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古い曲が気になる

ピート・タウンゼントは、66歳

2011-05-20 | 日記・エッセイ・コラム

                        

 『CSI: マイアミ』のテーマが、ザ・フーの Won't Get Fooled  Again だ。これは、ザ・フーの1971年(昭和46年)発売の名盤、『フーズ・ネクスト』のなかの有名な曲だ。

    CSI:マイアミ Won't Get Fooled Again http://www.youtube.com/watch?v=EDX7y2oEngg&feature=related

CSI:マイアミ シーズン3 コンプリートDVD BOX-1

 30年以上まえの曲が、よみがえったわけだ。いまの、日本の若者の貧相な音楽状況では、ザ・フーは、もう忘れられたバンドだろう。だが、世界では、ザ・フーのピート・タウンゼントとロジャー・ダルトリーは、いまも尊敬をあつめる、現役の偉大なミュージシャンだ。

 

Who's Next

   ザ・フー Won't Get Fooled Again http://www.youtube.com/watch?v=Rp6-wG5LLqE&feature=related

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 1967年(昭和42年)、『モンタレー・ポップ・フェスティバル』のドキュメンタリーでみた、ザ・フーのライブには驚いた。ピート・タウンゼントは、ギターを壊し、キース・ムーンは、ドラムセットを蹴散らした。

(この映画では、ジャニス・ジョップリン、オーティス・レディング、そして、ジミ・ヘンドリックスにも驚かされた。ロックやリズム&ブルースの世界では、なんかエライことが起こっているぞ、とワクワクしたものだ)。

フーズ・ベター・フーズ・ベスト

   ザ・フー Baba O'Rily http://www.youtube.com/watch?v=hKUBTX9kKEo&feature=related

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 北海道・帯広の、わたしの小さいレコード屋で、『ライブ・アット・リーズ』が爆発的に売れた。1970年(昭和45年)の発売だったが、何年間もロックのベストセラー・アルバムで、欠かせない基本在庫だった。買っていくお客さんは、高校生と中学生だった。

 このザ・フーのライブ盤は、世界じゅうで大ヒットした。ロックのライブ・アルバムの金字塔ともいえる歴史的レコードだ。最近、40周年記念盤が世界発売された。40年まえにはカットされた曲が収録されている。聴いてみたいものだ! 

Live at Leeds

ライヴ・アット・リーズ<40周年記念スーパー・デラックス・コレクターズ・エディション>

 ザ・フーのほとんどの曲は、ギターのピート・タウンゼントが書いている。ライブ・パフォーマンスは荒々しいが、歌詞は、内省的、暗示的で、文学的レベルはひじょうに高い。わたしの店では、ロック・オペラ『トミー』もよく売れた。

 ロック・オペラというジャンルの先駆者は、1969年、『トミー』を発表した、ザ・フーだろう。『トミー』は、映画になり、1993年にはブロードウェーでミュージカルになって、トニー賞を授賞している。

トミー

   ザ・フー See Me, Feel Me http://www.youtube.com/watch?v=fHTdrPL22-Y&feature=related

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 ピート・タウンゼントは、きのう5月19日で、66歳。

  第二次世界大戦終戦の1945年、ロンドンで生まれたピート・タウンゼントは、長男で、両親ともプロのミュージシャンだった。父クリフ・タウンゼントは、ジャズのアルトサックス・プレイヤー、母はジャズ・シンガーだ。ピート・タウンゼントの一番下の弟、サイモン・タウンゼントもギタリストだ。

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    ザ・フー I Can't Explain http://www.youtube.com/watch?v=1uFcPjILC7k&feature=related

マイ・ジェネレイション

  ドラムスのキース・ムーンは、1978年に急死した。32歳だった。ベースのジョン・エントウィッスルは、2002年、57歳で亡くなった。

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 ザ・フーの創設者でリーダー、ボーカルのロジャー・ダルトリーは、ピート・タウンゼントのひとつ年上、ふたりは、いまもライブをつづけている。ザ・フーとしてのデビューは、1964年。じつに47年のあいだ、ふたりは、The Who なのだ。

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   ザ・フー  オフィシャルサイト http://www.thewho.com/index.php