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消滅危機にある言語・方言のアイヌ語について

2023-04-09 18:04:55 | 社会・経済
“Atlas of the World’s Languages in Danger”(第3版)には,世界で約2,500に上る言語が消滅の危機にあるとして掲載されています。日本国内では,8言語・方言が消滅の危機にあるとされており,掲載されている8言語・方言とそれぞれの危機の度合いは次のとおりです。

【極めて深刻】アイヌ語
【重大な危機】八重山やえやま語(八重山方言),与那国よなぐに語(与那国方言)
【危険】八丈はちじょう語(八丈方言),奄美あまみ語(奄美方言),国頭くにがみ語(国頭方言),沖縄おきなわ語(沖縄方言),宮古みやこ語(宮古方言)
※ユネスコでは「言語」と「方言」を区別せず,全て「言語」で統一しています。

ということに関する記事が産経新聞に載っています。

ここでアイヌ語についての問題が。

明治時代以降の政府が北海道に学校を置こうとした時のものです。
朝鮮語と同じようにアイヌ語を共通言語にしようとしたが、アイヌには共通語が存在しなかったのです。
隣り合った集落でさえ会話が通じなかったため、集落の数の通訳が必要だったという話が残っています。
それは、台湾も同じ状況だったようです。
結局、台湾と北海道は日本語を共通語として教えることとし、朝鮮は朝鮮語が共通語として通じたので
朝鮮語を共通語としたのです。

 朝鮮語を、かな・カナ・ローマ字で表記するには無理があって何か別の文字も必要でした。
 そこに昔考案されたハングルが発見されたので、そのまま利用することになったのです。
 ~朝鮮人だけが朝鮮語を教えられることとなり、日本人の中で元朝鮮人だけが日本語の読み書きどころか
  会話もできないという事態に、差別せずに日本語も教えろと要求したのは元朝鮮人だったのです。
 ~ハングルに長音を含む日本語表記に必要な文字などを追加しなかったのは、日本語教えろの
  要求が大人含めての要求だったからハングルの改良は今更不要と判断した結果だったのでしょう。
  今もハングルだけでは表記できない状態を放置しているのは朝鮮人の怠慢です。

要点は、アイヌ語は一つの言語ではなかったということです。
これは北海道以外のアイヌ人にも集落別の言語があったことを示唆します。
アイヌ語を残す録音技術も無く、アイヌが文字を持たなかったこともあるし、アイヌ語の音を正確に書き記す
文字があるはずも無く、詳しく研究する人も居なかったこともあり、早期に、日本語やロシア語などの共通語に
転換されてしまった結果、最早、アイヌ語とまとめて言う以外の道は無くなっていると思われます。
 ~アイヌ主題のコミックに出てくるアイヌ語も共通アイヌ語ではなく、アイヌ言語の一つだということです。
  日本語で表記可能な音だったのかも疑問です。
  例えば、HuとFu、VuとBuなどなど。日本人には区別困難な音ですが世界では別の音です。
  日本人は、日本語によって、最も世界の言語を聞き取れない・喋れないほどに簡略化・劣化されているようです。
  ~現在のアイヌ語研究は一つの言語としての研究のようです。そこに北方4島、千島列島、樺太、ロシア、
   中国のエリアのアイヌ語は含まれていないかもです。というか調査旅行からして無理でしょう。
 ~おまけ:日本語の南方語でも、日本文字で書いた音と、各地での実際の発音は別の音だそうです。
      同一の説話を南方の夫々の方言で喋る絵本が4冊できているそうです。

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