2月26日 (日)
すっきり晴れたと思ったら、また雲が……。 不安定な天気が続く。
朝夕の冷え込みも相変わらず。3月はもうすぐそこなのに。
窓外の海景色は明るいが、枯木に見る春の兆しあるかなしか。
(今日は2.26事件の日。私にとって月日が心に深く刻まれている数少ない日。大雪の朝の情景、大変な事件が起こったという大人の話、そして幼稚園が休みになったという幼児の記憶だけなのだが……)。
2月26日 (日)
すっきり晴れたと思ったら、また雲が……。 不安定な天気が続く。
朝夕の冷え込みも相変わらず。3月はもうすぐそこなのに。
窓外の海景色は明るいが、枯木に見る春の兆しあるかなしか。
(今日は2.26事件の日。私にとって月日が心に深く刻まれている数少ない日。大雪の朝の情景、大変な事件が起こったという大人の話、そして幼稚園が休みになったという幼児の記憶だけなのだが……)。
2月24日 (日)
素晴らしい青空となったが、朝夕の冷え込みは半端ではない。今日は冷たい空気に加えてときどき強い風が吹く。
必ずしも散歩に適した天気とは言い難いが、コンビニで弁当を買って家内と松川湖に梅の開花を見に出かける。
この時期の土日は遠方から「河津桜」を見物するため国道135号線は午前中は下り、午後は上りが大混雑するので避けるのが無難。だから松川湖。
松川湖畔にある梅広場の梅の開花は遅れている。紅梅は咲いているが、白梅はまだ蕾のまま。
「蝋梅広場」のロウバイは満開をすこし過ぎた頃だった。
湖を囲む山の木々はまだ冬の佇まい。
2月23日 (土) /
冬の間に唯一新鮮な青物を提供してくれていたスティックブロッコリーがヒヨドリによって見事に食い荒らされてしまった。
ヒヨドリは葉っぱの部分は食べるが、なぜか人間が食用にする花芽は食べない。だから花芽の収穫はまだできるが、光合成を行う葉っぱがなくなれば当然花芽の生育力が弱まることは疑いない。
このようにヒヨドリが葉っぱを食べるようになるのは、いつも1月から2月にかけての寒気厳しい時期に限られる。
最初は本物のブロッコリーを狙うが、中央の大きな花茎だけを残し葉っぱを食べ尽くすと次にスティック・ブロッコリーの葉っぱが狙われる。
ネットを掛けて保護しようと思っていたのだが、あまりの寒さでついその作業を怠っていたらこの様だ。ここまでやられれば今更ネットをかけても始まらない。
しかし、これで枯れてしまうわけではないので、間もなく春が訪れ陽気が戻れば再び緑の葉を茂らせたっぷり花芽も付けてくれるだろうと期待している。
葉を食い尽くされたスティクブロッコリー
まだ葉を食い尽くされたスティクブロッコリー、なんとか収穫できるスティック・ブロッコリー
2月21日 (木) /
伊豆地方で早咲きの桜といえば「河津桜」が有名になっているが、伊豆ではそれより先に咲く桜はいくつかある。
この近くでは城ケ崎にある「海洋公園」にある桜が最も早い。10日も前から咲き始めているという。
今日の天気予報は快晴だとあったが、時々気まぐれな雲が晴天を脅かし、もう一つすっきりしないお天気である。
城ケ崎の「いがいが根駐車場」に車を停め、「自然研究路」を歩き、伊豆に流罪となった日蓮が流れ着いたという蓮着寺を通って「海洋公園」に至り、帰りはこの辺では美味しい洋食を食べさせてくるレストラン「ジュピター」で昼食する。
海洋公園の桜
「いがいが根」
灯明台跡
ツワブキの群落(黄色い花が終わり綿毛の花になっていた)
蓮着寺(しばらく来なかったらに三年前の日蓮生誕800年祭で境内周辺がきれいに整備されていた。)
蓮着寺海岸にある日蓮ゆかりの「俎岩」「御経岩」
日蓮ゆかりの「袈裟掛けの松」と椿
海洋公園にて
酒三題
「三金会雑記」前号で坂口が三金会最終総会の後、中洲に流れ、バーで飲んだという「ラム酒」の謎を書いていた。遠いカリブ海に浮かぶアンギラ島特産のラム酒の瓶にどう考えても結びつかない東洋特有の「布袋」印のラベルが貼ってあったというのである。
