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午後の散歩。国道沿いの「神祇大社」まで歩く。途中ぶらぶらして往復約2時間、10000歩になる。
途中、「法華塚」に寄る。
伊豆に流罪になった日蓮がここに自筆の法華経を埋め礼拝したところと伝えられ、道行く旅人が旅の安全を願って小石を置いたところから、いつしか小石が積み上がり塚になったとか。
小さな石が次第に堆積されてこんもり盛り上がり、その全面を緑の苔が覆った姿はなかなかのみもの。
伊豆は古くは源頼朝、北条早雲、幕末には下田の黒船騒動など日本史の重要局面で登場する歴史ある分国だが、それらはいずれも狩野川沿いの往還「中伊豆」を中心とするもので、昭和期までは人の行き来が困難だった東海岸の東浦路に歴史的遺物といったものはほとんどない。
それだけにこの遺跡は貴重な存在である。
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門の脇にあるヒメシャラとナツツバキの樹の根元に植えておいた赤と白の彼岸花(曼珠沙華)が咲いている。彼岸を過ぎた今頃になって咲くというのは、やはり今年の気候が異常だからであろう。
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曼珠沙華が咲いているなら「十足地区」の田畑の畦道もさぞ紅の装いで見事だろうと曇天ながらMr. & Mrs.TBを誘って里山の風情を残す十足界隈を散歩することにした。
予想どおりの満開。いまが見頃である。
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竜雲寺から引手力男神社まで畦道をたどってゆっくり往復する。
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彼岸花に囲まれた家
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この辺りには鹿やイノシシが出て畑を荒らす。その防御柵が少し風情を損なうが……
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お地蔵さんの赤い頭巾と彼岸花
どこからか素敵な香りが漂ってくる。金木犀には少し早いと思ったら銀木犀が目下満開。
ハトムギも最近は見かけることが少なく珍しい。
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曇り空の下で5000余歩の短い散歩
9月25日(土)
「秋分の日」を境にして急激に気温が下がり、耐え難い暑さから一転、肌寒い秋へと変わった。吹き抜けていく強い風、叩き付けるような激しい雨、そしてとどろく雷鳴。
晴と思ったら曇り、そして雷鳴を伴った豪雨……。
最近の天候の激変は信じ難いほどだ。記録的な暑さ、晩秋を思わせる寒さ、激しい雨と風、そして雷・突風など、異常が異常と感じられなくなりつつある。
今日も風が強い。庭先のコナラの大樹が風に葉裏をうねるようになびかせている。自然に抗して自立する「生きる力」を感じさせるこうした姿も悪くない。
この樹を切り倒せば南全面に海に開けるが、春先の新緑の芽生えとともに、この逞しい濃緑の盛り上がりが見せる動きも捨てがたい。
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最近は買い物に遠出することはほとんどなくなった。東京まで出掛けることがなくなっただけでなく、伊東の街中にも滅多にいかなくなっている。
たいていの買い物は伊豆高原界隈のスーパーかホームセンターで済ましてしまう。ちょっとややこしい買い物もインターネットで注文するほうが手早いので商店街までわざわざ出かける必要もなくなった。
しかし、今日は珍しく伊東の街中にあるスーパー「アオキ」まで出掛けた。このスーパーの品揃えは一応都会並みなので、たまには行く価値がある。
スーパーで家内が買い物をしている間を利用し、久し振りに温泉街の中心を流れる松川沿いの遊歩道を30分ほど歩く。
松川の流れとその対岸の古風な木造温泉旅館(東海館)を見ながらゆっくり歩く。敷石できれいに整備されたこの遊歩道は柳と桜がやさしい木陰を作っており、この時期の短時間の散歩には最適である。
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松川の流れにシロサギと鴨、それに鯉の三点セット。
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遊歩道のすぐ裏の閑静な小道に木造平屋建ての簡素な建物「東郷平八郎別邸」がある。
昭和3年建造とあるが、昭和13年にJR伊東線が開通するまでの伊東は、中伊豆を通って来るしかなく大変辺鄙な温泉地だったのに、東郷元帥はどうやってこの別荘まできたのだろうか、とふと疑問に思った。
