務めたことがある人物です。彼は《あら、ご飯が食べられないのなら麦飯を食べたら》と言ったのです。たぶん、あなたが生まれる前の話です」
「いつごろの話ですか」
「1950年、敗戦から5年目、GGIが御年9歳のときのことです。当時大蔵大臣を務めていた池田隼人という自民党の政治家です。彼はこの年の12月、その頃は緊縮財政下、不況のうえ米価が高騰していたのですが、参議院予算委員会で《所得の少ない方は麦、所得の多い方はコメを食うというような経済原則に沿ったほうへ持っていきたい》と答弁したのです。
つまり「貧乏人は麦を食え」と言ったのです。なかなか大胆なる思い切った失言でありました」
「そうですかあ・・・ワガママ女王のアントワネットといい、投資屋のマクロンの旦那といい、わが池田隼人といい・・・でもこのはなし、何だかあのアベ坊やの朝御飯問答と似ていませんか?・・・」
「あの朝御飯問答かあ、朝御飯たべたか?と聞かれて、食べてない、パンは食べたけど、と答えを逸らす加藤労働大臣の答弁手法のことですね。これは答えを逸らしてばかりいるアベ坊やの答弁と本質的に同じことや、質が悪い、悪すぎる。民主主義を、議会政治をバカにしてる。まだこれまでに紹介したマクロンや女王様や池田隼人の《大失言》のほうが本音が出ていて正直ですよ、失言は不徳の致すところであっても犯罪ではありません。しかしながら意図的に朝御飯問答を行い駄弁を弄することは民主主義を腐敗させる悪質な犯罪です。逮捕すべきです!弁護士先生さまよ、そう思いませんか?なんならGGIが告発人となりますから訴訟の面倒みてれる?」
「GGIさん、今日はヤケに元気ですね、大丈夫ですか?このシュナップスというドイツの安焼酎にオツムがやられたのではありませんか!」
なもあみだぶ・なもあみだぶ・なもあみだぶ・・・・
今日の写真は燃えているパリを伝えるテレビの映像を撮ったものです。よろしければクリックしてご覧くださいませ
グッドナイト・グッドラック!
このデモの勢いに乗って、高校生たちまでもが大学入試制度改革や授業料値上げに反対のデモを敢行、警察は高校生であっても次々に逮捕しています。デモの波がいつまでも治まらないために、仏大統領はガソリン値上げを一年間延長するなどと表明、鎮火せんとしていますが、デモは依然として続いています。
某日、わが迎賓館でドイツビールを飲みながら、フランスのデモなどについて数人の知人と話しておりました
GGIはぼやきました
「おフランスの市民は元気やなあ・・・でも、日本ではデモは流行らんのなあ・・・私が呼びかけ人の一人になっている脱原発のデモもサッパリ人が集まらん。長期低落傾向を脱することができん・・・」
「原因の一つはやり方がダサいというか旧態然というか・・・・当初、できるだけ《活動家》のみなさんよりは、普通の自由な市民にたくさん集まってほしいと考えて2011年の5月から始めたんですけど・・・はじめのうちは、自分が属する団体やグループなどを示す旗を振りまわすのはできるだけ遠慮してくれとGGIは言っていたんやけれど、時間がたつにつれ、組織やグループの名前が入った旗を高くかかげたがる連中が増えてしまって・・・それにつれて純粋無党派自由市民系の参加者が減っていって長期低落傾向・・・でもなあ、来るものは阻まず去る者は追わず、できるだけ人を束縛しない自由精神に基づいてやっているつもりやから・・・あんまりケチくさい差別的なことをするわけにもいかんしなあ・・・」
そうしましたら、おフランス語がGGIよりはずっと得意な、元彦根城あたりであんみつ姫でもやっていたのではないかと思われる、ときおりわがデモに遠くからやってきて参加してくれるオバサンが申しました
「そうですよ、私はあの組織の名前が入った大きな旗やノボリがイヤなんです、あれでは通りかかる一般市民は引けてしまいますよ。センスが悪すぎます、でも、だから、我慢して、ちょっと離れて参加しているのです、旗のあるほうには近づかないことにしてるのです」
「それは分ってますよ、GGIは十分にわかっております。だからGGIはいつも最後尾でなかなかセンスのよい、イラク戦争のときイタリアを中心にヨーロッパで大流行した虹を意味する七色の旗、つまりレインボーフラッグを持ってブラブラあるくことにしているのです。まんなかにPEACEとだけ記されいる七色の旗、あれはなかなかセンスがよいでせう、ネ・ス・パ?マダム」
と答えましたら、隣にいた美味なるものを食べることを楽しみとしている若き有能弁護士氏が申しました
