仕事の道楽化

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石井十次に学ぶ 「残った一人一人が石井となって・・・」・・・事業と人を残す

2022年09月16日 | 修養

前回までの続きです。

 1回目、「石井十次に学ぶ・・・愛と無私と行動力の人」を書きました。
 
 2回目、石井十次に学ぶ 「孤児救済のために医学の道を捨てる」・・・判断の基準は損得にあらず
 
 3回目、 数年間でも大きな仕事はできる・・・「年だから…」と言わない

 

 今回は、4回目です。

 

 

4 「残った一人一人が石井となって・・・」・・・事業と人を残す 

 「財を残すは下、事業を残すは中、人を残すを上とす」という言葉があります。

 十次は、孤児救済という事業を残し、その志は受け継がれ、今でも石井十次記念友愛社の活動として受け継がれています。素晴らしい事業を残したと思います。

 

 そして、残したもので最も大きなのは「人」ではないでしょうか。

 孤児を救済し、教育を施し、社会に羽ばたかせました。十次は亡くなる前に、集まった人たちにこう言い残したそうです。

 「残った一人一人が石井となって、後を継いで働いてくれればそれで満足です。」

 

 このような言葉を言えるのは、自分の思想や生き方が、しっかりと後に残る人たちに根付いていると感じていたからではないでしょうか。人材を育ててきたからこそ、言える言葉だと思います。

 

 私もこの世を去るときに、「人を育てた」という手応えを感じたいと願っています。


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