そうだ、元帥とは大将の上位の階級で、生涯現役であることに思い至った。死ぬまで現役待遇ならば軍艦など自由に使えたのであろう。伯爵・元帥の静養なのだから侍従武官2名までが付き添って小型軍艦で来たに違いないと考えたのだが、どうだろうか……。
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雨と曇りの数日が過ぎた後、異常な暑さが嘘のように消え、にわかに爽やかな秋晴れとなった。ウオーキングの適期である。
かねてMr.TBが「巣雲山」に行ってみたいと言っていたので、伊豆スカイラインを使って出掛けることにした。
「巣雲山」は冷川・亀石峠間のスカイライン沿いにある駐車場から登れば20分もすれば頂上に着く。そのあたりをうろうろしたところでウオーキングとしてはまことに物足りない。
その先、亀石峠と山伏峠間のスカイラインを通ると「鹿ヶ谷公園」という看板が出ていたことを思い出し、この公園内をしばらく逍遥すればウオーキングになろうと、巣雲山のぼりの前にそちらに向かうことにした。
鹿ヶ谷公園
この公園は土砂流失防止のための保安林を公園化したとのことで、その敷地は東京ドーム5倍という広大なものだという。
しかし、遊びより自然保護が主目的の公園なので知名度は必ずしも高くなく、伊豆の地元でも知る人は少ない。
しかもかなり高額の有料道路(ただし、現在は道路料金割引の社会実験中とかで全線上限200円)に面していることもあって、わざわざ訪れる人はほとんどいないようだ。
事実、散歩には最適と思われるこの日、園内を1時間近く歩き回ったのに人っ子ひとり出会うことがなく、この緑豊かな公園を独り占めすることができた。
とはいえ、公園入り口あたりのつつじはきれいに刈り込まれていたものの、園内の散策路の大半は自然のまま、道の両側からシダや笹に覆いかぶされて「けもの道」に近く、掻き分け掻き分け進むだけでも大変な難儀を強いられた。
おそらく、これから秋のシーズンに向けてそれなりの整備はなされるかと思われるが、現状では気軽な散歩道としておすすめすることは到底できない。
しかし、こうした人気のない自然そのままの道を人に煩わせられることもなく、穏やかな日差しを受けながら気ままに歩けたのはそれなりに我々には楽しかった。
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桜は早くもすべての葉を散し、人に踏み荒らされることなく一面を覆った落葉のカーペットはなかなかの風情。
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こんな道ならいうことはないが、茂りに茂った藪の道では写真を写す余裕などありはしない。
巣雲山
巣雲山の頂上への歩きは拍子抜けするほど簡単だったが、360度の展望はなかなかのもの。
早くもススキが銀色の穂先をなびかせていた。山の上はもうすっかり秋だ。
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頂上から見る伊東市の手石島と熱海市の初島
スカイラインの帰路(冷川・天城間)
帰途、これまで遠くで眺めながら気になっていた異様な巨大建造物の近くまで行ってみた。
「世界真光文明教団」とあった。
後で調べてみたら戦後に成立した新興宗教、「手かざし」(掌をかざすこと)で悪霊を払い健康と幸せを得るという教えらしい。(別に同系列らしい「崇敬真光」という宗教団体もあり、二つの宗派が分裂抗争しているらしい。)
これだけの広大な敷地に奇怪な神殿?を中心に多数の参拝者を想定した広々とした駐車場がいくつもあり、なんとも私には理解できない世界がそこにあった。
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「三金会雑記」2010年 秋号が送られてきた。いつもより少し早い。これで93冊目になる。
頁総数120ページ。今回は大森君が表紙のデザインを変えている。皆、80歳を意識してか、前号94頁をはるかに超える頁数となっており、学生時代の回顧を含めて力作が多い。
私も三金会雑記以外に活字になる文章を書くことはほとんどなくなったからか、三金会雑記の原稿がとかく長文になりがちだ。
おそらく誌友の元大学教授連もこの年齢になると専門的な論文を書くこともなくなっているだろうから、私と同じような状況にあるのであろう。
ともあれ、100号まではあと7号、2012年6月でとりあえずの目標に到達する。
誌友のこれからの健康を祈るや切。
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猛暑が去って、ウオークの適期となった。まずは距離が短く比較的平坦で木陰の恵まれた一碧湖で足慣らし。
午後からMr.TBと一碧湖(大池と沼池)をゆっくり1時間半かけて一周する。
先々月の27日「河津七滝」を歩いたとき以来のWalkである。
今日は土曜日なので遠方から訪れた行楽客が多い。湖上には釣り船が沢山出ていた。ブラックバスかブルーギルを釣っているらしい。
