高知発 NPO法人 土といのち

1977年7月に高知県でうまれた「高知土と生命(いのち)を守る会」を母体にした、45年の歴史をもつ共同購入の会です。

岡岩商店だより~小さな漁師町から 12月9日記

2021-01-04 09:00:00 | 生産者からのメッセージ
中土佐町 岡岩商店の隅田雅彦です。

いつも岡岩商店を御贔屓いただき
誠にありがとうございます。

干物屋には嬉しく漁師さんには
ツライツライ冬がやってきました。

ようやく気温、湿度が下がり
干物作りにはありがたい気候です。


夏場も温度を下げ乾燥時間を短縮するなどして
美味しく仕上がるように
工夫して干物作りをしております。
しかし、冬場の干物の味にはかないません。
冬場のように気温、湿度が低いと
鮮度が落ちにくく、
寒風と柔らかな日差しを浴びて
時間をかけて干すので熟成がすすみ
イノシン酸、グルタミン酸等が増え
更に水分が抜け
魚の味もしっかり感じられ美味しくなります。
魚も脂が乗り美味しくなる魚種が多くなります。

これから、
沖ウルメ(ニギス)、
目光(青めエソ)、
釣りウルメ、
サバ河豚の水揚げも増え
人気の干物が続々出てきます。

沖ウルメ、目光は脂が乗って美味しくなりますが、
釣りウルメは脂が抜けて
熟成により美味しくなる魚です。
どちらも高知の冬の代表的な干物です。

寒さに負けず、
岡岩商店は今日も楽しく干物作りをしております。
今後ともご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。

※ この記事は、NPO法人土といのち『土といのち通信』2021年1月号より転載しました。

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