昨日、JR湖都駅前にかつてあった小さな本屋さんの新居を表敬訪問いたしました。
この本屋さん、まことに気の毒なことに、十年ほど前、湖都の市役所による駅前の再開発計画にひっかかってしまい、強制退去させられるという過酷な運命に見舞われ、老姉妹が営んでいた本屋さんは廃業やむなきに至るということになってしまいました。市がお店の建物を強制撤去して近くに代替地と建物を用意すると決めたのは6年ほど前・・・
その後、紆余曲折を経て、近くの代替地に新居が建てられたのは三年前のこと、新居が完成したので一度おいでくださいとのお招きいただいていたのですが、ウジウジ名人のGGI、たいして忙しくもないのにズルズルと表敬訪問を延ばしていたのですが、昨日ようやく新居訪問とあいなったのです。
新居は3階建て、一階の大半は貸店舗、二階と三階が住まいです。二階にはとても見晴らしのよいLDK、大きな窓からは駅前の様子が手に取るようにわかります。
広々としたカウンターのキッチンも魅力的、リビングの大きなテーブルもステキ、テーブルの向こうの大きな窓からの眺めも結構・・・・わが庵のLDKとは比べものにならないぐらいに整理整頓が行き届いた清潔な気持ちのよい空間にイタク感心したのでありますが、これは当然のことであり想定外というほどではありませんでした。
ところが、驚かされたのはリビングの隣の部屋、これはまったくの想定外・・・
リビングとの境の襖を開けましたら広~い畳の間が出現・・・、
その奥に立派な仏壇が鎮座しておられまたのです。「鎮座」という言葉にふさわしいなかなか存在感み満ち満ちた鎮座ぶり、つまりこの部屋いわゆる仏間でございました・・・
う~ん、これはスゴイいなあ・・・信心とは縁なき衆生のGGI、一瞬絶句いたしました、いまどきこんな立派な仏間をつくるとは・・・
GGIの知人のなかには家に仏壇を飾っている人はいることはいるのですが、新築の家のなかにこんな立派な仏間を設けるというリッパな信心の持ち主はおそらくか皆無でありませう・・・GGIはイタク感激と申しますか驚愕してしまいました。
GGIは礼儀正しき人物ですから、もちろん手を合わせて拝ませていただきました。
「わあ、リッパな仏壇ですねえ・・・それで、宗派はどちらですか?」
「知恩院さんです、真宗、法然さん」
仏壇はかなり大きなものです。とても玄関からは運び込めそうもありません。
「こんな大きいな仏壇、どうやってこの部屋に運び込んだのですか?」
「この仏壇、私で3代目です、建物を取り壊すたときは知り合いのお寺さんにしばらく預かってもらいました。でも新居に運び入れるときはタイヘン・・・この仏壇を運びいれるために、このリビングの窓、わざわざ、仏壇を運び込むことができる大きさに作ってもらったのです・・・・」
「でも、運び入れてもらうとき失敗しました、普通の運送屋さんに頼んだのですが、乱暴な運び方だったので、ほら、仏壇の扉の部分が少し傾いているでせう・・・美術品の運搬を専門とする運送屋さんにたのめばよかったのですが・・」
でも、この本屋さんの元女主人の話を聞きながら、GGIは思わずちょっぴり笑ってしまいました。と申しますのは、この女主人、以前から駅前の近くにあるキリスト教の教会の会員さんでもあるからです。
「ところで、まだ教会に行っておられるのですか?」
「行っていますよ、いろいろなこと、お手伝いなんかしています」
「それはよかったですね」
とGGIはニッコリ微笑み納得したのでありました。それでいいのであります・・・
午後二時過ぎに訪問したのですが、四方山話で時間が過ぎて夕飯までいただいて失礼したときには、時計の針はもう八時近くを指しておりました
この元女主人は御年八十歳+アルファ、妹さんも誤差範囲の年齢ですが、お二人とも元気にされていましたのでひと安心でありました
本屋さん廃業のとき、GGIのツケがだいぶんたまっていたはずなのですが、もうすっかりお忘れのようであります・・・ですから、結果的に踏み倒してしまったことになるのでありますが、踏み倒した分、お払いしますといっても遠慮して辞退されるでありませう。まことにイケナイ話でありますが、でも、まあ、いずれ何らかの形で埋め合わせをすれば良いでありませす・・・
今日の写真は、仏壇の大きさにあわせて作ったというリビングの窓を撮ったものです。よろしければクリックしてご覧くださいませ
廃業する少し前、この本屋さんの様子を描いた絵が朝日新聞の地方版に掲載されたことがありました。そのときのことを2013年2月7日の日記に書いておりますのでよろしければご覧になってくださいませ
なもあみだぶ・なもあみだぶ・なもあみだぶ・・・・
グッドナイト・グッドラック!
