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あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

庭の色とりどりの花

2025-05-24 02:09:18 | 植物
 野山ー畑と白い花が続いたので、そのつながりからまず白い花
 
 最近あちこちのお庭で見かけるようになりました。庭と言っても街中のこじゃれた花壇ではなく、敷地内の開いている場所と言うか、かろうじて草の生えてない場所と言うか・・・農家の女性は花好きが多い。そして体を動かすことを厭いません。この花の主も農作業の合間に草を抜いています。
 
 オルレア
 


 うちもこの間もらって植えたところです。とても繁殖力が強いそうであたり一面真っ白になって素敵なんだとか。種ができ始めました。

 
 なるほどねえ。花にしてはたくましそう。
 
 たくましいと言えば
 草の間から白いタツナミソウを見つけた時はびっくりするやらうれしいやら。よかった、まだ生きてたんだねえ。
 

というのもこの花、
 もう10年以上も前にプランダーに植えていたものなのです。まだ母が元気な時でうちに来た時草引きを買って出てくれたのはいいのですが、草と間違えてきれいさっぱり抜いてしまいました。しょうがないので土をその辺に放っておいたら、翌年1,2本生えてきました。それでそのまま毎年少しずつふえていったのですが、3年ほど前夫が全部の木を切り倒し、土地をユンボで均してしまったのです。下に生えていた草花を土ごと全部埋めてしまいました。あの時の喪失感といったら・・・・
 翌年、元気な植物は土の深いところからでも芽を出しました。
 次の年、我慢強く土の中にいた植物もはい出てきました。ほとんどが前とは違った場所に姿を現しましたが、エビネとクレマチスの何種類か、カワラナデシコ、クリスマスローズはついに出てきませんでした。タツナミソウは生えていたのに余りにも地味すぎて私が気が付かなかっただけかもしれません。よかった。その植物のたくましさとけなげさに励まされて、私もようやくもう一度花いっぱいの庭にしてみようと思えるようになりました。
 基本的に私の花植えはお金をかけません。全部花屋をしている実家から訳アリの花をもらってきます。なので種類も数も色も様々。配色を考えてーなんて一切してませんのでまあにぎやかなこと。
 全貌は草もまじってぐちゃぐちゃなのでお見せできません。いいとこ撮りで紹介します。
 
 ずいぶん昔に植えたシラー 最初は1、2個の球根だったのですがずいぶん増えました。
 
 
 
 北海道で見たお庭みたいに、地面と花とがなんとなく一体になっているようにしたいのです。でも、理想には程遠い。
 はでなピンクはオキザリス。白いのはクレマチスの仲間。あまり蔓が伸びないタイプと聞いたので、支柱も作らず植えています。奥のチューリップは花が終わって球根を太らせるために葉を残しています。後ろの方はパンジー
 
 
 
 大輪のガザニアとナデシコ パンジー その向こうにアリウムが咲きかけています。



 このキンギョソウが優しい色ですてきでした。手前のベロニカともよく合って気に入っています。


 
 グランドカバーにするといいらしい。名前がわかりません。花がオオイヌノフグリそっくり。大きさもそれくらいです。




 
 リシマキア
 これも地面を這うタイプらしいので葉っぱを鑑賞するのかと思ったら、花が咲きました。
 
 
 これだけはお金を出しました。少しずつ買い足してきたシャクヤク。



 
 ソルベットは今年あまりきれいに咲かなかった。



 おまけ
 
 


 純白とはこういうことなんだろうなあ。美しい白です。そしてこれもただでもらってきました。



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果樹畑の白い花

2025-05-19 00:29:49 | 植物
 いつもは誰もいないキーウィ畑にちらほらと人を見かけるようになりました。どうやら受粉作業の時期になったようです。
 雄花と雌花があるそうですがこれは? 多分雌花ですね。キーウィの受粉は、雄花の花粉を採取して手作業で雌花につけるようです。

 
 実ができかけているのかな?
 
 
 
 柿畑では摘花作業が行われているらしいです。
 愛宕柿のつぼみ
 花。終わりかけ。咲き始めはもっと白い色です。

 花が散ってこれから実がつこうかという所

 そして5月の果物の花と言えば・・・
 ミカンの花

 
 これはデコポンの花。冬、特徴のある実がなっていましたから。けどほかの花は何の柑橘か見分けがつきません。



 ミカンの花が咲きだすと、あたり一面良い匂いが漂って、散歩も気持ちがいいのですが、
 今日の空気は農薬のにおいでした。そろそろ柿の防除が始まります。冬場は堆肥の匂いだしー田舎とていつもいつも良い匂いではないのです。
 
 今年はうれしいことに温室に植えてあるフィンガーライムに初めて花が咲きました。
 


 さて、実が成りますかどうか。 一つでも実がついたらうれしいんだけど。
 厳密にいうと真っ白ではありませんが、果物の花は白っぽいのが多いです。冬の間に咲くビワ、春先のスモモ、地味~なグミ、梨もそう。レモンはちょっとだけ外側がピンクですね。 例外は、桃のピンクとこれかな?
 
