今冬は日本全土が異常気象で、北海道・東北・裏日本、さらに九州までもが記録的な豪雪の被害を受けているようだが、関東地区と静岡県だけはこれとは逆に年末から連日の快晴続き、空気は乾燥し寒さは厳しいが、陽光が絶えず降り注ぐ絶好の冬日和に恵まれてきた。
冬の間はやらねばならない農作業はほとんどないから、年が明けてからというもの冬とは思えない明るい陽射しに誘われて、頻繁に歩き回っている。
本年一月中にブログから歩いた箇所を拾い出し、列記してみた。
一月一〇日(月) 雪のち晴
大室山に隣接する岩室山頂の「シャボテン公園」の園内外を歩く。この日は「イトーの日」とかで伊東市民は入場料無料。夜来の雪が白銀となって園内を飾る。
一月一二日(火) 晴
城ケ崎海岸沿いに作られた「自然研究路」を歩く。全長は六㎞もあるので、その一部「いがいが根」から「とよ」までの往復。
一月一四日(金) 晴
家内が伊東市街のスーパーで買物中に一人で「渚橋」を中心にして海岸沿いの国道一三五号線舗道と浜辺を歩く。
一月一六日(日) 晴
小室山の頂上に登ったあと山麓にある遊歩道を一周する。滅多に見ることができない房総半島まで望める。
一月一九日(火)晴
近くの里山「池地区」を一人で一周する。かつての農村風景を髣髴させる場所は伊豆では珍しい。しかも勾配のない平坦な道も散歩には貴重である。
一月二一日(金)晴
「大室高原歩こう会」の新年宴会をかねた一月行事。三島大社を参詣後、源兵衛川の川中に設けられた遊歩道を歩き、「楽壽園」園内を一周する。
一月二二日(土)晴
稲取まで出掛け「花咲く丘」「浅間山」「触れ合いの森」を歩く予定だったが。時期的に工事場所が多くあまり歩けなかった。展望スポットのみ。
一月二三日(日)曇
近くの「さくらの里」公園を早咲きの桜を求めて一人で歩く。三波川冬桜・十月桜がわずかに咲いていただけ。
一月二五日(火)晴
下田御用邸近くから爪木崎の水仙群生地を一巡したあと、下田の安政年間米国領事館だった玉泉寺から「ハリスの小径」を歩く。水仙は最盛期。
一月三〇日(日)晴
達磨山登山後、伊豆海岸の秀麗な富士を眺めながら御浜崎・大瀬崎に車を走らせ、それぞれの岬を一巡する。
なんと、一月間のうち「歩き」が一〇回を数える。三日に一日の割合でウオーキングやトレッキングを行ったことになる。
ウオーキングの季節とは到底いえない厳冬のこの時期、こんなに歩いたことはかつてないことである。
これは少々「キチガイ」じみているのかもしれない。
伊豆では若い人が一人で黙々とウオーキングやトレッキングに励んでいるのによく行き逢う。こういう人はよほど「歩くこと」自体が好きなのであろう。
でも私は連れ立って歩くのが好きだ。おしゃべりしながら歩く方がはるかに楽しい。幸い一緒に歩いてくれる若いお仲間がいてくれるのはとても有難いことである。
そんなお蔭でこんな「歩き」になったともいえる。