「ああ、あの七色の旗ですか、あれ、ゲイやホモ、つまり性的少数者LGBTの旗でしょう、あのような旗がGGIさんは好きなんですか?」
「あんたは弁護士のくせにモノ知らんなあ。あの旗とホモやゲイの旗とは似て非なるものです。つまり七色の順番がまったく逆なのです。あのPEACEとだけ書かれた七色の旗は、海外ではどこかの団体や組織などを意味するものではない、誰もが十に掲げることができる旗として知られているのです。でも最近は延々と続き終わりが見えないイラク戦争や中東の戦乱への関心は低下、そのためLGBTの七色の旗のほうが世界的に有名になってしまってるんですよ」
「そうなんですか、でもLGBTの人たちはおそらくPEACEが好きですから似たようなものでせう。GGIさん、こまかいことにこだわるのは体に良くないですよ・・・ところでフランスのデモ、ガソリン税値上げ反対ということは分りますが、火をつけたのは、その発端は、導火線の役割を果たしたのは何だったんですかね」
「それはあの世界を支配している大金融機関ロスチャイルド、その中核銀行のエリート社員で投資屋さんだったマクロン大統領がが大失言をしたからですよ」
「何といったのですか?」
「ガソリン税値上げ反対の連中に向かって言ったのです。《あら、ガソリンが高いというのなら電気自動車にお乗りになったら》」
「何かどこかで聞いたことがあるようなセリフですね」
「そう、あなたはなかなかカンが良がよろしい。そう、あの歴史に名を遺したアントワネットちゃんです、そうなのです、あの生意気ノーテンキで浪費好きの女王、マリー・アントワネットの故事を見習っての発言です」
「ああ、あれですか、家来に《女王様、民はパンにも事欠いております》といわれて《あら、パンがないならケーキを食べればいいじゃない》と答えたというあの話ですね。この失言のおかげで彼女はパリの革命広場で断頭台の露と消えたのですかね」
「う~ん、あのねえ、この失言をしたのは彼女がまだ9歳のころだったいう話もありますので、どうですかね、9歳のまだモノがわかっていないケーキ好きの少女が他意はなく無邪気にいっただけかもしれません。でもねえ、このような失言をする連中があっちこっちにいるのです。わがニッポンにもかつていました」
「小賢しいウソをつく政治家はわんさかいますが、その失言の主は誰ですか?」
「戦後の政治史に残る有名な大失言です。あなたはお若いのでご存知ないかもしれませんが、池田隼人というかつて首相も務めたことがある人物です。彼は《あら、ご飯が食べられないのなら麦飯を食べたら》と言ったのです。たぶん、あなたが生まれる前の話です」
「いつごろの話ですか」
「1950年、敗戦から5年目、GGIが御年9歳のときのことです。当時大蔵大臣を務めていた池田隼人という自民党の政治家です。彼はこの年の12月、その頃は緊縮財政下、不況のうえ米価が高騰していたのですが、参議院予算委員会で《所得の少ない方は麦、所得の多い方はコメを食うというような経済原則に沿ったほうへ持っていきたい》と答弁したのです。
つまり「貧乏人は麦を食え」と言ったのです。なかなか大胆なる思い切った失言でありました」
「そうですかあ・・・ワガママ女王のアントワネットといい、投資屋のマクロンの旦那といい、わが池田隼人といい・・・でもこのはなし、何だかあのアベ坊やの朝御飯問答と似ていませんか?・・・」
「あの朝御飯問答かあ、朝御飯たべたか?と聞かれて、食べてない、パンは食べたけど、と答えを逸らす加藤労働大臣の答弁手法のことですね。これは答えを逸らしてばかりいるアベ坊やの答弁と本質的に同じことや、質が悪い、悪すぎる。民主主義を、議会政治をバカにしてる。まだこれまでに紹介したマクロンや女王様や池田隼人の《大失言》のほうが本音が出ていて正直ですよ、失言は不徳の致すところであっても犯罪ではありません。しかしながら意図的に朝御飯問答を行い駄弁を弄することは民主主義を腐敗させる悪質な犯罪です。逮捕すべきです!弁護士先生さまよ、そう思いませんか?なんならGGIが告発人となりますから訴訟の面倒みてれる?」
「GGIさん、今日はヤケに元気ですね、大丈夫ですか?このシュナップスというドイツの安焼酎にオツムがやられたのではありませんか!」
なもあみだぶ・なもあみだぶ・なもあみだぶ・・・・
今日の写真は燃えているパリを伝えるテレビの映像を撮ったものです。よろしければクリックしてご覧くださいませ
グッドナイト・グッドラック!