過日、坂口との電話の中で、この記事を話題にしたことから、最近の酒事情に話が飛び、近頃私が飲んでいる安い酒のことを話したら、坂口がそれを「三金会雑記」に是非書けという。
電話の中で彼は言う。
「話題といえば、病気の話か女の話か、それに酒の話、せいぜい最近読んだ本の話とか。いや、女の話はもうないな。病気の話は暗いし、三金会雑記に書くには酒が一番だ……」と。
そんなことで、酒に絡む話題を三つほど。いずれも格安酒の話である。
私が書き続けている『ブログ』からコピーし、それに多少手を加えたものを「三金会雑記」一〇三号の原稿とする。
カボス焼酎
当地では柑橘類がよく実る。我が家の畑にはスダチとカボスの樹がそれぞれ一本づつ植わっているが、特別の手入れをしなくとも季節がやってくると立派な実を沢山つけてくれる。
スダチもカボスも家庭で使う量などしれているが、人様に差し上げると、とても喜んでくれるので我が畑の産物としてはその価値は高い。
カボスはスダチにくらべて大振りの実である。スダチの方は小振りで見た目には上品、その酢の味もやや穏やかな感じがするから、我が家の料理にはスダチを使うことの方が多く、カボスはこれまであまり利用してはいなかった。
ところで、私は生来の「酒好き」である。酒ならなんでもよく飲む。この年齢になっても晩酌を欠かしたことはほとんどない。酒が美味しく飲める間は、まあ、健康なんだと勝手に思い込んでいる。 冬は日本酒、夏はビールが定番だが、ワインも飲むし、ウイスキーもたまには飲む。季節や気温、それにその時々の気分、雰囲気などで飲み分けている。
今年は、これに焼酎が加わった。近所の人から「カボス焼酎」なるものを教えてもらい、カボスの絞り汁を焼酎に入れて飲むのがすっかり気に入っている。焼酎は安いし、カボスは無尽蔵とはいわないまでも、ありあまるほどあるからお金はかからない。
カボスは我が郷里「大分」の特産品である。だから焼酎も大分県産の「二階堂」でいくことにした。
オンザロックでよし、水割りでよし、お湯割りでもいい。当地の水道水は天城からのうまさに定評がある湧き水、カボスが黄色に色付くまではこれで楽しめる。
(2009/10/9ブログ「かぼす焼酎を飲む」から)
ウイスキー「富士山麓」
「大室高原歩こう会」で富士山麓の紅葉台・三湖台を歩いた後、朝霧高原にあるキリンビールのウイスキー工場に立ち寄った。「歩こう会」ではときどき帰途にビール工場やワイナリーなどに施設見学と称して立ち寄ることがある。
そうした酒の醸造施設では、生産工程など丁寧な解説付きで工場内を案内してもらうが、本当のお目当てはそこの製品を試飲させてもらうことである。試飲といっても飲む量は無制限だし、たまにはオツマミまで付くこともある。
このキリンビールの工場で生産されるウイスキーの銘柄は「富士山麓」という。アルコール度が五〇℃と少し高い。試飲してみたら、程よい味と香りで、ウイスキーを飲むことがあまりない私の好みによく合った。
そこで早速工場構内に設けられてある直売店で二瓶ほど購入した。価格は一本一五〇〇円。直売店だからそこで買うのが一番安かろうと思ったのである。
これを時々飲んでいたら、やがて二本とも空になってしまった。行きつけの酒屋やスーパーなどで買い足そうと出掛けてみたが、あまり知られていない銘柄なのか、店頭には並んでいない。
それならパソコンを使ってオンライン・ショッピングならどうかと思って、ネットショップ「楽天」市場でこの銘柄を探してみた。
すぐ見つかったが、店によって値段はまちまち。しかもどの店も一五〇〇円を下回る値付けである。その中で一番安い店を探したら、なんと価格八一八円(送料別)というのがあった。まとめて三本も買えば送料はいらない。
注文したらすぐ商品が送られてきた。中身は直売店で買ったものとまったく変わらない。それが直売店の値段のほとんど半額に近いとは!