 
 暗褐色の妖艶な花。ポポーです。中を覗いてみたけれど


 
 見えませんでした。花の咲くころ草刈りを終え、この間様子を見に行ったら小さな実がたくさんついていました。

 
 あらら、こんなにたくさん。そろそろ摘果をしなければいけません。

 
 それに、この間刈った草が早くもこんなに伸びてるし。草に追われる夏がやってきました。
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野山の白い花

2025-05-18 01:13:21 | 植物
 山々に白い花が目立つようになりました。
 ようやく名前のわかったこの木は、
 クロバイ
 今年は遠くから眺めるだけでした。
 
 その花が終わると今度はクリーム色の花
 
 木全体がクリーム色になってしまうほど壮大に咲くシイの花

 
 今、白い花の咲く木が多いのです。
 そうだ、エゴノキも咲いているかもしれない。と回り道して行ってみました。
 
 ちょっと遅かったかもしれません。

 
  道にいっぱい落ちていました。

 
 全部がうつむいて咲くこの花、下から見上げると
 
 
 一斉にこちらを見下ろしているみたいです。
 
 今年はことのはか目立つと思うのがノイバラです。
 這い上って木のてっぺんまで。


 花手毬のように咲くのは種類が違うの?



 それから、桜三里の道端に一本だけあるホウの木
 
 
 ちょうど花が咲いていました。タイサンボクによく似たこの花が好きで、毎年楽しみにしているのです。が、花があまりにも高いところにあって精いっぱい頑張ってもこのくらいしか撮れません。



 そしてもうスイカズラの花が咲き始めています。
 





 
 夜ブログを書いていると遠くでホトトギスの鳴き声がきこえました。
 今年は鶯の声がほとんど聞かれません。先日一回だけへたくそな鳴き声を聞きましたがあれっきり。なのにもうホトトギスだなんて。
 
 最近はことのほか季節が過ぎるのが早いです。gooblogもみなさん次々と移行されて、これから勢いのある季節に向かう時期なのになんだかさびしい。わたしもいずれはてなブログのほうに移ろうとは思っていますが、とりあえず7月7日まではこのままここで続けようと思っています。もうしばらくこちらでお付き合いください。
 


 
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ゴマダラチヨウ羽化

2025-05-11 12:32:11 | 生き物
 ゴマダラチョウが無事羽化しました。
 
 私の予想より1週間も早くて、もう慌てました。出かける前にちょっと覗いたらこんなになっていたのです。このままだと飛び立ってしまいますから、ふたのある入れ物に移さなければ。
「少し遅れます」と断りのラインを入れたらー
「今日じゃないですよ、来週です。」との返事。
 ああ~ ボケてるわ~
 でも、ゆっくりできてよかった。
 
 成長のあとを振り返ってみます。当然のことながらイモムシ写真ばかりです。そしてスマホでの接写がうまくいかずボケボケの写真ばかりですがおゆるしを。
 
3月26日 シクロ農園で見つかったたった1匹の幼虫を預かって帰りました。木の枝と同じような色をしていました。
 
 
4月11日 様子がおかしい。もしかして死んだのでは? だらーんと枝から離れていました。
 
 
真上から見ると、
 
 
 これ、絶対死んでるでしょ。畑のそばの枝を採ってきたのがいけなかったのかもしれません。農薬がかかっていたのかも。
 
 しかし、
 翌日、お面(幼虫の頭部)発見。よかった~、脱皮だったのです。けど、こんな体勢で脱皮するとは。
 
 
 
 脱皮したばかりの幼虫は、柔らかい新芽の色をしていました。
 
 
 4月13日
 
 
 4月14日 ゴマダラチョウやオオムラサキの幼虫は顔がとってもかわいいのです。
 
 
4月18日 緑色になってきました。
 
 
 4月22日 もりもり食べているところ。 
 
 
 4月26日 さなぎになりました。葉っぱの葉脈まで真似たのかというほどよく似ています。


 
 二度目のお面 向かって左側の角が欠けている? これが心配。
 

 5月8日日 羽化。なんやらかやらごちゃごちゃの中で見にくい。 そっと邪魔な枝葉を切りましたが動きません。
 


 
 見たところ異常はなさそうです。丸々一日じっとしていました。
 気になるのは餌です。オオムラサキと生態が似ているので多分樹液がいいと思いましたが、そんなものはありません。ネットで調べたら昆虫ゼリーがいいんですって。早速買ってきて与えましたが食べた形跡はなし。オオムラサキの飼育の時よく食べてくれたバナナ(本当は焼酎につけて発酵させるといい)これも興味はなさそう。もう一つ蜂蜜を薄めたものをガーゼに浸して木にひっかけました。
 