この本屋さん、まことに気の毒なことに、十年ほど前、湖都の市役所による駅前の再開発計画にひっかかってしまい、強制退去させられるという過酷な運命に見舞われ、老姉妹が営んでいた本屋さんは廃業やむなきに至るということになってしまいました。市がお店の建物を強制撤去して近くに代替地と建物を用意すると決めたのは6年ほど前・・・
その後、紆余曲折を経て、近くの代替地に新居が建てられたのは三年前のこと、新居が完成したので一度おいでくださいとのお招きいただいていたのですが、ウジウジ名人のGGI、たいして忙しくもないのにズルズルと表敬訪問を延ばしていたのですが、昨日ようやく新居訪問とあいなったのです。
新居は3階建て、一階の大半は貸店舗、二階と三階が住まいです。二階にはとても見晴らしのよいLDK、大きな窓からは駅前の様子が手に取るようにわかります。
広々としたカウンターのキッチンも魅力的、リビングの大きなテーブルもステキ、テーブルの向こうの大きな窓からの眺めも結構・・・・わが庵のLDKとは比べものにならないぐらいに整理整頓が行き届いた清潔な気持ちのよい空間にイタク感心したのでありますが、これは当然のことであり想定外というほどではありませんでした。
ところが、驚かされたのはリビングの隣の部屋、これはまったくの想定外・・・
リビングとの境の襖を開けましたら広~い畳の間が出現・・・、
その奥に立派な仏壇が鎮座しておられまたのです。「鎮座」という言葉にふさわしいなかなか存在感み満ち満ちた鎮座ぶり、つまりこの部屋いわゆる仏間でございました・・・
う~ん、これはスゴイいなあ・・・信心とは縁なき衆生のGGI、一瞬絶句いたしました、いまどきこんな立派な仏間をつくるとは・・・
GGIの知人のなかには家に仏壇を飾っている人はいることはいるのですが、新築の家のなかにこんな立派な仏間を設けるというリッパな信心の持ち主はおそらくか皆無でありませう・・・GGIはイタク感激と申しますか驚愕してしまいました。
GGIは礼儀正しき人物ですから、もちろん手を合わせて拝ませていただきました。
「わあ、リッパな仏壇ですねえ・・・それで、宗派はどちらですか?」
「知恩院さんです、真宗、法然さん」
仏壇はかなり大きなものです。とても玄関からは運び込めそうもありません。
「こんな大きいな仏壇、どうやってこの部屋に運び込んだのですか?」
「この仏壇、私で3代目です、建物を取り壊すたときは知り合いのお寺さんにしばらく預かってもらいました。でも新居に運び入れるときはタイヘン・・・この仏壇を運びいれるために、このリビングの窓、わざわざ、仏壇を運び込むことができる大きさに作ってもらったのです・・・・」
「でも、運び入れてもらうとき失敗しました、普通の運送屋さんに頼んだのですが、乱暴な運び方だったので、ほら、仏壇の扉の部分が少し傾いているでせう・・・美術品の運搬を専門とする運送屋さんにたのめばよかったのですが・・」
でも、この本屋さんの元女主人の話を聞きながら、GGIは思わずちょっぴり笑ってしまいました。と申しますのは、この女主人、以前から駅前の近くにあるキリスト教の教会の会員さんでもあるからです。
「ところで、まだ教会に行っておられるのですか?」
「行っていますよ、いろいろなこと、お手伝いなんかしています」
「それはよかったですね」
とGGIはニッコリ微笑み納得したのでありました。それでいいのであります・・・
午後二時過ぎに訪問したのですが、四方山話で時間が過ぎて夕飯までいただいて失礼したときには、時計の針はもう八時近くを指しておりました
この元女主人は御年八十歳+アルファ、妹さんも誤差範囲の年齢ですが、お二人とも元気にされていましたのでひと安心でありました
本屋さん廃業のとき、GGIのツケがだいぶんたまっていたはずなのですが、もうすっかりお忘れのようであります・・・ですから、結果的に踏み倒してしまったことになるのでありますが、踏み倒した分、お払いしますといっても遠慮して辞退されるでありませう。まことにイケナイ話でありますが、でも、まあ、いずれ何らかの形で埋め合わせをすれば良いでありませす・・・
今日の写真は、仏壇の大きさにあわせて作ったというリビングの窓を撮ったものです。よろしければクリックしてご覧くださいませ
廃業する少し前、この本屋さんの様子を描いた絵が朝日新聞の地方版に掲載されたことがありました。そのときのことを2013年2月7日の日記に書いておりますのでよろしければご覧になってくださいませ
なもあみだぶ・なもあみだぶ・なもあみだぶ・・・・
グッドナイト・グッドラック!