なんだかキリンビールに騙されていたような気色になり、そのためか「富士山麓」の味も今一つという気持ちになった。
やはり、酒の味はその時の気分に左右されるようである。
(2011/11/16ブログ「西湖湖畔を歩く」より)
韓国焼酎「チャミスル」
韓国ドラマを最初に見たのは「冬のソナタ」だったと思うが、その後、「チャングムの誓い」をTVでみてすっかり主演女優にいかれてしまった。以来、歴史物や現代物の韓国連続ドラマをTVで見続けている。いわゆる「韓国ドラマにはまる」というのは、こういうことをいうのかと、やや自嘲気味だ。
いずれもたいした作品には思えないのだが、総じて一〇〇回を超すような連続ドラマが多く、それが毎回、毎回、次の展開を見たくなるようなところでうまく区切られるので、つい見続けてしまう。 それに登場する女優は日本にくらべて総じて美女が多いようなのも惹かれてしまう理由なのかもしれない。
ところで、こうした韓国ドラマでは、歴史物でも現在物でも、酒を飲む場面が実に多い。ちょっとした集まりはもとより、二人で対話をするときなど、男も女もいつも盃を持っているような趣がある。そしてその酒の中身といえば、どうやら韓国焼酎らしい。
韓国焼酎といえばグリーンの瓶に赤くJINROという字を大きく書いたラベルのものしか知らなかったし、そのJINROも随分前にどこかの韓国料理店で飲んだ記憶がある程度、アルコール度の強い酒という印象で美味しかったという印象はない。
酒好きの私は、好奇心も手伝って国内・国外を問わずいろいろな酒を飲んできたが、お隣の韓国のお酒にはこれまでほとんど縁がなかったようである。
TVでみる韓国ドラマでうまそうに飲んでいる場面を見たことに影響されて、韓国焼酎を飲んでみようと思い立ったのである。とりあえず、スーパーに置いてあった「JINRO」買って飲んでみたが、韓国料理の焼き肉ならあうかもしれないが、家庭で飲むにはおよそ向かない。
だが、TVで見る酒はこんな大瓶ではない。グリーンの瓶で360mlの小瓶である。そこでインターネットでどんな銘柄の韓国焼酎があるか探ってみた。
銘柄は日本酒に比べて、さほど沢山はないように見受けたが、なにより驚いたのは価格である。為替相場で韓国ウオンが下落し日本円の上昇が著しい影響が出ているらしく、無茶苦茶に安い。
なるべくいいものをと探したがどれも大同小異。現在一番人気があるのが「チャミスル」という銘柄のものらしく、「良質の米と麦を主原料に、不純物を取り除く効果に優れた竹炭で三度の濾過を行ったまろやかな味わいの焼酎……シェア五割を誇る韓国ナンバーワン焼酎」という。ソウルでは八〇%の人がこれを飲んでいるといい、アルコール度一九・五度で、JINROの二五度よりも軽く、韓国女性には特に人気があるという。
TVで男女がしばしば飲んでいるのがどうやらこれだと見当をつけた。そこで試しにこれを購入することにした。
比較的重量のある酒類をオンライン.ショッピングする場合、送料が結構かかるので、ある程度纏め買いして送料無料にするのがいい。
届いた「チャスミル」を飲んでみた途端、「これはいかん。私には向かない」と思った。甘味があって女性には向くかもしれないが、私の好みにはおよそ不似合、纏め買いして失敗したと思った。
だが待てよ。ダメでもともとと思い直し、カボス焼酎の例に倣ってカボス汁をたっぷり入れてみたら、なんと、これがなかなかいける酒に変身した。
酒には、それぞれの人に好みがあるが、このカボス入り韓国焼酎はとても私は気に入った。グラスに氷を入れ、カボス一個分をしっかり絞って入れる。甘さとカボスの酸っぱさが調和して、ちょっとしたお洒落な酒になるのである。
「IKOI農園」にはカボスが沢山成っているので、当分カボスには不自由しない。カボスがいくらでもとれるこの期間、当分この酒で晩酌することにした。
(2012/9/16ブログ「韓国焼酎を飲む」より)
昨年は専ら中国関係の歴史小説を読んでいました。宮城谷昌光、陳舜臣、北方謙三などの文庫本を手当たり次第に読でいました。
