あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

なつかしい草花

2008-04-16 01:25:23 | 植物

 子どもの頃から見なれた草花たち。  実家の周りは田んぼだらけで、「見なれた」といえば畦端に咲く草花でした。 こちらの石ころだらけの畑地では自ずと生えている植物もちがいます。 また、田んぼの方にあった草花でも、なかには次第に姿を消していったのもあります。 ですから、あまり見かけなくなった草花も多いのですが、昔のあぜ道を思わせる植物にであうと、なつかしく、ついついカメラを向けてしまいます。


 びっしりと生えているさぎごけ。 今はもう、こんなに群れて咲いている姿は見かけません。 紫と白とが隣り合わせに咲いていました。



 きらんそう。 実家の田んぼと隣家の敷地とを隔てる石垣にたくさん咲いていて、祖母が採取しては干していたのを思い出します。 何の効き目があるかは理解できませんでしたが、薬効があるのだそうです。 これも最近ではあまり見かけません。



きつねのぼたん。 実が金平糖みたいにかわいいので好きでした。



 ほとけのざ。 この草は逆に今の方がよく見かけます。 耕してない田んぼ全体が薄紫に染まって見えるくらい生えています。



 そして、これ、これ。 
 とても小さくて、花の直径は、2,3ミリしかないでしょう。 勿忘草によく似た花です。わたしは子どもの頃、勝手に「勿忘草」と名前を付けていました。 だって本当に忘れ去られそうな目立たない花だったのです。 でもたくさんある草の中でこの花が一番好きでした。 だって、絵にかきやすいし、青い花だし・・・・・



 東予の方ではあまり見たことがないのですが、わたしが気づかなかっただけなのでしょうか。 それだけに見つけるととてもうれしくて、しばらく眺めてしまいます。


 これらの花は、山のふもとの母の畑近くで見つけました。 このあたりはまだ、4,50年前の植生が残っているようです。 でも、ここにも黄色い外来種のたんぽぽが・・・・。 やがてこの懐かしい植生も姿を変えていくのでしょうか。

コメント (2)
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