伊豆高原シニア・ライフ日記

「老い」を受容しながら自然の恵みに感謝しつつ「残躯天所許不楽復如何」の心境で綴る80老の身辺雑記 

D-ikoiウオーク 「神様・仏様コース」

2014年07月30日 | ウオーク

7月30日   (水)    

8月は夏休みで各家庭では子や孫など訪客が多いこともありD-ikoiウオークは休止するので今日が今年前半しめくくりとなる定例ウオーキングとなる。

参加者7名、7:00に出発。池地区から山に向かう道路を上って伊東市が運営する「天城霊園」に行く。

この道はかってバブル期にある企業がゴルフ場や別荘地などの開発を目論み作られたものだが、バブル崩壊で挫折、行き先にはなにもない無意味な道として放置されていたもの。

10年くらい前だったか伊東市が道の行きどまりのところに公園墓地を作ったことで、なんとか有効活用されるようになったといういわくつきの道である。

墓参客以外に使われることがないので、二車線の堂々たる3キロにわたる舗装道を我々の車だけが独占して走るというのは滅多にない経験である。

墓地に到着して驚いのは、この墓地が開発された当初来たときと全く様変わりしていたことである。
実に立派な墓地公園へと変貌している。(ただ、残念だったのは当時は墓地から海一望だった景色がその間に伸びた樹木に遮られて今は全く見えなくなっていたこと。)

散歩のための墓地詣でとはいささか穏当を欠くのかもしれないが、天城の山(遠笠山1192メートル)を仰ぎながら整然と区画された墓地を囲繞する整備された道路を歩くのはなかなか快適である。特にここは標高727メートルという高台なので緑の山から吹きおろす微風を身体に受け想像を絶する涼さである。

(昨日、Mr.ITからパソコンを使って地図上のどこの地点でも簡単に標高を調べる方法を教えてもらったのですぐに調べてみた。ちなみに我が家の標高は256メートル、IKOI農園は246メートル、高低差10メートルもありIKOI農園で作業を終えた後、家に帰り着くのが老躯に応ええる。)

 

 

 

一時間ほど、3000歩近く歩いても汗一つかかない。少し歩き足らないということで、八幡野の旧町内にある八幡宮来宮神社にお参りする。

深い木立に囲まれしっとりとした静さの中に鎮まる古社だが標高133メートルまで下ってきているのだから、下界の暑さからは免れない。

蝉の鳴き声がしきり。自宅では朝夕ヒグラシの鳴き声は聞いいているが、せわしない油蝉の鳴き声を聞くのは今年はじめて。

苔むしどっしりした狛犬像に吹けば飛ぶような「空蝉」(蝉の脱殻)がとりついているのを発見。重さと軽さの対比が妙。

この神社境内で見ものの一つは日本最大のシダ「リュウビンタイ」、ここが北限だとか。

珍しい植物といえば、天城霊園で見た樹。帰って調べたら「ヒヨクビバ 比翼檜葉」とある。なかなか名前が洒落ている。(別名は「イトヒバ」とか)。

神様と仏様に縁ある今回のウオーキングを終え、いつものようにファミレス「ガスト」で朝食、おしゃべりして解散。

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スズメ蜂の脅威が続く

2014年07月26日 | 日記

7月26日  (土)    

数日前、室内に飛び込んできたスズメ蜂を一匹殺したことから始まったスズメ蜂の攻撃がなかなか収束しない。

数は減ったがスズメ蜂の飛来が容易にあとを絶たないのである。以来テラス近辺を飛ぶスズメ蜂の姿を見かけることが間々あり、うっかり触れでもしたら大変と警戒態勢を解くのにはまだ早いと考えていた。

そんなところで、今日の朝、うっかり書斎の窓を開けたら、またしても一匹のスズメ蜂の室内侵入を許してしまったのである。

すぐ様部屋全体を締切って人間は室外に脱出したが、近づくのが怖いのでしばらくそのままにしておいた。いずれ窓ガラスにとまるであろうからその時殺虫剤を掛ければいいと思ったのである。

30分ほどしてそっと室内を窺ったら蜂が窓ガラスにへばりついているのを発見、今度は息絶えるまで何度も何度も殺虫剤を噴射し、ピンセットでつまんで外に放り出した。

その直後、スズメ蜂が3匹が飛んでくるではないか。あわてて窓を閉めたが、なんとその窓ガラスに向かって飛び込もうとする。頭を窓ガラスにコトン、コトンとぶつけてくるではないか。まさしく急降下爆撃機の攻撃態勢そのままである。