それが今年に入って、ちょっとした切っ掛けでガラリと方向転換、立花隆の著作を読むようになりました。これまで読んでいなかった彼の著作の中古品をネット書店「アマゾン」で探し出して読んでいるところです。
そんな本の中の一冊「ぼくが読んだ面白い本・ダメな本 そしてぼくの大量読書術・驚異の速読術」を読んでいたら、その316頁に中村禎里君の「胞衣の生命」(海鳴社 1800円)が紹介されていました。もちろん「面白い本」としてです。
癌を罹患した立花隆はその持ち前の行動力が制約されるからでしょうか、往年の知力に陰りが出たように感じられる昨今ですが、なにしろ「知の巨人」といわれた立花隆です。彼が評価した本なら読むに値すること間違なしでしょう。
一読の価値がありそうだと、インターネットで「中村禎里」を検索してみた。
驚いたことに中村禎里君はこのほかにも沢山の本を書いているのです。インターネットの百科事典ともいうべき「ウイキペディア」にも彼の名前があり、「生物学を中心に社会現象としての科学の在り方を研究。生物学周辺の歴史・民族について多くの著書を著す」とあって20数冊の本が列挙されていました。
中村禎里君は、ストを指導した廉で大学を「放学処分」(彼の説明によると単なる「退学処分」ではなく、学籍抹消という最も重い処分)になった後、長くその消息を知りませんでしたが、昭和が終わる頃になって、筑紫中学同窓生だったという上地君から彼が東京で大学教授をしていると聞いておりました。
その後、平成に入ってから上地君の仲立ちで彼と再会、それがきっかけとなって三金会に入会した次第なので、大学教授時代の彼の活躍振りなど全く知りませんでした。おそらく三金会諸兄姉も同じだと思いましたので、近況に代えて「近況だより」として書き記しました。
2月17日 (日) /
D-ikoiの第2回ウオークにメンバー全員が参加。東大室台別荘地界隈を歩き、富戸の断崖から望む景色を見るのが主な目的。
スティック姿が目に付くのは、購入したばかりのウオーキング・ポール(レッド、グリーン、黒と色とりどり)の使い心地を試す目的もある。いわゆる筆おろし」。
法華塚近くの十字路に集合して出発。
北東に広がる山野は方角が違うので、いつも見慣れている風景とは一味違った趣きがあり、あの建物はなに?などと語り合うのも一興。
東大室別荘地はすぐ富戸の断崖に接していると思っていたが、あにはからんや、別荘地の先にはなお広大な土地が続いていた。総じてなだらかな坂道が続いているのは有難い。
富戸港を見下ろす断崖の上に立つ。
「富戸」から「城ヶ崎海岸」のかけて広がる家並を一望の収める絶好の地点である。
落ち葉に敷き詰められたちょっとした広場で昼食する。
林の中に取り残された別荘の廃屋。家に中から竹が屋根を突き抜けている。人の世の有為転変を感じさせる。
帰途。大室高原に向かって進む方向には重い雲が、振り返れば青い空の広がり。最近は、こんな天気が多い。
今日一日の歩数は室内の歩きを加えて1万5千歩となる。帰宅後、超高齢の我ら夫婦はともに足を動かすのに難渋する。今日はあきらかに歩きすぎ! 明日まで疲れが残りそう。
これからのD-IKOIは1万歩を超えないコースを設定したい。
2月16日 土 ❄
長い間続いたデフレで景気が低迷し株価も下落し続けたことから、これまでは日経平均株価の推移や経済動向などを見ることを意識的に避けてきた。
政府の無策もあって経済状況がどんどん悪くなり、世の中が暗くなっていくようで、知れば知るほど不愉快さを増すだけだったからである。もう、先をあきらめ「どうにでもなっれ」といった気持だった。
だが、政権交代で新しい経済政策「アベノミックス」がとられるようになり急速に景気の指標というべき株価が上昇し、経済低迷の原因とされた為替レートの円安も進行してくると、現金な話であるが、俄かにかつての「経済」に対する知的関心が戻ってきた。
この年齢になると、できるだけ嫌な話題は避け、楽しい話題・明るい話題に関心を向けることが心の健康に役立つと思い込んでいるから、先行き明るくなり始めた日本経済は元気を与えてくれて有難い話である。