本日の歩行総数6000歩、大丈夫、まだ足腰は衰えていない。
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湖のさきにぼんやり浮かぶ山影は「矢筈山」と「遠笠山」
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一碧湖畔には鳥居が三つ。すべて一碧湖神社の鳥居だと思っていたが、どうやらそれぞれには小さな祠があるようだ。
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樹の下影の周遊路
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日本海側に回り込んだ台風9号は、敦賀に上陸後東よりに進路を変え、静岡県内に入ってからは熱帯低気圧となって県内各地に猛烈な雷と豪雨をもたらした。
当地でも耳を轟かす雷鳴とともに数度に及ぶ停電(短時間)を経験。慌てて、ADSLモデム、TV2台、PC2台の電源をそれぞれ抜きとり雷被害に備える。
降り注ぐ激しい雨脚に向かってカメラのシャッターを切ったら、大粒の雨がフラッシュに照らされて豪雨の凄まじさを一層際立たせた。
稲妻の閃光は瞬時なので、残念ながら撮影することはできなかった。
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(9/9 昨夜の雷はこのあたり一帯にかなりの電気器具の被害をもたらしたらしい。電話機や冷蔵庫など、電気店に来た客が多かったとか。)
9月4日(土)
今年の日本列島は観測史上最も暑い夏を過ごしてきた。そして、この暑さはこれからも暫く続くという。
高所に位置する伊豆高原の暑さは他所に比べればまだましだが、それでもこの記録的な暑さのため農作物はうまく育っていない。
9月に入ったら秋冬野菜の本格的な準備作業を開始しなければならないのだが、この炎天下で鍬をふるったりする重労働は特に高齢者には危険である。熱中症で倒れるくらいならまだしも、死亡する例が数多く報告されており、厳重警戒する必要があり、暫くは作業はほどほどにするほかあるまい。
この時期、やりたいこと、やらねばならないことは沢山あるが、自制せざるをえない。
暑さを避け早朝に頑張って8月適期の菜類の種を10日ほど前に蒔いてみたが、いまになっても発芽していない。これは時期を遅らせて再度種蒔きをしなければなるまい。目下なんとか育っているのは大根、人参、そして今年3代目の胡瓜苗である。
それに頂戴したブロッコリー苗と株分けしたレモングラス、これは期待が持てそう。
そんな「IKOI農場」の状態だが、今日は久しぶりに「IKOI農場」に集まり、短時間の作業を終えたあと「西瓜の試食会」となった。
それぞれの家庭菜園で育った西瓜も持ち寄って奥さん方を加え、隼人瓜の茂りが作り出した葉影の下で西瓜の味比べ。
西瓜にはこの暑さがよかったようでいずれも上等の出来であった。
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昨日に引き続き画像処理のフリーソフトPicasa3を使うのが面白く、画像処理にはまっている。
パソコンの世界では理屈より先に手を出す、つまりヘルプなどで勉強するより先ずやってみることが必要なようである。
やってみてあれこれ失敗を繰り返しながら、やりたいことになんとか恰好がついた段階で改めてヘルプなどを読み細部の勉強をするのがいいようだ。
コラージュがなんとかできるようになったので、今日は写真に文字を入れるテキスト編集とレタッチ(画像の修正)という新しい作業に取り組んだ。
取り敢えずの素材として古いアルバムから家内の高校時代の写真をスキャナーでパソコンに取り込み、Picasaの「リタッチ」という技法を使って写真にある大きな傷をきれいに除去することに成功した。
少し時間はかかったが、作業自体は意外に簡単だった。
Picasa3 なかなか優れたソフトである。これからも愛用したい。
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今の家内は「みかけ御免」を称しているが、高校生時代にはそれなりに可愛かったのだと改めて思った次第。
8月30日(月)
9月に入り、急速に秋の訪れを身近に感ずるようになった。
空には夏雲が消え、心を和ませるような爽やかな秋の雲が現れた。
東・西・南方向にみる空
「IKOI農場」にも秋の実りが……
「苦瓜(ゴーヤ)」は毎年緑色のものだが、今年ははじめて白いゴーヤも植えた。白いゴーヤは苦味が少ない。どちらがいいかは「好み」の問題。
当地では柑橘類がよく育つ。柚子、金柑、レモン、カボス、このほかIKOI農場にはスダチ、甘夏も植えられている。
茄子、西瓜、まくわ瓜、トマト(まだ青い)、西瓜とまくわ瓜には鳥除けのネットで覆っている。
(今回の画像はPicasaを使ってコラージュを作ってみた。まだ慣れないので画像の出来はよくないが、どんなことができるのか、をとりあえず確認するため。)