UGUG・GGIのかしこばか日記 

びわ湖畔を彷徨する独居性誇大妄想性イチャモン性前期高齢者の独白

お騒がせユキ子さん、いまどきA4カラーコピ一枚65円なんてアコギな商売してはいけませんよ!

2012-12-07 00:17:46 | 日記

何事もちょっぴりでも何かしたりしようとするお金がかかるご時世でありますが、原発問題も例外でありませぬ、この問題GGIも公私ともどもお金がかかって若干苦慮しております

でも、あの事故以前はお金がかかるといっても、GGIは歩いてでも行けないことは県庁へときおり出かけていって、お役人と面談、

「君たち、福井の原発は目と鼻の先や、それなのにどんな大事故が起きても絶対にわが麗しのマザーレークとやらに、県民に、被害が及ぶなんていうアホなことは起こりましぇん、だから逃げ出す計画を盛り込んだ原子力防災計画なんて必要ありましぇん」という恥知らずの京大とかいう大学の先生の言葉を真に受けて手抜き丸出しの計画なんかつくって、いまに泣きを見るでぇ」

などと嫌味を言ったり、あるいは歩いてでも行ける関電さんの支店へ行って、
「お会いしても時間の無駄です」と言い張る原子力広報マネージャー氏とやらに無理やり遭遇させていただいて

「まあ、そんなカタイこと言うなよ、ところで君たちほんとうの大丈夫かね、
英国で製造された燃料棒のデータは捏造だらけだったし、美浜の原発では蒸気漏れ事故を起こして大きな鉄パイプの肉厚がわずか数ミリにまでやせ細っていたことに気が使なったことがばれたりするし、《なかなかいいご仕事してますねぇ》と感心してるんや、でも、君たちも宮仕えの身やから言いたくないことも言わなければならず、たいへんやなぁ、ご同情申し上げるしだいや、今日はお互いにとても有益な時間を過ごすことができて、時間をムダにせずよかったやないか、またお会いしませう」などと親交を結ぶだけでありましたので、大してお金はかからなかったのですが、あの大事故のあとはそうはいきませぬ、いろいろあって公私ともどもGGIも結構お金を費やしてしまいました・・・

その一例が本日の写真でございます
よろしければクリックしてご覧くださいませ

これはわが最近お騒がせユキ子が県の研究機関に作らせた放射能拡散シミュレーションのデータであります、国が原発事故発生のあと有名ははせているあのSPEEDIとやらのデータを国が公開いたしませんので、ユキ子が光化学スモッグの拡散予測システムを活用して部下に作らせたものです、この点はユキ子もなかなか感心であります

過日、10月半ば過ぎ、GGI、ふとこのシミュレーションの全データを公開させようと思いついたのです、なぜかと申しますと、このシミュレーションの結論部分はマスコミを通じて今年の4月ごろに公表されているのですが、わが湖国の民は結構さぼりでありますので、個々のデータをすべて情報公開させた者はひょっとしたら誰もいないのではないか、もしそうであるとしたらこれは由々しき問題であるぞよ、と思ったのであります、GGIが情報公開請求を行う以前に誰も公開請求していなかったとなると問題であります、、原発事故以後、原発がどうのこうのと言う市民が激増しているというのに、このような重要なデータがあっても、科学的にややこしいし、見ても分からんなどと言って、極めて身近な問題であるにもかかわらず、わが湖国の民の誰もがサボり倒していることを意味するからであります

公開されたのは11月半ば過ぎでありました、結果は案の定でありました・・・公開請求に際して担当の職員にききましたら、データのまとめの部分に関しては請求者はいたけれど全データを請求した者はマスコミ関係者も含めて誰もおらず、GGIが初めてとのことでありました、ああ、なんたることよ・・・・マスコミさんも情けない限りです、最近、ニューヨークタイムズの東京支局長を務める人物が「日本のマスコミは発表ジャーナリズム、当局の発表を受け売りしているだけ、もっと自分の手と足と目で調べて調査報道をしっかりやらなければダメ」とこき下ろしておりましたが、まことに的を得た指摘であるとGGIは実感いたしました

かようなしだいでGGI、全データを公表させたのであります、普通ですと非公開部分というかお役所が公開したくない部分はマジックなどで黒塗りされているのですが、何と巧妙なことに、この公開されたデータでは黒塗部分はございません、黒塗りに当たる部分は黒塗りならぬ白塗りなのであります、これこそ黒を白と言うことのまさに典型であります!このため注意深くみなければ、どこが非公開部分なのか見分けることができないという仕掛けです、公開作業を担当した「防災危機管理局」という厳しい名称の部署のお役人「いやコンピュータからデータを打ち出すときは白地になってしまうのです」と言い訳をしておりましたが、お役人さんたちの知恵にホトホト感心してしまいました

とまたしても話が脱線していましたが、本日の命題はお金の話でありました、なぜお金なのか、それはこの数百ページに達する書類のコピー代が何と壱万壱千六百円もしたからでございます、カラーコピーの部分は一枚何と65円であります!お騒がせユキ子さんよ、こんなアコギな商売をお役所がやってもよいのでありませうか!

これではGGIの乏しい老後資金が目減りする一方でありますので、お金を情報公開室の女性職員に払うときに「おい、まけてくれよ、最近はタクシーでも遠距離やと大サービスしてくれるぞ、一万円以上なら3割引きとか、それがあかんのならポイントでもつけてくれ!ユキ子にこんな商売して市民をいじめたらアカンと言うといてくれ!」

でも職員さんは笑うばかりで一銭も負けてくれませんでした、その代り普段はくれない立派な捺印された領収書をくれました

という次第なのですが、実は写真でお示ししたデータには極めて重大な事実が隠されているのです、この写真を見てGGI、その事実を再確認したのです

写真の画面左に見える図を見てください。青く塗られている部分が琵琶湖です、他の着色部分は高線量の放射能が拡散すると予想される地域ですが、この写真では、この予想図の上下が逆さまになっています、つまり上が福井などの陸側であり、下が海側、日本海であります

ここで福島原発事故のことを思いだしてください、この図が福島での事故を現したものであると仮定すると、この写真で上方が福島県の内陸部、下が太平洋と言うことになりますね、そうしますと、驚くべきことに放射能はすべて内陸部に広がっていることになります、海側には広がっておりません(この図はおそらく大飯か高浜の原発における事故を想定したものです)

実は、この点が日本海側に位置する原発で事故が起きた場合と福島などの太平洋岸にある原発で事故が起きた場合の大きな決定的な違いなのです

福島の場合、放射能雲は一部は飯館村など内陸部にまで広がっていましたが、大半は太平洋上に広がっていました、ところが福井県若狭湾の原発で事故が起きた場合はそうはいかないのです、放射能雲の大半は内陸部に向かうことになるのです、海側(日本海)に広がるのではないのです、このことが何を意味するのかは賢明なみなさんにはお分かりでしょう・・・・若狭湾の原発で大事故が起きた場合は被害範囲は福島の場合を大きく上回る可能性があるのです・・・

写真に写っている図はこの重大な事柄を如実に示しているのです

まあ、そうですから時にはお金をかけることが役立つこともある、というのが今夜の教訓なのでありませう

またまたおかしな話になってしまいました
夜もすっかり更けました

グッドナイト・グッドラック!
コメント
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