ファンタジーなど

基本的に、いろいろなことの変なとこに突っ込みます。

TSMC熊本工場のこと

2024-02-25 12:51:12 | 社会・経済
TSMCの熊本工場が開所したようです。

でもこれ手放しで喜んで良いものではありません。
線幅技術は3nm からいよいよ2nm を始めようかという時です。
熊本工場が12~28nmとあっては、遅れすぎです。
これって、TSMCが高速製品向けに工場を改良したいがために、最早3流以下の製品は
その国が工場を作ってくれるなら、やるよと言うところでしょう。

 昔、韓国や台湾にその国の企業として最先端工場をバンバン作ってやって最先端の技術指導
 もして、技術要員も育ててやった、底抜けのお人好しで脳天気な日本人とは大違いです。

中国は自力で7nmを達成しています。
ついでに言うなら、この7nm技術の製品は、中国支配下の工場・会社しか購入できない
ものになる筈です。
日本のスマフォやコンピュータ等が、中国国内で作っている限り、日本に中国製の7nmの
製品が廻ってくることはないのです。
もちろん米国が輸出規制を掛けていますから、中国で生産を続ける限り、世界では3流になった
部品しか調達できなくなったのです。
中国に製造工場を置いたままでは、日本は3流以下の製品しか使えない状況に置かれたのです。

12~28nmは、中国でも生産可能な製品でしょう。
日本がスマフォやコンピュータを国内製造したとしても、この程度の製品では輸入製品に
勝てないし、輸出しても性能で負けます。
世界の最先端の製品を輸出してくれる国と企業から買ってくるしかないのです。

 コンピュータの最速品を過去には日本が持っていましたが、最早、輸入頼りになってしまい、
 もはや、全分野で無理というのが見えてきているようです。

おまけ1:
 TSMCの技術と工場は、中国にとって、とても美味しい標的です。
 TSMCが無くなっても、米国の会社や韓国の会社でなんとか代行できそうではあります。
 あまり公で無い処では、コンピュータ基板等のほとんどが台湾製だったと思います。
 コンピュータ基板等の製造ラインを海外に作っておかないとヤバイですよ?

おまけ2:
 数年前、スマフォが一回り大きくなりました。これ、性能アップした分、集積度を上げて
 サイズを変えずに作りたかったのでしょうが、中国工場では、集積度を上げることが
 不可能で、従来の集積度で作らざるを得ず、結果としてサイズも大きく、より重い製品に
 なってしまったというところでしょう。
 昨今、スマフォの買い換え案内がやたらと来ます。
 日本製品は相変わらずデカイ無様さですが、海外の同等品はかなり小さいスマートさです。

おまけ3:
 任天堂もSONYもゲーム機の発展は終わりそうな気が・・・

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