前回はスズメ蜂が息絶えるまでながく放置しておいたため、その間に救難信号を発したのだろうと考えていが、今回はすぐに殺したのでそんな時間的余裕はなかった筈。それに殺した直後に襲来してきたのだから救難信号に応じたとしては早すぎる。

となると、殺される時ではなく室内に閉じ込められ外に脱出できなくなった時点で仲間を呼んだと考えるほかない。

いずれにせよ、前回と今回の経験を通し、わが身の危険を察知したスズメ蜂が救援信号もしくは攻撃信号を発し、それに応じて仲間の数匹が飛来する習性あることは、もはや疑うべくもない事実と確信した。

IKOIのお仲間に聞けば、当地で同じような経験を持つた人が少なからずいるらしい。そして、その経験からするとスズメ蜂の飛来はそのあとにもしばらく続き、全く蜂の姿をみなくなるまでには数日、場合によっては1週間くらいはかかるらしい。

スズメ蜂で死亡する人は国内で年間10名から20名程度だという。この数は熊や蛇、鮫による害よりも多い。日本で最も危険な生物はスズメ蜂だと聞かされてブルった。

頼りになるIKOI仲間の助言があって、スズメ蜂対策として普通の噴射式殺虫器に代えて10メートル噴射することができるという蜂・虻専用の強力ガンタイプ殺虫器をホームセンターで購入し、今後に備えることにした。頼もしい武器を得た思いである。

それにしても、ホームセンターには昔の物しか知らない年寄りには到底思い付かないような便利なものがいろいろ出回っていることを知ったのも勉強であった。

   

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梅雨が明ける  D-ikoiウオーク

2014年07月23日 | ウオーク

7月22日  (水)    /

昨日、関東甲信越東海に梅雨明け宣言があった。ようやく鬱陶しくてなんとなく気持ちが晴れない曇と雨の季節は終わった。

いよいよ本格的な夏の到来である。天気予報もこれから長く続く晴日を予想しているが、それに伴う厳しい暑さだけは覚悟しておかねばなるまい。

今年当地が梅雨に入ったのは先月の6月4日、そして今月7月21日に梅雨が明けたということは、この間にD-ikoi水曜ウオーク該当日は7日あったということになる。

しかし、調べてみたらウオーキングを実施できたのは僅かに6/26の「池地区ウオーク」7/2の「一碧湖ウオーク」だけであった。その以外の水曜日は個人的な都合で集まらなかった日もあったが、ほとんどはウオーキングに向かない曇か雨の日だったのである。

また、土曜日にIKOI農園メンバーが集まって行う「農園日」も雨の降りそうな曇日が多くて全員集合はなく、気の向いた個人がばらばらに適宜作業をやるという具合だったように記憶する。

梅雨期としては当然のことだが、ウオーキングも農作業もままならず身体を動かすことがなかった室内での生活でどれだけ脚力、体力の衰えさせたか、若い時はいざ知らず年々衰退に向かうこの年齢になるととても気になることである。

ということで、今日は久しぶりのD-ikoiウオーク、参加は3家族6名。松川湖を一周する。総歩数は8500歩、かなりの歩行距離だが、有難いことにさほどの衰えはなく、みんなと一緒に歩きとおせたのは何よりだった。

ところで、松川湖を一周して驚いたことは、想像を超える湖の渇水状態であった。これまで何十回と松川湖を歩いてきているが、こんな光景を見るのは全くはじめての経験である。

梅雨が終わった直後だというのにこの水量!伊東市の水不足はまだ話題になっていないようだがこれから本当に大丈夫なのだろうか。この後予報のように晴天が続いたとすれば松川湖を水源とする伊東市は深刻な水不足に襲われはしないか。

 

最近の2月ほど、TVニュースのトップに挙げられるのは決まって各地の暴雨や洪水、水の事故、そしてこれまで経験したこともないような各地の30数度の暑さと熱中症だった。そのためか世の中には水があふれているように錯覚していた。

しかし、思い返せば、伊豆高原に関する限り雨はほとんど降らなかった。一夜激しい雷雨があったことは記憶しているが、それ以外は雨がふってもパラパラ程度。いつも雨が今にも降りそうな重い雲が垂れ込めている日ばかりが続いていたのである。

また、家の周囲を真っ白に包み込んだ濃霧の日も多かった。じっとり水分を含んだ霧が一面に漂うのだが、肝心の雨をもたらすことは絶えてなかった。(多分、下から見上げれば白い雲が大室高原一帯を包んでいただけだったのことだったのであろう)

IKOI農園の畑土がからからに乾ききっているのは心配の種だったが、ここだけではなかったのだ。

松川湖に流れ込む川は年間降水量の多いことで知られる天城山系からくる。その天城の山にも雨がなかったようである。日本各地の豪雨、出水に眼を奪われていたが、松川湖をみておもいもよらぬ渇水の心配があることを知った。

 

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スズメ蜂の救難信号か?

