1940年代の意匠、スタイル、いわゆるそういう〝ふう〟が気に入っています。
年に2回ぐらいはユーズドショップで見かけるかな。だいたいプレーンな文字板のこの仕様が多いです。
このバセロン(日本人が発音する〝ヴァシェロンコンスタンタン〟では外人には通じないことが非常に多い)のツーカウンターはヒストリカルシリーズというバセロン社の復刻モデルのひとつで、プレーンな白と黒、そしてギョーシェの白と黒があるとのことです。でもプレーンな黒とギョーシェの白は見たことがありません。
レマニアベースの手巻きクロノですが、このバセロンが現行であった15年ほど前、この機械はパテック、バセロン、ブレゲに搭載されていました。
パテックは大振りすぎて高額、ブレゲは文字板のインデックスがローマ数字なので嫌で、バセロンはマルタ十字がドイツ軍を思わせるのでこれも引っかかりましたが、慣れで今では普通に使えます。
ただラグの形状が一般の方々には敬遠されるかもしれませんね。でもこの時計は、150万円アンダーなら絶対に買いでしょう。
ゆっくりとした商談交渉時につけていく精神安定剤的な私の腕時計の一つです。