あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

鏡よかがみ

2008-04-01 00:32:37 | レザークラフト

 3月31日、今日たいていの学校は転退職する教職員の離任式です。 以前お世話になったK小学校の先生が二人も退職されるというので急きょ、退職の記念にと鏡を作りました。


 直径30センチほどの円形の鏡。 鏡自体は既製品です。 ベニヤの上に鏡が貼ってあるので、ベニヤの部分にスポンジを厚めにかぶせて革でくるむのです。


 貼り付け作業のことを考えて、厚さ0.6ミリの薄い革を使いました。 カッターを入れると切れてしまうので、ベベラという刻印を打つだけて輪郭を浮かせていきます。 それでも力を入れすぎたところは穴が開いて、裏から補強しなければなりませんでした。


 ひとつは、優しい柔らかい感じに。 O先生の穏やかな人柄を思い浮かべながら彩色しました。



 もう一つは、赤が好きだったT先生のために部分的に赤を入れ、それに合うように周りをモスグリーンで染めました。



  同じ模様なのに、ずいぶんちがった印象になりました。 


  さて、記録のために写真を撮りましょう。
  ありゃ、もろにわたしが写っている 


  かがみよかがみ、この世で一番美しいのはだあれ?


  それは、あなたではありません


  わかってるわよ 


  ちょっとお肌の衰えが気になるわたしとしては、鏡のお仕立てはとっても楽しいものとは言えないかも・・・・
なぜなら、鏡を下に置いて作業をしていると、普段、壁の鏡を見ているだけではわからないところが見えてくるのです。
  うぉ~、このあごのたるみ! この首のしわ! 見たくな~い、でも見なきゃ作れない。


  かがみよかがみ、そんなにバカ正直にすべてを写さなくても~


  いえ、現実を知るべきでしょう。


 退職されたおふた方、長年のおつとめお疲れ様でした。 いつまでも若さを失わないように、鏡をごらんになって日々お手入れをなさってくださいませ。 わたしはもう手遅れかもー。

コメント (2)
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