そんなことで、今年に入ってからは、毎日、株価と為替レートをはじめとして経済関係ニュースをチェックするようになった。それに伴い経済学知識への関心も高まった。
経済関係知識を知るにはやはり「日本経済新聞」の記事を読むに限る。10年前まで読んでいた「日本経済新聞」だが、これを再度とろうかと思い立った。
だが待てよ、なにも紙の新聞をとらずとも、パソコンのウエブ新聞で見れるのではないか。そう思って調べてみると、なんとパソコンで「日本経済新聞」そのものを電子版で見ることができるではないか。
日本経済新聞電子版の購読料は月額4000円。紙の新聞と全く変わらない。いや、それ以上である。分厚い新聞紙をがさがささせてみるより、インターネットの特性を生かした電子版は遥かに使い心地がよろしい。
ところで、よくみると購読には月額4000円の「有料会員」とは別に「無料会員」というのがある。
無料会員の登録をしさえすれば、日経新聞のほとんどの記事を無料で読むことができる。有料でないと読めない特定記事の見出にはマークが付いているが、これも月に20本限りで読むことができるという仕組みになっている。
http://www.nikkei.com/
私程度の知識欲を満たすのなら、無料会員で十分であると思い、当分の間はこれでいくことにした。
こうして、パソコンを前にして毎日やるべき仕事に日経新聞を見ることが加わった。結構なことである。
更に、日経新聞をパソコンで読むようになっただけでなく、とくに関心が深い経済学的知識をユーチューブyoutube記事の中にも求めることになった。
今、もっとも関心あるのは、言うまでもなく「アベノミックス」の帰趨である。探しようによっては、ユーチューブの中には内外の経済学者による役立つ記事がたくさん見つかる。
アベノミックスには賛否両論あるが、私が理解したところでは日本経済再生のための唯一の政策がこれであると納得した。
なかでも、アメリカのノーベル経済賞受賞者であるクルーグマン教授とスティッグリッツ教授の話が素晴らしい。こんな記事がユーチューブで見れるのもパソコンのお蔭である。
アベノミックスについてのクルーグマンの評価
後半に日本経済再生への提言がある。アベノミックスはまったくこの提言を受け入れたもののようだ。
ポール・クルーグマン、日本経済再生の処方箋.
2月12日 (水)
この冬は寒気が厳しかったからか、マーケットでは野菜の価格が高騰しているという。この寒さでは野菜類の生育は思わしくなく、プロでも大量収穫は望めないのであろう。
確かに、いつもなら今頃の畑はそれなりに緑が目立ち、日々広がりを増していく頃なのだが、今年はまだ寒々とした茶色の畑地が大部分を占めている。
今朝、スーパーに買い物にでかけたが、家内が「レタス」を買い忘れたという。レタスは朝の食膳に不可欠な青野菜サラダのメーンとなるものだからこれは困った。
そんなことで、取りあえずレタスを補うものとして「IKOI農園」にある青物をできるだけかき集めた。しかし、どれもこれも出来の悪い野菜ばかりだ。
キッチンの台に種類別に並べて写真をとってみた。
「ルッコラ」 1本の苗から出たわずかの葉っぱをなんとか切り取った。ハーブの1種だからそんなに量はいらない筈。
「キャベツ」 キャベツというのが憚れそうなぶかぶかの小さな玉。きわめて出来が悪い。
「金町小株」 秋遅くなって種をまいたこともあり、さっぱり大きくならなかったので、あきらめ放置していたら長い冬に耐え少しずつ成長していたらしく結構形が整った。葉っぱも青物として使えそう。
「イタリアンパセリ」 地面に張り付いたような状態で冬を越し、ちょっぴり新芽を出していた。その芽をこそぐようにして少量を収穫。
「菜花」 例年なら腰の高さくらいまで成長し黄色い花まで一杯咲かせる時期なのだが、細々と伸びあがった段階、枯れなかったのがまだしも。まさしく少しばかり摘んだという感じ。
「菜っ葉」 菜花の種と思って蒔いた種だったが、名の知らぬ青い葉っぱがしっかり広がってきた。青菜の漬物としてなら使える。