 5月10日
 
 シクロ農園のに返しに行く朝、ゴマダラチョウが天井のネットにぶら下がっていました。そして黄色い吻をのばして蜂蜜のついた場所をなめているのを発見。やれやれ、無事に返せそうです。
 
 シクロ農園で今飛び立とうとしているところ。美しいチョウです。
 
 
 
 ちょうど来ていた隣の果樹園のミドリさんと三人で見送りました。 ここなら一緒に生まれた仲間がほかにいるはずです。エノキもクリやクヌギもあるこの森ならきっと次の世代に命をつないでいけるでしょう。
 このあと進化しつつある農園を案内していただいて、楽しい話をたくさん聞かせてもらいました。休憩所のところにやってきてこちらを見ているタヌキだとか、決まった道を走っていくテンだとか、主がいると鳴くのに客人が来るとピタっと静まるタカだとか。その間にも何種類ものチョウやトンボがとんで、アカガエルの鳴き声が聞こえてー
 多様な生き物や植物が生息する豊かな森でした。時間がたつのも忘れて過ごしました。
 
 帰り道、別ルートでこの間火事のあった長沢地区を通って帰りました。
 
 花崗岩のむき出しになった山。あの山には越冬から目を覚ました昆虫の幼虫もたくさんいたにちがいありません。移動のすべを持たないものはすべて死んでしまったのだなあと、改めて見えない犠牲者に思いを馳せました。
 そして今度は土砂災害が心配されています。土嚢を積み、植林の計画が進んでいるようです。



 この日新聞の投書欄に「火災の被害にあったのは人間だけではなく生き物もまた被害者である。」「燃えにくい木だとか、安価な木だとか、人間に都合の良い木だけを植えるのではなく、多様な生き物のえさになる植物も植えて豊かな森の育成を考慮してほしい。」という意見が載りました。
シクロ農園の豊かさを見た後ではその意見がまさにその通りともろ手を挙げて賛成したい気持ちになりました。
コメント (5)
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今年初めてのトンボ

2025-05-05 10:45:29 | 生き物
 外出中娘から電話がかかってきました。 早く帰って来いと。
 
 そのわけは・・・
 
 
 
 タオルにとまらせたトトンボのヤゴ!
 うわあ(二重の意味で) 
  羽化直前! 生まれて初めて見た。 
  もっと違うタオルなかったんかい、見えにくい。
 なんでも、貯水タンクの壁を歩いていたんだとか。
 まだほかにもおるんよそこでタンクに行ってみました。すると
 
 水から出ようとしているのや


 水の中のやら
 きっと同じ日に卵を産んだんだね。何食べて大きくなったんだろう?
 ウシガエルのオタマジャクシじゃない? あれってミズカマキリに全部やられたんじゃなかったの?
 
 そう、このタンク、私がブログを始めた18年前一匹のウシガエルが夜通し鳴いていたタンクなんです。それが一昨年のこと、一匹のミズカマキリが住み着いてオタマジャクシが激減しました。けれど数匹残っていたはずなんですが、去年、カエルの鳴き声は聞こえなくなりました。そしてミズカマキリの赤ちゃんがいっぱいいたのです。特定外来生物は自然淘汰されたみたい。そこにまさかヤゴがいたとは。ああ、ヤゴを食べるカエルがいなくなったからかな?
 
 翌朝、娘の家に行ってみたらすでに羽化してタンクに返しに行ったと言います。そこで再び貯水タンクへ。そうしたら
 
 壁にとまっているトンボ発見。
 きれいな緑色でした。クロスジギンヤンマ?

 飛び立とうとはしません。 まだ羽を伸ばしているのかしら。

 
 水草の上には抜け殻

 
 拾い上げると4個の抜け殻がありました。
 
 
 その時見つけたのですが、ミズカマキリ

 
モノアライガイ? にミズスマシ
 
 

 マツモムシもいましたが。素早くて写真を撮れませんでした。
 2m四方ほどの狭い水の世界にこんなにも生き物がいたなんて。ウシガエルがいなくなったおかげで生物の多様性が戻ってきたのかもしれません。
 
 さらに、羽化途中のトンボ発見

 


 ラッキー。こんな近くで実物が見られるなんて。



 時折体を激しく動かして抜け出そうとしていました。
 
 別の角度から

 けど、気がかりなのはほかのトンボに比べて羽化の時刻がかなり遅いこと。このままでは昼前になってしまいます。鳥に見つかるかもしれません。そして激しく動く割には体にあまり変化がないのです。
 少し羽は伸びたようですが。
 


 昼頃もう一度行ってみましたら、同じ体勢
のままもう動きませんでした。
 悲しい結末でした。せっかくここまで出てきたのに・・・ヤゴのままで死ぬより、トンボの姿で死ぬよりかわいそうでした。あんなに力いっぱい頑張ったのに。


 







 
 
 
 
コメント (6)
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