PATEX HUNTER

マルクス経済学の視点で、「パテック・フィリップ」と「ロレックス」の世界を中立的私見で、社会科学的に分析しています。

本当にそうかい?

2014-01-13 | 時計

3940pp 〝付属品が揃っているから個体のみであるよりも15万円高いのです。なんたってオリジナルのギャラや取り説、ボックス、タグまで揃っている。完品でしょう。それにこのミラーは極上ですよ〟

…なんて言ってアンティークの4桁を1年前よりも異常な高額で販売している。

海外で仕入れているわけでもなく、為替の影響なんて全く関係のない都内買取のロレックスのくせに為替分以上の便乗値上げをしているのだ。

確かに個体のミラーは極上に違いないが、第一単なる文字板の付加価値で数十万円もするのかい?ギャラも確かに個体のオリジナルだけど、ほかの付属品なんていくらでもヤフオクで揃えられる。

以前私は〝アンティークなんてボッタクリ〟と言った。

事実そうである。すべてのブランドに言える。

嘘だと思うなら買取に出せばいい。驚くほど、戸惑うほど、涙が出るほど安くたたかれる。

購入時の販売スタッフのセールス口上を自分が逆転した立場で売却査定時に述べてみたまえ。笑って一蹴されるだけだ。まさに六本木のボッタクリバーや守銭奴そのものの対応だ。

それを覚悟で、3年ももたない自己満足で無駄遣いをすればいい。

汚い4桁なんて不要。ミラーであろうが、ティファニーであろうが、ビックデイトナであろうが、そういう妙なところに価値を見出して買う、または売る連中こそが〝ブラックアウト〟だ。

それではどんな時計が買い得なのか。そんなに欲しければ、現行一つ前のノーマルなモデルがちょうどいいと思う。それが現実的ではある。

本日は少々熱くなりました。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

オリジナル(ファーストモデル)の大きさが大事なのであります。

2013-12-14 | 時計

Photo

もういい加減デカウォッチ、デカウオッチと39mm以上の大振りな腕時計、懐中時計を腕時計にしたような腕時計に魅力が薄れて久しいのでありますが、私は特に近年のロレックスの6桁の各種モデルを試用してみての結論は〝オリジナル(ファーストモデル)の大きさが大事〟なのであると言いたいのであります。その中でもミルガウスしか私の手元には残らなかったのであります。

なるほど確かにオリジナル(ファーストモデル)よりもほとんど見かけの大きさは変わらないというのであれば、後継モデルと言えましょうけど、近年の6桁ロレックスで、私自身、30日程度で飽きが来るモデルは、デイデイトⅡ、デイトジャストⅡ、エクスプローラのⅠとⅡ、ディープーシーはシードではないので別としてサブマリーナすべて、ターノグラフそしてGMTといった主要なモデル。

ミルガウスは元来1019も他のオイスターよりも大振りでしたので、オリジナルの1019の大きさを考えればそれほど嫌悪する必要はありますまい。

しかし、上記にあげた現行6桁モデルはどれもファーストモデルのイメージとは明らかに違う。

パネライはもともと大振りな腕時計というイメージで2針や3針のモデルならよろしい。パテックのノーチラスやロイヤルオークもオリジナルは大振りでしたので現行5711や15202ならそけほど違和感は無い。元祖の遺伝子が生きている。だから人気がある。

もう読者はお判りだとおもいますが、〝オリジナル(ファーストモデル)の大きさが大事〟なのであります。購入者はその購入品に対しての見かけのファーストインプレッションが購入動機の第一なのであります。

高級ウオッチをご購入の際はそのモデルの元祖があれば元祖の遺伝子がどれほどその現行モデルに受け継がれているか見定めることもひとつの大切なメルクマールだと思うのであります。

以上


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

フランクミュラーのクロノグラフ。

2013-12-02 | 時計

6850cc2

フランクミュラーでこだわりたいのがトノーカーベックス。たまにカーぺックス、とぺと発音する人がいますが、べです。

それはいいとして、カルティエとかパテックとかブレゲとか、トノー型腕時計は多くのブランドで作られていますが私は個人的にフランクミュラーのそれが非常に腕に乗せてしっくりと来るんですね。作りが良いのです。

その中でも6850や5850が良いことは以前にも言いました。シンプルなこれらはいつでも入手できそうですが、フランキートノークロノは意外と無い。日本正規品ギャラ付きなんてほんとうに見かけない。ツーカウンターの初期型なんて今や絶滅危惧種。

更に言えばステンレススティールのカーベックスクロノなんてそうそうない。円安でさらに見なくなった感はありますね。あれば買っておいて損は無い一本だと思う。時計好きならば日本正規のそれ、100万円出しても惜しくは無いと思うね。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

V&Cのツーカウンターについて。

2013-11-22 | 時計

Vc1110

1940年代の意匠、スタイル、いわゆるそういう〝ふう〟が気に入っています。

年に2回ぐらいはユーズドショップで見かけるかな。だいたいプレーンな文字板のこの仕様が多いです。

このバセロン(日本人が発音する〝ヴァシェロンコンスタンタン〟では外人には通じないことが非常に多い)のツーカウンターはヒストリカルシリーズというバセロン社の復刻モデルのひとつで、プレーンな白と黒、そしてギョーシェの白と黒があるとのことです。でもプレーンな黒とギョーシェの白は見たことがありません。

レマニアベースの手巻きクロノですが、このバセロンが現行であった15年ほど前、この機械はパテック、バセロン、ブレゲに搭載されていました。

パテックは大振りすぎて高額、ブレゲは文字板のインデックスがローマ数字なので嫌で、バセロンはマルタ十字がドイツ軍を思わせるのでこれも引っかかりましたが、慣れで今では普通に使えます。

ただラグの形状が一般の方々には敬遠されるかもしれませんね。でもこの時計は、150万円アンダーなら絶対に買いでしょう。

ゆっくりとした商談交渉時につけていく精神安定剤的な私の腕時計の一つです。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

V&Cのツーカウンター。

2013-11-22 | 時計

Vc1115

東京戻り。

景気も政府も良くないね。

どこも地方のタクシーの運ちゃんと床屋のおやじさんが一番敏感だね。

政治家もきっちり民間で最低10年勤労して事に望むのがよろしい。

私はそう思いますね。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする