PATEX HUNTER

マルクス経済学の視点で、「パテック・フィリップ」と「ロレックス」の世界を中立的私見で、社会科学的に分析しています。

銀座と腕時計とクラブとの相関関係。

2009-12-12 | アート・文化

この時期になると、毎年、東京の夜はとても綺麗に感じます。寒さにランプがいっそう映えて見えるからなのでしょうか。ほぼ毎日のように仕事場から日比谷線に乗って銀座に繰り出している私には、この文化的な街が非常に好きですね。

そんなクラブに絶対に行かない日は何故か革ベルトの華奢な時計を着けて出かけています。終日頑張らなくても良い銀座も良いものです。

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ハンス・ウィルヘルム・ウィルスドルフ氏のコレクション

2005-11-03 | アート・文化
 先月、PARIS市街の古書店で、ロレックスの創業者、ハンス・ウィルヘルム・ウィルスドルフ氏がコレクションした懐中時計など(その多くが18-19世紀のエナメルや宝飾のエレガントなものばかり)が53項に渡って掲載された小冊子(1970年刊行)を10ユーロで購入してきました(写真は中のタイトル部分)。

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 以前、「世界の腕時計」という雑誌の中で見たような内容の本で、そのコレクションは、現在は一般公開をしていないようですが、ロレックス本社では当時、事前予約で公開していたとのことです。

 でも、この本を拝見していると、ロレックスの創業者がスイス時計の草創期からの歴史やマイスターたちの過去の作品をオマージュし、歴史認識と現状分析を試行錯誤しながら駆け抜けた、現在の栄光のロレックスへと連綿とつながる土台、企業理念、方向性を、これらを収集しながら、考えていたのだろうか、、ということを少々考えてしまいました。

 次回は、現在のロレックスの企業経営の強さの一端を、私が神保町で購入した二冊のロレックス刊行冊子を参考に検討してみます。



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ロレックス社とは関係のない会社が…

2005-08-08 | アート・文化
 なにも気にかけることなく、今では当たり前のように、市井の時計雑誌に綺麗なロレックス写真の載った広告がでていますね。

 もちろんロレックス社の広告となると、ある特定のライフワークの方々やステイタスのある方々が購読するような、つまり、アッパークラスをターゲットにした雑誌しか広告は出していません。
 本来、メーカーの製品をプロパガンダし資本を投下するのはメーカーです。
 この場合、メーカーは一銭も出さずに、他人資本に任せています。つまりメーカーの製品が優秀だと〝顧客が顧客を呼ぶ〟、つまり経済学的に言うと〝投資が投資を呼ぶ〟…ということに繋がっているといえましょう。

 確かにメーカーであるロレックスからしてみると一見不思議なことですが、景気循環の立場から見た場合、業界一番手企業であることの証だと言え、当然の現象といえます。
 だから、ロレックスファンを取り巻く世界中の金儲け主義の人たちが参加しているのです。

 しかし、そういう人たちのロレックスの需要予測をはずした投資はロレックス恐慌を引き起こしかねませんね。つまりロレックスの在庫過多で倒産してしまうということです。これはマルクスの景気循環説からしてみれば至極あたりまえのことです。



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