2014年07月20日 | 日記

7月20日  (日)   

一昨日の朝、大きなスズメ蜂が一匹リビングに飛び込んで来た。物凄い勢いで室内を飛び回るので危険を感じて身を屈めていたら、やがて網戸に取り着き外に出ようと動きまわっていたので、玄関脇においてあった殺虫剤スプレーを取り出して噴射した。

虻や蝿ならすぐ動かなくなるのだが、大型の蜂はさすがに手強くなかなか弱まりを見せなかったがスプレーを数回かけたら次第に動きが鈍くなり、やがて窓枠の桟に落下した。

それでもかなり長い間、翅を震わせもがいていたので、触るのは危険と考え絶息するまでそのまま放置することにした。

ところがである、その後なにげなく庭に出ていたらリビング前のテラス周辺を二、三匹のスズメ蜂が飛び交っているではないか。そして時々ガラス窓や網戸に向けて飛び込むような姿勢をみせている。

これまで庭でスズメ蜂が飛ぶのを見かけることはあったが一匹だけで、家の近くで複数のスズメ蜂が飛ぶのを見たことはなかった。

これはてっきり我が家の外壁のどこかに巣が作られはじめているのだと考え、家の周りをぐるりと仔細に点検して回ったが、それらしきものは見当たらない。それでは庭の樹かもしれないと、そちらもあちらこちら調べてみたが見付けることはできなかった。

しかし、午後になっても時たまスズメ蜂の姿を見かけるので、やはりどこかに巣があるにちがいない。なんとか見つけ出して駆除を市役所にでもお願いするほかあるまいと考えたものの、ちょうど連休に入ったところだから駆除するまでにはかなり日時がかかろう、それまではよほど注意して戸外で行動するほかあるまい、困ったことになったなと思った。

ところがである。その翌日、そして今日とスズメ蜂の飛来は一匹もない。一昨日あれほど飛び回っていたのがぱったりといなくなっているのである。

よかったと思う一方で、では、あれは一体なんだったのだろうと考えた。あの異常なスズメ蜂の飛来!

思い付くのはただ一つ、あれは、殺虫剤をかけられた蜂が仲間に救難信号を出していたのではないかということである。

家内に聞くと、窓枠の下に落ちた蜂が、死んでいると思った随分後になってもよくみるとまだ微かに体を動かしていたという。

死にかけていた蜂が、なんらかの方法で救難信号を発していたのだと考えるのが自然である。

ファーブルの「昆虫記」に昆虫の意思伝達能力もしくは情報伝達能力についての記述があったように記憶しているが、現在の昆虫学ではそうした仕組みがいかほど解明されているのだろうか。

そこで、インターネットでいろいろなキーワードを入れて検索してみたが、すくなくともスズメ蜂のこれに類する意思伝達能力についての記述を見出すことはできなかった。

しかし、私は目の前で死にかけたスズメ蜂が仲間になんらかの意思を伝えたと考えざるをえない現実を見せられている。

昆虫の中には人間が感知できない音波を発したり、なんらかの成分を空気中に発散させたりして、求愛したり危険を知らせたりする能力があることは広く知られている。

ひょっとしたらすべての個体がそうではなく、あの死んだ蜂だけが特殊な能力を持つ特別の蜂、たとえば女王蜂だったのか。

いずれにせよ、救難信号があるなら復讐信号だってありうるかも。数日経った後になってもスズメ蜂が仲間の復讐のためやってくるかもしれない。いささか妄想の類だが、しばらくの間はスズメ蜂に用心!用心! 

