米民主党の大統領選予備選で、彗星の如く登場したサンダースさん、大健闘していますね。
彼は米国の政界で「社会主義者」を堂々と名乗るまことに稀中の稀ともいうべき政治家ですが、彼の目指すところは分りやすく言えば、要するに北欧諸国のような市民のだれもが公正に扱われる、人間性が尊重される社会を築くことであろうとGGIは理解していますす
このためサンダース氏自身もまた今どき数少ない公正に徹することを信条とする政治家です。彼の人となりを的確に報じる記事が昨年12月のニューズウィーク(日本語版)に掲載されているのを目にしましたので、今日は手抜きであり申し訳ありませんがは、この記事の最後の部分を引用いたします。昨年12月半ば過ぎに行われた民主党の予備選における候補者5人による討論会についての記事です。
《ヒラリーと民主党を救った社会主義者サンダース》
ニューズウィーク日本語版:2015年10月27日(火)
ミシェル・ゴールドバーグ
サンダースが最も注目されたのは、クリントンへの攻撃をそそのかすクーパー(注:討論会の司会者)の挑発に乗らなかったことだ。国務長官時代に公務に私用メールを使用した問題で質問を浴びるクリントンに、サンダースは助け舟を出した。「政治的な発言ではないかもしれないが、私は(前)国務長官は正しいと思う。くだらない電子メール騒動に、アメリカ人はうんざりしている」
これはまさに政治的な発言だった。サンダースが原則を重んじる高潔な人物であると印象付けることになり、討論会は共和党のときのような個人攻撃に陥ることなく、驚くほど実質的な議論が続いたのだ。
サンダースは最有力候補を引きずり降ろすことよりも、自身の考えを突き詰めることに関心があるようだ。政治家として、実に稀有な心構えだ。より進歩主義的なアメリカを求めるクリントンの支持者は、彼女の挑戦者に感謝するべきかもしれない。
(この記事の全文をお読みになりたい方は以下のサイトをご覧ください)
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2015/10/post-4033_2.php
サンダース氏が米国大統領になる可能性は大きいとは言い難いかもしれませんが、もし大統領になったならば、日本の政治も変わらざるを得ないでありませう。なぜなら彼が大統領になれば米国の外交、安全保障政策、米国が関わっている戦争に関する方針、人権問題や経済格差問題に関する姿勢も大きく変わる可能性が考えられるからです、もしそうなれば、世界も大きく変わるでありませう
たとえ大統領になれなくても、大統領選の予備選でこのまま善戦を続けることができたならば、彼は米国の市民だけではなく様々な国の市民にとっても大きな希望の星となることでありませう
かようなわけで、今日はGGI、まじめに「サンダースさんに花束を!」と叫び、勝手に日本サンダーズクラブをここに結成する所存であります
今日の写真はサンダース氏の姿です。クリックしてご覧くださいませ
グッドナイト・グッドラック!