黎明の廃人日記

最近はやや更新が途切れがち、斜めに流し読み。
貴方にも私にも人生の役には立ちません。

割と気をつけないといけないなぁと

2018年05月20日 20時33分33秒 | Weblog
5月20日分。

 毎度。ここのところはずっと、生放送枠も取らず、仕事から帰宅すればずっと動画編集という状態が継続中。幽霊です。4月末から5月序盤は連休があったからというのもありますが、4月の真ん中くらいに3年間触り続けてきたゲームの動画の最終回を上げて以降、かなりハイペースになってます。
 4/14に最終回→4/22に新規立ち上げ①→4/29に新規②→4/30から帰省に入って作業不能期間が5/4まで→5/12に新規③→5/15に新規④(新規第1期最終回)→5/19に新規第2期①をぶん投げて今に至る。2ヶ月6本だと、今までの通算から考えると実は標準ペースなのですが、その数は「手抜き動画」も含めて計算した標準ペースなので、実態としてはかなりトバしたペースで作ってるなぁと。
 まあ好きでやってることではありますが、ちと負荷がのしかかってきている気がするので、「意識的にペースを落とす」ということをしないとそろそろ危険かも。お金になる趣味でもないですからね。


 さておき、久々にニュースを眺めていたら、なんともタイトルが恣意的な記事を発見。「<政府>「セクハラ罪」存在せず 答弁書を閣議決定」だそうで。ちなみに毎日新聞が公開しているネットニュース記事です。
 私もこの「あぁん?」という感じのタイトルにほいほい釣られて中身を見たわけですが、よくよく掘ってみると、「日本という国家の法律としてそもセクハラは犯罪に該当しない」という意味合いでの閣議決定ではなくて、コレは要するに「直接にセクハラを罪と判定している法律は無い」ということを言っており、但し強制わいせつ罪であったり暴行罪であったり、他の罪状として該当することはあり得るよという話でした。
 コレは元々、立憲民主党の逢坂誠二氏が提出した質問主意書に対し、「公式に」回答するためには閣議決定が必須であることからなされたもので。質問主意書の内容は、こちらから閲覧可能となっております。政府側としては、「セクハラ罪」という罪は無いの? と問われたので、「現行法上では無いよ」という回答をしたということですね。但し、刑罰法令に該当する場合には、「セクハラ罪」という名称ではなく、「強制わいせつ等の罪」になるよとも回答しています。

 うーーん、中身までちゃんと読んだ上で、Twitter上でこの話題に触れていたところをいくらか掘ってみて、ようやっと「あーそういうね……」というのに気が付いたところで。これ、ぱっと見の印象だけだと、政府側が麻生さんを庇って「セクハラってのは犯罪じゃねーんだよ!」とやっているように感じてしまいます。
 ただ、この件はそういう話ではなく、あくまで質問主意書の内容が「セクハラ罪っていうものは現行法に無いの?」と聞かれたから、公式見解として「現行法の上では無いよ」と回答しただけ。閣議決定したのは、単に質問主意書への回答は閣議決定が必要だから。
 それだけの話なのですが、どーにもタイトルの付け方が恣意的に感じられますね……。質問主意書を提出した側も、そういった「見出し」になることを予め見越した上で質問内容を意図的に絞っている、つまり「セクハラ罪の有無」だけを問うているのではないかな、と。
 ネットニュースの場合は特に、文字数の制限もかなりあるのでしょうし、見出し一発勝負のところもあるでしょうから、良くも悪くも目を引くものを、ということではありましょうが……。この辺はまあ、動画編集をしていると、今度は自分の側が「どう目を引くか」を考える側になるので、ワカランでもないんですけどね。ただ、どうにもコレに関しては悪意を感じないでもないですね。
 なお、無論のこととして、セクハラ行為自体を容認して良いという話では決してありません。①現行法上として「セクハラ罪」という直接に該当するものが無いということと、②セクハラと認定される行為をしても良いとすることとは、全くの別問題です。


 もう一つついでに、これもこれで印象操作っぽい感じがするなという話では「新潟女児殺害 スマホの履歴が物語る小林容疑者のロリコン趣味〈週刊朝日〉」といった記事も。これもまた、犯罪行為として許されてよいものではありませんが、それとは別の話として、記事の作り方がなんか悪意に満ちてるなぁと。
 まあ「重箱の隅」ではありますが、「容疑者はロリコンだろうと思いました」という一個人の「感想」程度のところを「予感は当たった」→「スマホの履歴や自宅の捜索でも、ロリコン趣味の痕跡やブツが出ている」という流れで固めたように見せている……のですが。記事タイトルに「スマホの履歴が物語る」と書いている、割にスマホに触れているのってここだけです。その後はずっと、「小、中学校の同級生だった女性」の話だけになります。
 ……小中同級生だったとして、よくまあここまで詳細に覚えてるなぁと感心しますが、まあそれは置くとして。あくまでも、件の人物を「異常な性犯罪者」として取り上げたいという方向性がハッキリと見えており、そのためにタイトルへ「ロリコン」と持ってきて、大した情報量を得られていないスマホの履歴などを持ってきたのかな、と。

 犯罪行為として、子供を手にかけ、騒がれたからと言って首を絞め、それを隠滅しようとして電車に撥ね飛ばさせるというところまでやったことそれ自体は、実際に「異常性」と言ってもまあいいのかもしれません。が、それと当人の「趣味」の話は別次元のものじゃなかろうか……。
 詰まるところ、この記事から受け取れる犯人のイメージというのは、「小中学校時代から根暗で内気でヲタク趣味のロリコンが起こした性犯罪とその残虐性・異常性」といったところ。ただ、そういった印象が浮き上がってきそうな「元同級生の証言」・「たまたま列車に乗り合わせたAさん」・いまいちどのくらいの精度かも分からない「捜査関係者の発言」を強引につなぎ合わせただけの記事に見えます。
 ①とにかく犯人を「異常者」にしたい、②その異常者とはつまり「ヲタク」であり「ロリコン」であるということにしたい、この2点辺りがこれまた透けて見える感。とにかく印象をこうもっていきたいという結論ありきで書いた類いだなーという……。こういう雑なものを、自分では作らないように気をつけないといけません。……と書いているこの記事自体が雑か。


 では、今回の更新はこのくらいにて。

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