あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

からの巣いろいろ

2011-08-25 22:57:00 | 生き物
 おかしなものを見つけました。 多分もう誰も住んでいないと思うのですが、



 握りこぶしの半分くらいの泥の塊にあちこち穴が開いています。 いったいなんの巣なんでしょう。 どろばちとか? 持ち主が出入りをしていれば調べやすいのですが・・・・

 それにしても素晴らしく上手に作っています。もしこれを昆虫が作ったとしたら、本当に根気のいる作業だったと思います。 いったいどのくらいの時間をかけて作ったのか。 見てみたかった。

 根気強く作ったと言えば、こんな巣も見つけました。 



 お椀くらいの小さな巣です。 何の鳥かしら。 以前森林教室で目白の巣を見せてもらったのですが、ちょうどこのくらいの大きさで、作りも似ていました。 さもなくばせきれいか。 細い草をきれいに丸く編み上げています。 これがなんと、地上50センチくらいの場所にあったのです。 ただし、一つはびっしりと生い茂ったビョウヤナギの茂みの中、もう一つはこれまた株が増えて茂みになってしまったアジサイの中。


 中には小さな葉っぱが数枚、雛のお布団のように敷かれていました。 でも、子育てシーズンの終わった今、虫の住処になっていたようですが。

 

 こんなに地上に近いところで、蛇に襲われることはないのでしょうか。 思えば大胆なことです。

 自然に囲まれた我が家では、いろいろなものの巣が見られるのですが、

 庭の石にはこんな巣がへばりついています。



 これはジグモの巣です。 子どもたちが小学生の頃、夕食ができるまでのほんの短い間に「ジグモツアー」に行ってくると言って外に出ていました。
 何のことはない、家の周りをぐるっと回って、石にへばりついているジグモの巣を取ってくる遊びだったのです。 わたしはジグモの巣などというものを子供に教えてもらいました。

 上から見ると

 小さな入口が。 
 こんなのを集めて何がおもしろかったんでしょうね。

 先日、邪魔になったコンクリートブロックを片付けていたら、どうもアリの巣を壊してしまったようでした。
白い卵がびっしりと集まっていました。
 平和な暮らしをしていたのに、突然天井を壊された形になってしまったアリたちは、大慌て。
 その様子がおもしろかったので写真に撮ろうとカメラを取に行ったほんの1,2分のうちに、



 巣はもぬけの殻になっていました。
 この対応の素早いこと。 どこかの政治家に教えてあげたいようなみごとな危機管理ぶりでした。
 
 人に迷惑をかけることもなくひっそりと生きている生き物たちがいることを、これらの巣は教えてくれます。ただ、今頃から大量に出現するクモの巣にだけは・・・・・困ります。 どこを通っても顔や頭にへばりつくから。
 
コメント (10)
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