「レモン」 今年の激しい風にあふられ小枝にこすり付けられ傷だらけ。商品価値ゼロの代物。
「蕗の薹」 今頃は収穫の終わり近くになるのはずだが、まだ固い蕾のまま。ただし蕾は例年より大振。
「サニーレタス」 今頃は大きく育って市販のレタスに代われるのだが、小さく小さく縮こまって冬を越した。ほんの申し訳程度にかきとる。
「スティックブロッコリー」 これだけは申し分のない育ち方、葉っぱの半分はヒヨドリに食い散らかされているが、それでも新芽を次々と収穫できる。
IKOI農園の最優等生。(伊東市内のスパー「アオキ」ではほんの小さな束がなんと400円弱で売っていた。)
2月10日 (日)
晴れ渡った青空、風もなく、数日来の好天気で山を覆う枯れススキは乾いており、絶好の「山焼き日」となった。
2月の第二日曜日に定められている「大室山焼き行事」だが、当日に雨が降ったり、風が強かったり、山に残雪があったりで、延期されることも多く、なかなか予定通りにいかないのが普通なのだが……。
12:00 打ち上げ花火が開始を告げる。
山裾に火が付けられたら早い。山全体を覆うススキにたちまち火が走り、一気に頂上まで燃え広がってしまう。短時間のイベントだが、これが終わらないと伊豆高原に春が来ない。
いつもは山の西側にある「さくらの里」から見ていたが、今回は東側に手頃な空き地があったので、そこから見る。
2月9日 (土)
♀「吊るし雛教室」&♂「IKOI農園日」。
少し寒いが、「IKOI農園」の春バージョンに向けての作業が始まる。
施肥、耕耘、果樹の剪定、散乱した枯木の整理・焼却、飛散した敷き藁の整頓、コンポストの移動、雑草の早めの除去などなど。
2月7日 (木)
昨日は雨模様の寒い一日だったが、今日は少し春めいてきた。玄関棚の壺にさしていた紅梅の蕾がようやく開いた。雛の節句=桃の節句も近づいたので置き雛を入れ替える。
節分が過ぎ、立春が終わり、啓蟄は確か昨日ではなかったか。この冷え込みでは土中の虫も這い出ることは難しかろう。
いつもなら「IKOI農園」のたたずまいにうっすら春を感じさせてくれる時期なのだが、奈花も豌豆の苗も小さく小さくちじこまっているし、例年なら新年に入ったらみられる黄色の蕗の薹も固い緑の蕾のままである。
暦の上での冬は終わったことになるが、とにかく今年の冬は本当に寒かった。
気候変動の未来図として、地球寒冷化説と地球温暖化説があるらしい。冬になると寒冷化が、夏には温暖化が真実さを増す。
いずれにせよ、気候変動の激変は毎年その度合いを強めていることは疑いなく、これが人為的な原因によってもたらされているのであれば、地球の生物に未来はないのでという不安な思いをぬぐいきれない。
2月2日 (土)
今年に入って、円安が進み、株価が急騰している。政権交代で安倍首相が誕生し大胆な金融政策「アベノミックス」がこれほどの効果を生むとは驚きだ。将来を楽観するのはまだ早いが、お蔭で世の中も少し明るくなったような気がする。
個人的にはたいした株を保有しているわけではないが、半分以下に下落していた株が上昇に転じ始めてみると、これまでリーマンショック以来見向きもしなかった株価や日経平均の上がり下がりへの関心がよみがえり、パソコンでチェックするようになり、世の経済・社会情勢を知ろうとするようになたったのは、知的刺激・頭の体操になるというべきで、それなりに健康に資する効果を生むであろう。
持株が上がるといっても、それは計算の上だけに過ぎないのだが、なんとなく気持ちに豊かさを感じさせる。これが「資産効果」というものであろうか。
こうした気分が世の中に広がっていくようならデフレ脱却は意外に早いかもしれなず、日本の経済も回復するのがちかいのでは。
デフレ気分でこれからの老後を見据えるとついケチケチした気持ちに襲われがちだが、将来に明るさがみえてくると、そうした気持ちも拭い去られ、鷹揚な気分になれるのは嬉しい。
この調子で株価が長期的に上昇していくことをこころから期待している。
日経平均の推移
為替レート(ドル・円相場)の推移