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IKOI農園の野菜 その現状

2014年07月16日 | 園芸

7月13日  (水)   /

雑談の中で話がたまたま園芸に及ぶと「いま畑ではどんな野菜を育てているの?」と聞かれることが間々ある。そんなときには誰もが知っている大根や胡瓜、トマト、法蓮草といった類の代表的な園芸種を挙げることが多い。

園芸を一人でやっていた頃には作る野菜はそうした種類に限られていた。しかし、、IKOI農園が成立し皆で楽しく作業ができるようになってからというもの、野菜の作り方をいろいろ工夫することが面白く、それに伴って作る種類も飛躍的に広がっていった。

そこで、この際、現在IKOI農園で育てている野菜類を全部チェックしようと、メモとカメラを持ってIKOI農園に出かけてきた。

今盛りの野菜はもとより、役目を終えて撤去寸前のもの、まだ小さいがこれから大きく育つものまで漏れなくメモしてみたら、我ながらその数のおおさにいささか呆れてしまった。

メモしてきた野菜を体系的に整理して今の状況を記すつもりだったが、ことはさほど簡単ではないことを思い知らされた。まず整理するには野菜に対する分類の知識が不可欠である。調べてみると野菜類の分類は必ずしも一様ではなく、その用途や目的に応じていろいろな分類法があることを知った。
これまで漠然と考えていたのは連作を嫌う野菜の科目分類だったが、どうもこの分類での整理ではぴったりこない。

  

常識的な分類として根菜類・茎菜類・葉菜類・果菜類・花菜類という分け方がどうもIKOI農園の現状に合うようだが、それだけではうまく整理しきれないところがあるので、この分類に適宜他の分類法をも加味して以下のように整理してみた。(果樹については、この際省略する。)

果菜類

   トマト   茄子   胡瓜   かぼちゃ   ズッキーニ   ハヤトウリ   ニガウリ   ピーマン   ししとう   万願寺とう   唐辛子   オクラ   ゴーヤ

葉菜類

   サニーレタス   サラダ菜   モロヘイア   つるムラサキ

茎菜類

   ウド   蕗

ネギ属野菜類

   一本太ネギ   九条ネギ   九条細ネギ   ニラ

花菜類

   茗荷   スティック・セニヨール(茎立ブロッコリー)

根菜類

   大根   牛蒡   生姜   ジャガイモ   サトイモ   サツマイモ

豆類

   トウモロコシ   つる隠元

ハーブ類

   バジル   パセリ   イタリアンパセリ   オオバ(紫蘇 ムラサキ紫蘇)   ミツバ   ローリエ(月桂樹)   タイム
   キャンディ・ミント   アップル・ミント   ルッコラ   レモングラス   カモミール

 

その現状の一端

IKOI農園の成立は5年前の2009年7月頃だったことを思い出した。 

2009年8月29日 ブログ 「我が家の農政改革」 三金会雑記

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満月を写す

2014年07月12日 | 日記

7月11日   (金)   

さんざんに脅された台風8号だったが、本土に近づいてからは俄かに勢力が衰え温帯低気圧に変わったらしく針路に当たっていた伊豆半島を通過したかと思われる頃には、風も雨も全く気にならぬ程度で納まり、朝になってし閉め切っていた雨戸を開け放したら、なんとこの時期には珍しい爽やかな晴天の景色が眼下に広がっていた。

それに誘われ午前中、ひとりIKOI農園に出かけて農作業に取り掛かかっての3時間、やりたいことは多々あるものの実際はさほどの作業をやったわけでもないのに、全身汗びっしょり、息も絶え絶えとなって帰りの僅かの坂道もよう上がり得ず、這うようにして家に辿り着き、床にべったり。これぞ「熱中症」の前駆症状か。危険を身近に自覚する。

梅ジュースを立て続けに2杯飲んで温泉に飛び込みようやく一息つく。昼食後は椅子に座ってうつらうつらの居眠り半分でTVをみて過ごす。

もう、以前のようにはいかない。否応なく体力、気力の衰えを思い知らされる。こうやって少しずつ人生の坂道を下っていくのだ。

夕刻、近くのレストランで外食しようと外に出てみたら、まだ明るさを残す東の空に鮮やかな満月が輝いていた。

早速、デジカメを取り出し撮影してみたら、手振れを起こすことなくなんとか撮影できた。これからは足腰を使わないこの程度の趣味が似合いなのかもしれない。

アジサイ越しの満月、少しは様になったか。

 

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雨に濡れたムラサキの花々

2014年07月05日 | 園芸

7月5日  (土)   

畑は私の担当だが、庭は家内が担当している。家内には草アレルギーがあるので雑草とりで時々眼を腫らしたりすることがあるので、私としては庭の雑草くらいはとってやりたいと思うのだが、畑の野菜にかまけて庭の花には今一つ気が乗らない。

