高知発 NPO法人 土といのち

1977年7月に高知県でうまれた「高知土と生命(いのち)を守る会」を母体にした、45年の歴史をもつ共同購入の会です。

第2回「オーガニック給食@こうち みんなで考えよう こどもの給食」報告

2024-07-12 09:00:00 | イベント報告
★ 第2回「オーガニック給食@こうち みんなで考えよう こどもの給食」 ★


2024年5月19日(日)
高知市オーテピアホールで
第2回「オーガニック給食@こうち みんなで考えよう こどもの給食」が開催。
「こうち食と農をまもる連絡会」主催で、
土といのちも団体会員として立ち上げから参画しています。
当日の参加者は49人で、
農業関係者、栄養士、県議、市議、
県の担当者などが一同に会しました。


会場では関係資料や農文協の出張販売もあり、
会開始前から終了後も
熱心な参加者同士の話の輪が多くみられました。
登壇者6人の話をごく簡単に紹介します。

藤﨑 元司さん(高知市学校給食会事務局長)は、
学校給食会について高知市2万人食の給食事業を支えている基本姿勢と組織体制や実際の給食提供の流れを説明。オーガニック食材導入については、どうしたら導入できるか考えたいとのこと。

北村真知子さん(高知市特別支援学校栄養教諭)は、
「自校直営方式」運営の栄養教諭として
「給食は教育の一環、食べることは自分の身体を作ること」をモットーに献立を作成。
有機食材も少しずつ取り入れて行きたいと抱負を述べられました。

渡邉志津江さん(有機農家/NPO法人土といのち理事)は、
家庭菜園から本格的農業へと19年間有機農業を実践。
現在香美市の給食に玉ネギと人参を納入。
安定供給のため予冷庫を構えるなど
有機農産物を給食に納入するための考え方と様々な工夫を語ってくれました。

大石真司さん(高知オーガニック給食推進協議会事務局)は、
私立のこども園で有機給食への試験導入した分析結果の報告と
国の助成金を得てオーガニック給食推進協議会を立ち上げ、
研修会や鹿児島県霧島市の給食と福岡市の高取保育園への視察の報告をしてくれました。

筒井崇史さん(有機農家/香南市オーガニック給食をすすめる会副代表)からは、
香南市市長と教育長宛に
農薬や遺伝子組み替え使用の農作物・加工品を扱わないようにと要望書を提出。
市から「国産小麦に早急に変更、または完全米飯給食への変更も含め検討を始める」との回答を得た報告がありました。

鈴木大裕さん(土佐町議/教育研究者/高知オーガニック議員連盟副代表)は、
議員連盟は現在県内15市町村33名の超党派の議員が会員となり、
有機農業者、消費者、慣行農業実施者と会員の職種も多彩である。
四万十市や給食センターなど視察、JAとの意見交換会を行ったとの報告がありました。

(こうち食と農をまもる連絡会 報告より抜粋/要約/編集して引用)

※ この記事は、NPO法人土といのち『土といのち通信』2024年7月号より転載しました。
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