PATEX HUNTER

マルクス経済学の視点で、「パテック・フィリップ」と「ロレックス」の世界を中立的私見で、社会科学的に分析しています。

日本の正規店の対応について。

2020-11-07 | ニュース





スポロレの個数制限は、従来から言われていた個人情報保護の観点から多くの正規店では既に規制はなくなっているようだ。

ただ、デパートテナントとして入店していない一部の正規店ではその限りではないようだが。

やはり、個人情報保護のコンプライアンスを尊重するデパートの指導下では当然のことと言えようか。

その一方で、従来から言われている大問題は、各国の正規販売店における、〝付属品の取り扱い〟の格差だ。

なるほど確かに、並行新品には、白ダグ、ベゼルカバー、外箱カバーが普通に付くし、保護シールを剥がせや、という

消費者を小ばかにする対応は見られない。

少なくとも日本はこれらは一切認められず、せいぜい、外箱カバーと保護シールの返還が認められているにすぎない。

日本の正規販売店は、白タグで管理しているわけではないし、ベゼルカバーだって、新車納品時の自動車のシートカバー

同様に消費者に任せるべきだと、主張してきた。

もはや日本の正規店側のこれらの詭弁は止めるべきだ。

販売店員の些細で明白な嘘は、世界的な一流の高級ブランド〝ロレックス〟の品位を落としていることに帰結する。

ところでもう、15年以上前だろうか。

私は、並行新品に付く緑の保証書ケース(SS、およびロレゾールなど専用)が日本正規品にはなぜ付かないのか、それらはすべてどこ

に行ったのか、とメーカー側に言及したことがある。

私は、修理時に窓口で渡される引換の紙のカードケースがそこへ一部または全部が流れているのではないかと嫌疑したものだ。

不思議なことに、半年後に新品の正規品にはそれら緑の保証書ケースが付くようになった。


日本の販売方法は消費者の私から見ても感心するものではない。

たしかに、保証書請求はがきに昨今までの約10年間、購入者へのダイレクトメールの有無を聞いていながら、何も音沙汰無しであった。

また、先に言及した、シールを剥がせ、なんてよく消費者に言えたものだし、白タグもベゼルカバーも購入者のモノなのです。

フランス革命以来の伝統で、海外では、そういった個人主義を尊重している。

販売方法もしかり。

日本はまだまだ属性の階級差別社会だ。

海外との販売方法の違いについて販売員は私を論破できない。

経験がないのだから仕方がない。

消費者が保護シールを外している姿をジーッと凝視している姿は滑稽だ。

もういい加減、海外正規店と同じようにストレートに販売してはどうか。

もはや、保証書の出し方も海外と同じで、販売店名や購入者名などの個人情報は記載されていないし、

メーカー側はそのような販売は指導していないと、おっしゃっているのだから。




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