あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

アケビの花

2008-04-22 22:38:07 | くらし

 もう使われなくなったビニールハウスの天井を覆うつる。よく見ると薄紫の丸っこい花がたくさんついています。




 アケビには葉っぱが5枚のと3枚のとがあるそうですが、ここのは5枚でした。アケビの花と言えば、実家の柿の木のそばにアケビの木があって、花は咲くのに実がなったことがありませんでした。あの木の花は濃い紫だったような気がするのですが、こんなに薄い紫のきれいな色だったかしら。
 


 斎藤茂吉の短歌「死にたまふ母」の中の
寂しさ堪へて分け入る我が目には?ぐろと通草の花ちりにけり」
を思い出します。もしかしたらこの短歌を覚えた後、アケビの花は暗紫色と思いこんだのかもしれません。それとも種類がちがっていたのかな?


 見ようによっては濃い紫に見えます。これを母の死と結びつけて「黒ぐろと」と表現した感性、改めてすばらしいと思いました。



 秋にはたくさん実がなるのかな? これほどたくさん咲いているのに、実がなった形跡がないのが不思議です。


 


 では、「エミフル松前」の続きです。
   1話
   2話


 外へ出るために、最初に入った入り口まで帰ることにしたわたしたち、左右のお店を確認しながら引き返しました。
 途中まで帰ったところで、はたと立ち止まりました。
 どちらを向いてもここから先は見覚えがない


「さっきもここでわからんようになったね。」
 そこは、斜め向こうに銀行が見える場所。 
「来るときは銀行はなかったでしょう?」
 


 そこで、台車に荷物を積んで通りがかったお兄さんを呼び止めました。
 地図を見せて
「ここへ行きたいんですけど。」
 するとお兄さん、運びかけの荷物をそこに置いて、笑顔で
「こっちです。」
 と、急ぎ足で案内してくれました。
 そして、さほど遠くないところにある扉まで行って
「ここから行けます。」


 おお~、忘れてた。 スタッフオンリーの通路 
 道理で、突然見覚えのない場所が現れるはずでした。 


 それにしても親切なお兄さんでした。 ふつうなら口で説明して終わるところを、仕事を中断してわざわざ連れてきてくれてー。 若いかわいい女の子ならともかく、こんなおばさんたちのために。
ありがとう。


 わたしたちは無事リボンを返して外へ出ることができました。
 店の前で、
後便で荷物を運んできたFさんが待ちくたびれておりました。


 改めて、外からお店の鍵を開けて・・・・・
 3人で、持ってきたカウンターを運び込んだのです。このカウンター、弟の手作りです。
 時間にして5分ばかりでお手伝いは終了。


 以上、「エミフルで迷子になる」の巻でした。 
                           
お・し・ま・い。
  


 いよいよ明日はエミフルオープン。そして土曜日はグランドオープンです。
 皆さん、エミフルに行かれたら、あぼんりーの新しいお店「フローラ メイ」もよろしくね。

 


 


 

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はなみずきの木

2008-04-22 00:55:37 | くらし

 今年はなんかおかしいんじゃない? この間こんな話になりました。


 桜が遅くまで残ってる。 まだ椿が咲いている。 でも、もうツツジが咲いている。 フジも咲き出した。 春と夏とがいっしょくたになってるのよね・・・・と。


 北国はともかく、暖かい愛媛では、花が一斉に咲くのではなく、次から次へと咲くのが普通だったはず。 たしかに今年は何もかもが一緒に咲き出したように思います。 百花繚乱の中でよく見かけるのがはなみずき。


 


 


 この間、通りがかりのおうちにすばらしいはなみずきの木があるのを見つけて、車の中から写真を撮らせてもらいました。


 


 Y小学校の校庭には、卒業記念として植えたはなみずきの木が2本ありましたが、なぜか元気がなくて、受け持ちだった先生が心配していました。
 「はなみずきってもともとが弱い木なんでしょうか。 去年植えたのも今年植えたのも育ちが悪いんです。 こどもたちの木なのにー。」
 その言葉には、小学校を巣立っても健やかに伸びていって欲しいという先生の思いが感じられました。


 本当のところはどうなんでしょうか。 うちには植えていませんのでよくわかりませんが、 実家のはなみずきもすくすくと育っているとは言えないようです。 それだけに、この木の大きさ、花の数の多さなど見事というほかはありません。
 Y小学校の木は大きくなっているかな? 久しぶりに見てみたくなりました。


 


 さて、昨日の続きです。


 ぴかぴかのフロアを、うちのお店目指して歩いていきます。 ほんとに広いです。 お買い物に来るときは、スニーカーかウォーキングシューズで来なくちゃ。 うろうろしてたら足が痛くなりそう。
 おしゃべりしながら歩いているうちに、やってきました。 7番の出入り口。
 「あれ? ここじゃない。 え~、どこなんだろう。」 と義妹。


 近くで工事をしていた人たちに、おそるおそる
 「あのう、ここはどこなんでしょう?」
 その人たちは地図をひっくり返し、ひっくり返しながら考えて
 「多分このあたり。」
 と、教えてくれました。
 


 「遠くに来すぎてた。 引き返さなくちゃ。」
 と、もと来た道を引き返しました。
 「このお店は覚えがある。 ここも通ったね。」
 と、確認しながら歩いたのですが・・・・・
 「あれ~、ここ、さっきのとこじゃない?」
 何のことはない、同じ道を一周しただけなのでした。


 やり直し。
 また、見覚えのある道を引き返します。 今度はもっと慎重に、案内標識なども確認しながら。
 そしてなんとかお店を見つけることができました。 

 ところが

 花屋のお店は、建物の一番外側、広場に面した位置なので、中からは入ることができなかったのです。 通路から外へ出て、外の扉の鍵を開けなければ入れない構造でした。 それなのに、通路が開かない。 鍵がかかっているのです。

 しかたがありません。 わたしたちは、先ほどリボンをもらったあの出入り口まで行って、いったん外へ出ることにしました。 


 わたしたちは、無事、お店に入ることができるんでしょうか?   


                                        ー 続く ー

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