しかし、雨模様の日が続くと、IKOI農園まで出かけることができないことから、現金なもので庭の様子でもみてやろうかという気分になる。

雨がしばし降りやんだとき、庭に出て花壇を見回ってみたら、この時期ムラサキの花がとても多いことに気付いた。紫陽花のムラサキはいうまでもなく、それ以外にもいろいろなムラサキの花が咲いている。

桔梗や露草など秋に爽やかさを感じさせる古来の花は秋の季語であり、これまで漠然とムラサキは夏より秋の花色だと思っていたが、この時期、雨に打たれたムラサキの色合いはなかなかのもの。雨空の下で憂いを含んだ色合いに華やかさはないが好ましい。

ムラサキは高貴の色だというが、雨に濡れると独特の趣を帯びて美しい。

ことさらムラサキの花を集めたわけではあるまいが、この際、家内に花の名前を聞いて勉強した。

 桔梗 

露草(花弁は二枚と聞いたが、これはみっつある。似て非なるものか。または鑑賞用の栽培種か。)

アガパンサス

アメリカンブルー(ブルー・ディズ)

ストレプトパーカス

名不詳

アジサイ三種

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夏の使者到来

2014年07月04日 | 日記

7月4日   (金)    /

降る雨を避けようとしてか、玄関脇の白壁にクワガタムシが張り付いたようにとまっているのを発見。クワガタムシは恐そうな姿に似ずおとなしく、指先で摘まんで簡単に捕えることができる。

山野に囲まれた当地での夏の到来を告げる使者である。

捕まえたクワガタムシをカラスの食器に入れてみたら、幾度か脱出を試みてみても細い脚が滑って容易に外にはでられず、諦めたか底に静かに蹲った。

それでも指先を近づけると、果敢にハサミを振り上げて立ち向かおうとする。

カブトムシを源氏の野太い荒武者に見立てれば、クワガタムシは瀟洒な平家の公達の武者姿に似ている。

しばらく、観察してから庭に放してやった。

 

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一碧湖畔に自生する野草

2014年07月03日 | ウオーク

7月2日  (水)   

梅雨にありがちな曇空の水曜日だがD-ikoi早朝ウオーキングは欠かせない定例行事である。

晴れやかな展望は期待できないので、ウオーキングを目的として距離的に適当と考えられる「大池」と「沼池」を繋いだ八の字巡りとなる一碧湖畔を歩く。総勢7名。

今回は、辺りの景色に気をとられ、これまでほとんど関心を寄せることがなかった一碧湖畔に自生する野草に注目した。

そのなかでも、特に「丁子草」と「花筏」と名付けられた野草の存在を知ったことは大きな収穫だった。

チョウジソウ(丁子草)

開発などで湿地が失われた日本の山野での自生はほとんど見られなくなったという珍しい植物。静岡県下での自生地はここ一碧湖だけだという。絶滅危惧種に指定されているとか。

この草は5月頃に清楚な青紫の星型の小さな花を咲かせるというが、生憎花期を逸してしまっている。来年は絶対に見逃すまいと思う。

帰宅後いろいろと調べてみたら「丁子草」はリンドウ目キョウチクトウ科チョウジ属の多年草で、学名は Amsonia ellipica 。その花言葉は「上品な優雅さ」または「威厳」。

ellipica とは「楕円形の」という意味で、「本種の葉が同属他種に比べ丸みを帯びていることから(ウイキペディア)」とあるが、これは違うのではないか。どうみても葉の形から楕円を連想することはないし、私の見る限り「沼池」に自生するこんもり半球型に盛り上がったこの植物の叢の形状からみて、そこから来た名前だと思う。

ハナイカダ(花筏)

学名はモチノキ目ミズキ科ハナイカダ属の落葉低木。Helwigia japonica。シーボルトが日本からオランダに持ち帰ったので japonicaが付けられている。

「花筏」とは、本来は桜の花弁が散って水面に沢山かたまって流れる様子をいうが、この植物は葉の上に花が咲き実がなるという大変珍しいもので、葉を筏に見立てて花が筏に載っている様から名付けられたという。

2009/4/9 松崎町那賀川沿いで撮影
 

春に淡緑色の小さな花を葉の真ん中に付けるという珍奇な植物。夏になると花から黒い実がなるという。葉は山菜として、黒い実は甘く食用になるらしい。

今は花が終わり青い実が成り始めた段階。これも来春の観察の楽しみ。 

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