今朝は、友人の画商が著名なフランス人版画家のリトグラフをオフィスに持参して来ました。ちょっと前なら倍はする、と言っていましたが、実際はそれ以下の様で、年初に別の画廊から、以前125万円付いていた、資生堂がパトロンとなっていた画家の油絵を44万円で入手しましたので。
いろいろな奢侈品がハイパーデフレに見舞われていますが、本日の私のリストウォッチも同様で、これはエンスーやショップでは既成事実でしょうけど、基本的にパテックでさえもヴィンテージウォッチ(1960年代以前)はボッタクリ品の最たるもののひとつですが、そういうことを当然のように御存知であれば、通常ヴィンテージウォッチは何かと後々面倒なので、どうしても欲しいという方はバブルバックなどのオールドロレックスはやめて、ヴィンテージIWCもP.P同様とは聞きますが、スイス送り200,000円オーバーを覚悟してでもしっかりとしたメンテナンスを受けられるヴィンテージパテックが絶対にいいと思います。
しかしながら、私から言わせると、門外漢な一般人から見ると同じようなカラトラバをズラッと並べ揃える光景は、万年筆コレクターのそれに似ているような気がしますが、壮観でもありますね。そういう収集は〝大人〟の収集家と言う気がしますが、私のようにロレックスでそれをやると単なる子供っぽい〝我武者羅〟な放蕩コレクター、と感じてしまうのはなぜでしょうか。