ガーシーという先の参院選で当選した議員が、全く出席しないという事で参議院の懲罰委員会にかかっているという事です。
ここでは本人や、所属の党についてとは全く別の話になりますが、こうした問題が発生したという事は政治と国民意識の総体的劣化の片隅の綻びが偶々顕在化したのでしょうから、矢張り考えてしまうのは、民主主義の本質的に持つ問題と、民主主義を善しとする国の国民の在り方という問題です。
このブログでは、さきに「民主主義のトリセツ」を書きました。
民主主義という制度の根幹である選挙を中心に、民主主義というシステムの中に生きるのであれば、民主主義というシステムの中での生き方を十分理解し、民主主義を誤りなく使いこなすように、具体的な思考や行動の在り方も弁えていなければなりません。
町内会や企業の職場訓練などで、消火器の取扱い方の講習などもやります。使えなければ火は消せません。家電製品や各種の工具などを買えば、事細かに安全な使い方の説明、こういう使い方は絶対にしないで下さいといった「危険」を避けるための『取扱説明書』(トリセツ)がついています。読まないと巧く使えません。
これはメーカーに義務付けられているもので、いかに良い「トリセツ」を用意するかを推進する団体もあって積極的な活動を展開しています。
政治も同じで、日本の政治の基本システムである民主主義についても日本政府は義務教育の中で、徹底して国民に民主主義のトリセツを教えているはずです。
それなら、民主主義国家日本では、選挙はその根幹をなす国民の権利であり義務でもあるので、政府は国民に十分に必要な知識を与え、間違っても誤った使い方をしないように心を配っているはずだと思うのですが。
国民もまた、民主主義の理念を十分に理解し、民主主義社会で生きるための生活の在り方、選挙についての考え方など教育の成果を誤りなく活用する事を身に着けて日常の行動をしているはずです。
しかしその割に、選挙の投票率は高くないし、当選した政治家の不適切な言動も頻発するといった現状があります。
という事は、民主主義国の政治家として、適切でない人が選挙の結果当選している可能性が高いという事で、これは選挙する人が適切な判断をしていないからに他なりません。
責任は何処にあるのかというと、明らかに選挙民にあるという事になります。選挙には誰も出られますが、選ばれる政治家の質は選挙民の質の反映です。
真面目で勤勉な日本人なのに、何故困った事が起きるのか、原因はいくつかあると思います。①義務教育で教わった事を結構忘れている。②テレビからツイッター、U-チューブまでメディアの進化が早すぎる。③政治への絶望感→無関心(これが最も恐ろしい)など。
そんなこともあるかと、義務教育で教えてくれない「民主主義のトリセツ」も、当ブログでは考えてみた次第ですが、益々難しくなる世の中で、少しは役立つと思っています。
本来日本人は真面目で勤勉、物事の理解力に優れているのですが、今日のような変化の大きい時代には、それに対応して本来の真面目さに立帰って、確り考えて行動することが必要になってきているのではないかと思っています。
ここでは本人や、所属の党についてとは全く別の話になりますが、こうした問題が発生したという事は政治と国民意識の総体的劣化の片隅の綻びが偶々顕在化したのでしょうから、矢張り考えてしまうのは、民主主義の本質的に持つ問題と、民主主義を善しとする国の国民の在り方という問題です。
このブログでは、さきに「民主主義のトリセツ」を書きました。
民主主義という制度の根幹である選挙を中心に、民主主義というシステムの中に生きるのであれば、民主主義というシステムの中での生き方を十分理解し、民主主義を誤りなく使いこなすように、具体的な思考や行動の在り方も弁えていなければなりません。
町内会や企業の職場訓練などで、消火器の取扱い方の講習などもやります。使えなければ火は消せません。家電製品や各種の工具などを買えば、事細かに安全な使い方の説明、こういう使い方は絶対にしないで下さいといった「危険」を避けるための『取扱説明書』(トリセツ)がついています。読まないと巧く使えません。
これはメーカーに義務付けられているもので、いかに良い「トリセツ」を用意するかを推進する団体もあって積極的な活動を展開しています。
政治も同じで、日本の政治の基本システムである民主主義についても日本政府は義務教育の中で、徹底して国民に民主主義のトリセツを教えているはずです。
それなら、民主主義国家日本では、選挙はその根幹をなす国民の権利であり義務でもあるので、政府は国民に十分に必要な知識を与え、間違っても誤った使い方をしないように心を配っているはずだと思うのですが。
国民もまた、民主主義の理念を十分に理解し、民主主義社会で生きるための生活の在り方、選挙についての考え方など教育の成果を誤りなく活用する事を身に着けて日常の行動をしているはずです。
しかしその割に、選挙の投票率は高くないし、当選した政治家の不適切な言動も頻発するといった現状があります。
という事は、民主主義国の政治家として、適切でない人が選挙の結果当選している可能性が高いという事で、これは選挙する人が適切な判断をしていないからに他なりません。
責任は何処にあるのかというと、明らかに選挙民にあるという事になります。選挙には誰も出られますが、選ばれる政治家の質は選挙民の質の反映です。
真面目で勤勉な日本人なのに、何故困った事が起きるのか、原因はいくつかあると思います。①義務教育で教わった事を結構忘れている。②テレビからツイッター、U-チューブまでメディアの進化が早すぎる。③政治への絶望感→無関心(これが最も恐ろしい)など。
そんなこともあるかと、義務教育で教えてくれない「民主主義のトリセツ」も、当ブログでは考えてみた次第ですが、益々難しくなる世の中で、少しは役立つと思っています。
本来日本人は真面目で勤勉、物事の理解力に優れているのですが、今日のような変化の大きい時代には、それに対応して本来の真面目さに立帰って、確り考えて行動することが必要になってきているのではないかと思っています。