7月30日 (水)
8月は夏休みで各家庭では子や孫など訪客が多いこともありD-ikoiウオークは休止するので今日が今年前半しめくくりとなる定例ウオーキングとなる。
参加者7名、7:00に出発。池地区から山に向かう道路を上って伊東市が運営する「天城霊園」に行く。
この道はかってバブル期にある企業がゴルフ場や別荘地などの開発を目論み作られたものだが、バブル崩壊で挫折、行き先にはなにもない無意味な道として放置されていたもの。
10年くらい前だったか伊東市が道の行きどまりのところに公園墓地を作ったことで、なんとか有効活用されるようになったといういわくつきの道である。
墓参客以外に使われることがないので、二車線の堂々たる3キロにわたる舗装道を我々の車だけが独占して走るというのは滅多にない経験である。
墓地に到着して驚いのは、この墓地が開発された当初来たときと全く様変わりしていたことである。
実に立派な墓地公園へと変貌している。(ただ、残念だったのは当時は墓地から海一望だった景色がその間に伸びた樹木に遮られて今は全く見えなくなっていたこと。)
散歩のための墓地詣でとはいささか穏当を欠くのかもしれないが、天城の山(遠笠山1192メートル)を仰ぎながら整然と区画された墓地を囲繞する整備された道路を歩くのはなかなか快適である。特にここは標高727メートルという高台なので緑の山から吹きおろす微風を身体に受け想像を絶する涼さである。
(昨日、Mr.ITからパソコンを使って地図上のどこの地点でも簡単に標高を調べる方法を教えてもらったのですぐに調べてみた。ちなみに我が家の標高は256メートル、IKOI農園は246メートル、高低差10メートルもありIKOI農園で作業を終えた後、家に帰り着くのが老躯に応ええる。)
一時間ほど、3000歩近く歩いても汗一つかかない。少し歩き足らないということで、八幡野の旧町内にある八幡宮来宮神社にお参りする。
深い木立に囲まれしっとりとした静さの中に鎮まる古社だが標高133メートルまで下ってきているのだから、下界の暑さからは免れない。
蝉の鳴き声がしきり。自宅では朝夕ヒグラシの鳴き声は聞いいているが、せわしない油蝉の鳴き声を聞くのは今年はじめて。
苔むしどっしりした狛犬像に吹けば飛ぶような「空蝉」(蝉の脱殻)がとりついているのを発見。重さと軽さの対比が妙。
この神社境内で見ものの一つは日本最大のシダ「リュウビンタイ」、ここが北限だとか。
珍しい植物といえば、天城霊園で見た樹。帰って調べたら「ヒヨクビバ 比翼檜葉」とある。なかなか名前が洒落ている。(別名は「イトヒバ」とか)。
神様と仏様に縁ある今回のウオーキングを終え、いつものようにファミレス「ガスト」で朝食、おしゃべりして解散。