PATEX HUNTER

マルクス経済学の視点で、「パテック・フィリップ」と「ロレックス」の世界を中立的私見で、社会科学的に分析しています。

同じ型番の追加購入に際するロレヲタ心理を分析する(118206と118206Aの事例を通して)。

2009-04-24 | 悩み

プラチナはレアメタルであることは周知の事実です。有史以来、その産出数量はゴールドと比較しても圧倒的に少ないそうで、ゴールド、特に比較の場合、ホワイトゴールドが黄色く変色するのに対して不変のプラチナが古くからアッパークラスに珍重されてきたのもよく分かります。

気温の高まりとともに〝白系〟ロレックスの登場が日増しに多くなる今日この頃ですが、PTデイデイトのノーマルアイスブルーに物足りなさを感じた私はもう一本PTデイデイトを購入しました。ただし型番は同じでもダイヤ付文字板のそれです。

35万円程で文字板だけを交換して楽しめばいい、という声も有りますが、同じ型番でも文字板や仕様が違えば、〝別物〟ということになります。そうしたロレヲタ的な義務的脅迫観念が起こるわけです(私はバイヤーや商売をしているわけではありませんので、全く同じもの、たとえば16600114270などのまったく同じ型番の仕様を複数購入することに興味はありません)。私は宝飾ロレックスは敬遠しますが、文字板に限れば、〝あり〟でしょう。

徒然草冒頭の〝ゆく川の流れはたえずして…〟という文句のとおり、ロレックス収集において初志貫徹はないわけです。つまり全てのモデルとの〝総当たり戦〟を通して見えてくる確かなものをどのようにとらえるかによって、それぞれのロレヲタがいるわけなのです。

また別の見方をすると、ほかの時計に目移りしても、それが単なる一時的な〝浮気〟であることを気づかせてくれる、自分の理想の女、のような感がロレックスにはあります。 

ロレックスという時計は奥が深いですね。

Rolex118206


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